【インド転職】キャリアストーリー#1「誰もが自分らしく生きられる社会に」

誰しも迷うキャリアの決断。ましてや転職してインドに行く決断をすることは簡単なことではないはずです。インド現地で活躍する方たちに、これまでのキャリアの分岐点や、インド行きを決断できた理由を語っていただきます。初回となる今日は、弊社RGF Select Indiaでキャリアアドバイザーとして活躍されている渡邉さんにインタビュー。キャリアアドバイザーとして大事にしている考えはどこから生まれてきたのか。これまでの仕事や生き方についてお話を伺いました。

経歴

渡邉 素子さん

 

RGF Select India  ジャパンデスク キャリアアドバイザー

 

愛知県瀬戸市生まれ。
経営学部卒業。大手英会話教室で教室長を1年半経験後、退社し、2022年10月にリクルートのインド展開ブランドRGF Select Indiaに入社。インドでキャリアアドバイザーとしてのキャリアをスタートさせる。

最近の趣味はインドの伝統品ブロックプリントの生地や刺繍リボンをテーラーに持っていき、バッグや小物を作ってもらうこと。


英会話の先生からインド就職へ

ー小さい頃はサプライズ好きで人見知りでもあった渡邉さん。そんな渡邉さんがはじめて海外に飛び出したのは、大学生1年生の時。オーストラリアに行き、ホストファミリーはなんとインド人家族だったそう。2年生の夏にはカナダ、そして3年生を休学してアメリカに語学留学。休学中にはその他にもベトナム、フィリピン、韓国にも旅行に行ったそう。その経験を活かし、新卒で英会話教室の教室長に。1年半務めたころ、インド転職を考えるようになったと言います。そこにはどのような経緯があったのでしょう。

 

 

「英会話教室があった場所が小さな田舎町だったこともあり、もう少しいろんな人と繋がって関わりたいと思うようになりました。それが転職活動をし始めた最初のきっかけです。最初は国内で転職を考えていましたが、弊社のキャリアアドバイザーの求人を見て、インド就職を考え始めました。大学1年生の時にいったオーストラリアで、インド人の家族がホストファミリーだったものあってちょっとした縁を感じたんです。また英会話教室の時から、人が挑戦することをサポートするのが好きでした。キャリアアドバイザーというお仕事では、大事な人生の選択をサポートするわけですから、もっと大きなフィールドで深くだれかの役に立つことができると思い、弊社のインド現地採用に応募しました。」

”怖かった”インド転職

ー無事に弊社での内定が決まった時、渡邉さんが感じたのはうれしいという感情だけではありませんでした。

 

「内定をいただいた後に、うれしいという気持ちと同時にとても怖くなりました。行ったこともないインドで本当に私やっていけるのかなと。インド面白そう!という気持ちで応募した反面、内定が決まった後は一気に不安が押し寄せました。その中で最後にインドに行く背中を押してくれたのは、友達の存在でした。大学時代に旅を広めることがコンセプトの会社に、ボランティアとして参加していました。その時の学生メンバーが今でも友達で、インド就職を私らしい選択だと言ってくれたんです。その後押しと共に、自分がインドでキャリアアドバイザーとして働くことがいつか誰かの背中を押すかもしれない、と思い最終的に決断できました。」

 

 

ーそれから渡邉さんがインドに来てからもうすぐ11か月が経とうとしています。実際に来てみると、渡邉さんの中でインド=なんか怖いというイメージはがらっと変わったと言います。

 

 

「日本にいると、インドといえばガンジス川、一年中暑い、変な病気にかかりそうなど、ネガティブなイメージを持ちがちです。ですが実際来て生活してみると、思っているより10倍住みやすかった。知らなかったポジティブな面もたくさん見えてきました。食事面では、イタリアンや韓国料理だけでなく日本食レストランありますし、交通面ではメトロがあり、車内は綺麗ですし女性専用車両もあってとても快適です。また日本より進んでいると思うのは、デリバリーが発達している点です。日本ではデリバリーするものとして外食が主流だと思います。インドでは外食はもちろん、野菜や果物、生活用品、薬も簡単にデリバリーすることができるんです。国民性でいうと、フレンドリーな人が多いという印象です。目が合うと知らない人でもにこにこしてくれる人が多いです。ひとたび観光地に行くと、商売柄少々しつこめの方が多いですが(笑)」

 

成長市場のインドをキャリアの通過点に

ー現在キャリアアドバイザーとして、日々、海外に挑戦しようとしている日本人の背中を押している渡邉さん。インド就職を考えている方にはどのような想いで向き合っているのでしょうか。

 

「インド就職に少しでも興味を持っている方に、より鮮明にインドの魅力を届けられたらと思っています。インドがここ数十年で急成長していることが日本でも報道されている影響もあってか、ちょっとずつインド就職を視野に入れている人は増えてきていますですが、現地の日系企業からの採用の需要は高いのに、まだまだ日本からの人材は足りていません。特に若手人材はインドで非常に強く求められています。キャリアアドバイスの中では、その人自身も気づいていない、インドで輝けるきらっとした強みを見つけられるように意識しています。」

 

 

ー日本貿易機関(ジェトロ)によると、2021年時点のインド進出日系企業社数は、1,439社。調査開始の2006年は267社だったため、この15年で日系企業の数は5倍以上になったことになります。また2022年度に実施した「海外進出日系企業実態調査」において、今後1~2年の事業展開の方向性に関する設問では、在インド日系企業の72.5%が「拡大」と回答しました。日本にとってもインドが有力市場になる中、’今’日本人がインドで働く魅力は数多くあります。

 

「第一に圧倒的に成長できる環境だということです。在インド日系企業でも進出したばかりの拠点が多いため、少ないメンバーで回すことになります。自然と、若くても仕事の裁量が大きくなりやすいです。またマネジメント層のすぐ傍で働けることも魅力の一つですね。日本にいる時より昇進のスピードが速い企業も多いです。自分の希少性を高めたい、成長のためによりハードシップな環境で働きたいという人に、是非インドをおすすめしたいです。実際にインド就職を決める方も、キャリア成長のために’通過点’としてインドを選ぶ方が多い印象です。

 

誰もが自分らしく生きられる社会に

ー「見たことのないものを見てみたい」という好奇心から大学時代に初めて海外に飛び込み、今では海外就職を考えている日本人を応援する立場の渡邉さん。それでもかつては人の目を気にしがちだったといいます。そんな渡邉さんがインド就職を考えている方に送りたいメッセージとは。

 

「王道の道から外れたっていいと思います。私自身もインド就職はもちろん、大学を一年休学して海外に行くなど、一般的なルートから外れる決断をするときはすごく怖かったです。でもみんなと違う道を選んで後悔は全くありません。むしろユニークで面白い人生を送れていると思っています(笑)だからこそ、少しでも海外就職に興味があって悩んでいる人には、自分らしい決断をしてほしい、と心から思います。私の好きな言葉の一つに、『意味なく群れるよりも、意志のある孤立を。』というものがあります。インドで就職することは、確かに周りの人と異なる決断かもしれない。でもその決断にきっと意味があったと思える日がいつか来ると思います。誰もが自分らしく生きられたら素敵ですね。」

 

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