街中がピンク一色?インド旅行って実際危ないの? ~魅惑のジャイプール一人旅~
みなさんनमस्ते (ナマステ)!
RGFインド、インターンシップ生の田中です。
10/19,20がディワリというインドのお祭り期間で休日だったので、土日と合わせて2泊3日でジャイプール観光をしてきました。
「ジャイプールってどんな街?」「インドの一人旅って危険じゃないの?」と疑問に思っていらっしゃる方も多いと思います。
なので今回のレポートでは、リアルなインド旅行を知っていただくために、ジャイプール旅行の魅力に加えて、インド旅行のトラブルあるあるについてもお伝えしていきたいと思います(笑)
この記事を読めば、まだインドに来たことのないアナタもインド旅行スキルが上がるはず??
(観光名所のレポートのみご覧になりたい方は、2日目からどうぞ…)
Contents
まず、ジャイプールってどんな街?
デリーの南西約260kmに位置する街です。(インド全体で見ると、かなり近い!!深夜だと、バスで4時間くらい。)
約10kmの赤い城壁に囲まれていて、別名「ピンク・シティー」と呼ばれています。
1876年にイギリスのヴィクトリア女王の息子であるアルバート王子がこの地を訪れ、その際に市街の建物をピンク色塗るように指示したそう。それがきっかけで、伝統的に建物にピンク色の塗装が施されるようになり、現在でも「ピンク・シティー」と呼ばれる景観を作っています。現在も王族の一家は旧市街の中心にある「シティ・パレス」に居住しているようです。。。
1日目 グルガオン発→ジャイプール着
インドの交通機関は適当??
今回の一人旅はバスで目的地に向かう予定だったので、ひとまずバス停に向かいます。
指定されたBoarding Pointは、
「Ganpati wine shop, nr. Zaika restaurant, iffco chowk」
場所は住んでいるところから近いのですが、、地図で確認すると、、、
「(・・・どっち?)」
この地図では分からないのですが、Zaikaとwine shopの間には柵があって、簡単に行き来はできないようになっています。
「とりあえず大通り沿いだし、Zaika Restaurantに向かおう。乗れなかったら、もうジャイプルには行かずにデリーの適当なゲストハウスに行ってゴロゴロしよう。。。」
そう心に決めて、目的地に向かう田中。
インドあるある① バスの乗り場がよくわからない
時刻は16:25になったのですが、バスは来ません。
近くにいる女性2人組にバスの予約表を見せて、場所が合っているかを確認してみます。
「場所は多分合っているけど、来てないね~」ということで、
ヒンディー語を話せない田中の代わりに電話をかけてくれました。
①バスは遅延している
②とりあえず現在立っている場所にバスが来て田中をピックしてくれる
とのことで、なんとかバスに乗り込むことに成功。
インドあるある② バスや列車は基本的に時間通りに来ない
バスに限らず、鉄道などインドの交通機関は時間通りにこないことが多いです。
遅延もしばしば。
時間に余裕のない方は、飛行機で移動することをオススメします!
本当に困ったら、近くにいるインド人に助けを求めましょう!
結局、どこから乗るのが正解だったのかは分からぬままバスに乗り、ジャイプールへと向かいました。
ジャイプール到着!
インド全体がディワリムードになっていたので、ジャイプールの市内に入ったあたりから、爆発音が聞こえていましたが、、、
街中で花火、日本じゃありえない!
インド人はとにかく、爆竹を鳴らしたり花火を打ち上げまくっています。
(ディワリ後の大気汚染が半端じゃないので、今年は花火の販売に規制がかかったほど…)
イルミネーションの写真を撮って、
ゲストハウスまで歩いてる途中、、、
「ニーハオ!!」
とバイクに乗った3人組に声をかけられます。
「あいむJapnese!」
と返すと、わざわざUターン。
インドではよくあることです。
田中は(多分日本人は)たくさん声をかけられます。
「お姉ちゃんが日本人と結婚したから、俺日本語しゃべれるんだぜ!」
と喋り出すハリー君(白シャツ)。
「ナンデダロ~ナンデダロ~」「ソンナノカンケイネェ~」
と古い芸人の物まねを披露されるも退屈になってきたので、
「ゲストハウスに行って寝るよ~」とその場を立ち去ろうとします。
「ナンデ?ナンデ?」と行く手を阻む彼。
「明日会おうよ!」とうるさいので、電話番号だけ教えてバイバイしました。
(次の日、彼の家に招かれたので興味本位で行ってみたのですが、彼のパパに高級シルクを売りつけられ逃げ出しました...)
インドあるある③ 日本人はインド人によく絡まれる
街中で花火??
ゲストハウスに到着し、することもないので屋上へ。
街中で花火が上がりまくっているので、バックパッカーの欧米人など多くの人が外を眺めています。
(正直花火自体はしょぼいです。)
屋上も少々ロマンチックに装飾してありました。
バスの長時間移動で疲れもたまっていたので、
他の観光者としばらく話してから眠りにつきます。。。
2日目 ノープロブレムおじさんと愉快な旅??
観光1箇所目は・・・
目が覚めるとAM7:00
部屋にいてもすることはないので、とりあえず屋上に行きます。
昨夜のお祭り騒ぎとは打って変わって、朝は静かでした。
ディワリの後とはいえ、ジャイプールの空気は澄んでいます。
遠くのナハーガーフォートもよく見えます(….今回は行きませんでしたが)
初めに向かったのは、、、
「シティパレス」
ジャイプール旧市街の中心にある建造物で、18世紀にマハラジャ(藩王)によって作られました。
今現在もマハラジャの子孫が住んでいるみたいです。
入り口はこんな感じ
鮮やかなピンク色で塗装されていて、かなり綺麗です。
こちらは世界一大きいツボらしいです。
何に使うの?って感じですね。
建物の中もピンク(というよりちょっと茶色?)です。うっとりしてしまいますね~
シティパレスの中にはお土産屋さんが立ち並んでいるのですが、Tシャツを売っているお兄さんに半ば強引に店内に押し込まれました。
インドあるある④ 「見るだけだけでいいから」いって店内に引き込む店員が多い
ラクダがプリントされたTシャツを激推ししてくるお兄さん。
初めに提案された金額は500ルピー(日本円900円弱)
日本の感覚だと安いかもしれないのですが、高い高い。
学生だからお金ない!と言って店を立ち去ります。
後ろから
「400...! 300...!」
どんどんディスカウントの掛け声が…
「250...! 200...!(まだ高いな…)」
シカトして歩き続けます。
「150...! (お?) 100!」
店に戻る田中(笑)
結果、100ルピーでラクダがプリントされたTシャツをお買い上げ。
このやりとりが楽しいんです。
(日本円で180円弱。1回洗濯しただけで色落ちが激しかった…笑)
値下げしてくれないときは、「店を立ち去るフリ」有効です。
オートリキシャとの値段交渉でもつかえます!
一通り観光が終わったので、外に出ると、また男の子に声をかけられたのでパシャリ。
(めっちゃ汗かいてるのは気にしないでください笑。ジャイプール、暑いんです、)
田中、インド人男子によくモテます。
(旅中に出会ったインド人曰く、髪が長めなので、ゲイに見えるらしい…笑)
いざ、アンベール城へ・・・?
お次はアンベール城に向かいます。
田中は風景が大好きなので、城から見える景色を楽しみにしていました。アンベール城には期待大です。
市内からは少し離れているので、オートリキシャで向かいます。(市内から500ルピー)
ドライバーを見つけたので、アンベール城に向かう途中に湖に浮かんでいる宮殿(水の宮殿)に寄ってからアンベール城に連れてって~と伝えます。
リキシャのおじさん。
このおじさん、英語も聞き取りづらいし、何を言っても返答がほぼ「ノープロブレム」
ちょっと不安なので、位置情報を確認しながら進みます。
(左上のマークしてあるところがアンベール城、青い点が現在位置。水の宮殿は左下の湖に浮かんでいます)
ん?
アンベール城に向かう1本道とは違う道を進むノンプロおじさん。
仮に回り道の方が早いとしても、水の宮殿には行けない…
「この道違うよね?」
と聞いても、返答はやはり
「ノープロブレム!」
「(アンベール城に着けるならいいや…水の宮殿は帰りに寄ろう。)」
ん?
完全にアンベール城とは関係のない道に入りました。
もう一度「道違うよね?」と聞くと、
「近くにElephant villageがあるから、そこでwild elephantを見せてあげるよ」
とニコニコ答えます。
「俺はお金なんていらない、君にジャイプールを楽しんでもらいたいんだ!」
と言うので、「頼んでないぞ~?」と思いつつ、500ルピー以上は払わないよ~と約束をして連れて行ってもらいます。
入場ゲートに着きましたが、ゲートのお兄さんとノンプロおじさんが口論を始めます。
どうやら入場料がかかるらしい。おじさんは「ちょっと見るだけだから!」と反論をしますが、ゲートのお兄さんは許してくれません。
結局300ルピーを支払って入場。苦笑いするノンプロおじさん。
想像通り、野生の象がたくさんいました。
施設内は象の糞があちこちに落ちています。
Elephant Villageにはもちろんたくさんの野生の象がいるのですが、1000ルピー払うと乗ることができるようです。
「楽しいでしょ?来てよかっただろ?」と何回も聞いてくるノンプロおじさんに
ニコニコ返事をしながらメインのアンベール城に向かいます。。
絶景!アンベール城
帰りも500ルピーで家に帰してくれるそうなので、ノンプロおじさんを駐車場に待機させて一人で観光に向かいます。
アンベール城はラージプート族という民族のマハラジャが16世紀に築城したもので、異民族の侵入を防ぐ城砦の役割を果たしていたそうです。
世界遺産としても登録されています。ジャイプールに来たら絶対に行くべきスポット!
アンベール城は頂上までの階段が長いです。
像のタクシー(?)に乗って頂上に向かうことができるらしいので、お金と時間に余裕のある方は是非乗ってみてはいかがでしょうか。
階段を上っていると、目の前から見覚えのある男がニコニコしながら駆け寄ってきます。
サングラスを外していますが、シティパレスで出会った男の子とまさかの再会。
お友達が多すぎてびっくりしましたが、しばらく話して、電話番号だけ教えてバイバイしました。
(その日から1日に何度も電話がかかってくるようになって対応しきれなくなったので、日本に帰ったことにして連絡を絶ってしまいましたが…笑)
いざ頂上へ!
眺めがとっても良いんです。
風景好きの田中は大満足。
ジャイプルの街を見渡すことができます。
景色以外にも、複雑なお城の中を隅々まで探検することができるので、とっても楽しいです。
お次は水の宮殿に向かいます。
オートリキシャに戻ると、、、、
ノンプロおじさんからサングラスをもらいました(笑)
(ディワリ期間だったので、ディワリギフトとしてくれたみたいです)
普段日本ではサングラスなんてかけないのですが、とりあえず移動中はかけて過ごします。絶対似合ってないのですが、、、
あとでお金を高く請求されるんだろうなぁと思いつつ、水の宮殿へと向かいます。
水に浮かぶ宮殿? ジャルマハル
目的地が近づくと、大きな湖が見えてきました。
ノンプロおじさんには再び待機してもらって湖に近づきます。
水の宮殿、いい感じですね。
乾季に来ると、水が引いて残念な光景しか見れないそうなので、訪れる時期には気を付けてください。
マハラジャがシティパレスを作った後に、夏用の宮殿として人工湖を作り、その中に立てたそうです。外からみた宮殿はとても幻想的で素敵。
どうやら夏は水の上で生活して、涼しく生活を送っていたみたいですね。
近くの道路にはラクダがいました。乗ってアンベール城に向かうこともできるみたいですよ!かなりの時間がかかりそうですが、、、
回る予定だった観光地はすべて回り終えたので、ゲストハウスに戻ります。
ノンプロおじさんには案の定、500ルピー以上の金額を請求されました。
「ElephantVillage連れてったろ?ディワリギフトあげたろ?」とちょっと険しい顔をして言ってくるので、少し多めに渡してバイバイしました。。。長時間一緒に行動したわりには、最後の後味が悪く、なんだか悲しかったです。。。
インドあるある⑤ インド人の過剰な優しさの裏には、下心があることが多い
観光客にとってはあるあるですね。観光地に行った際はみなさんもお気をつけください!
ただ、優しいインド人もいっぱいいますよ!
3日目 風の宮殿、ピンクシティ
最終日は2日目に通り過ぎてしまった風の宮殿の観光と、
近くのお土産屋さんに買い物をしに行くことにしました。
ゲストハウスからリキシャに乗って10分ほど、ピンクシティの入り口(?)が見えてきます。
建物がピンクに塗装されており、女子ウケしそうな街!
ジャイプールは全体的にピンク色の建物が多いのですが、ピンクシティーのゲートを通るとすべての建物がピンクに塗装されています。
ハワー・マハル 到着!
風の宮殿到着。正式名称は「ハワー・マハル」です。
外の通りから見たこの部分が、一番有名ですかね。
ハワー・マハルは昨日行ったシティ・パレスの一部なのですが、5階建ての建造物のあちこちに小窓がついていて、その数はなんと953個!
昔、宮廷の女性たちが自分たちの姿を見られることなく、小窓から覗いて街の様子を楽しんでいたようです。
小窓のおかげで風通しがよい構造になっているため、風という意味の「हवा ハワー」から名をとって、ハワー・マハルというそう。
宮廷の女性たちのように、小窓から街の様子を楽しんでみました(笑)
アンベール城も見渡せます。
ジャイプールの中心地にあるハワーマハルから周りを見渡すと、ジャイプルという街が丘に囲まれていることを改めて感じます。
ハワー・マハルからの景色を楽しんだ後は、ピンク・シティーのお土産屋さんをふらつきました。
色々なお店があるので、とってもオススメです!値切り交渉を適度に楽しんでみてください!!
強引な方もたまにはいますが、、、
田中は高額なレモンティーを購入するハメになりました。
95ルピー(170円くらい)、めっちゃ高額。
(「Specialなレモンティーだから!」と言われしぶしぶ購入しましたが、Nestleの粉末をがっつり使っているのを見てしまいました。。。笑)
でもお兄さんが面白かったので、OK!
ピンクシティーで買い物を終えたあとは、
ゲストハウスに戻ってゆったりして、
夜行バスでグルガオンに帰りました。。。
少し高めの800ルピーのバスに乗って、スリーパーシートで帰宅。。。楽しかった一人旅でした。
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以上で、田中のジャイプール一人旅レポートは終了となります。
ジャイプールの魅力、インド旅行の雰囲気は伝わりましたでしょうか?
載せた内容以外にもたくさんのトラブルがあったのですが(ここには書けないようなトラブルも笑)、皆様はお気を付けください。
ただ、少しインド人の誘いに乗ってみるのも、いい思い出になると思います!
田中は話のネタ作りにいいかな~思いながら最低限の注意を払った上でついていくタイプ(去年インドに来た際は一眼レフを盗まれましたが…)です。
単に観光を楽しむだけでも十分楽しいですが、現地の雰囲気を存分に味わうこと、現地の人とのコミュニケーションを楽しむことがインド旅行の醍醐味だと思いますよ!!
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