インドネシアの交通機関と注意点

ジャカルタの道路事情


 ■ジャカルタは世界一交通渋滞が激しいと言われるほど、慢性的な交通渋滞が起こっています。 

客先訪問等アポイントがある場合は、時間に十分余裕を持って行動する必要があります。

 どの道も非常に交通量が多く、車の間を縫うようにバイクが走っているため、道路脇を歩いたり、横断することは危険です。 

日本人の場合は、ごく近い場所へ行くにも専用自動車やタクシーを利用することが多くなるでしょう。 


また、在インドネシア日本国大使館からも、

防犯上の理由から、徒歩移動は出来るだけ避け、信頼できる車での移動を呼びかけています。


 ■3in1(スリー・イン・ワン) ジャカルタの渋滞の緩和を目的としてできた制度。 

平日の朝7時~10時、夕方4時半~7時に、ジャカルタ市内の規制された通りを通る際に、ドライバーを含め最低3名以上乗車が必要。

3名以下の乗車が見つかった場合は警察に罰金を払わないといけない。  ただし、タクシーは対象外。 



 ■日本人向け交通機関 

日本人含め、外国人が移動する場合は治安・安全の問題上、専用自動車かタクシーに乗るのが一般的。

 【専用自動車】

 安全リスクの観点から日本人の通勤手段の大半は専用自動車(運転手付き)となるケースがほとんどです。

(ただし、業務時間外で使う場合は、自己負担になることがあるため、契約時に確認が必要です。)

 

【タクシー】

 タクシー強盗など悪質なトラブルも起こっていますので、

安全なタクシーを選択して乗車するように心がけましょう。


以下に、一般的に日本人が使っている安全なタクシーをご紹介します。


 ① 一番安全なタクシー 

 Gold Bird/Silver Bird

黒塗りの高級車で、高級ホテルのロビーもしくは、電話で呼ぶ必要がある。

②安全なタクシー

 Blue Bird

 インドネシア在住外国人に人気No1のタクシー。

 女性が一人で乗車しても問題ないと言われている。

 初乗りは日本円にして約80円。30分程度の距離を移動しても250円程度と割安。

 

③ 比較的安全なタクシー  

 Express(白色)/Gamya(緑色)/Taxiku(黄色)のタクシー     


安全なタクシーを紹介しましたが、

これらのタクシーに似せたタクシーがあるため注意が必要です。


また、空港やショッピングモールで、

運転手が客引きするタクシーは危険なので、乗らないようにして下さい。


 ■その他交通機関 

以下にその他の主な交通機関を紹介いたします。     

 1. 路線バス(トランスジャカルタ) 

 ジャカルタのひどい渋滞の緩和を目的に2004年に導入されたシステム。

大通りの一車線がバス専用車線となっているため、渋滞時やタクシーが捕まらないときに非常に便利。

車内にも警備員がいるため、通常のバスよりも安心感があり、スリの被害も少ない。

何よりも時間の節約になる為、インドネシア人はもちろん、外国人の利用も多い。

運賃は距離に関わらず40円程度。


2. 公共バス 

市内の様々な場所で見られる、冷房も無くドアが開けっぱなしの古いバスです。

乗車賃は日本円で28円程度と非常に安いですが、路線を急に変更したり、

インドネシア人でもスリの被害に合うなどリスクが高く乗車する日本人は滅多にいません。 


3. 鉄道  

ジャカルタ北部のコタ駅と、ジャカルタ中心部のガンビル駅など各所に駅があります。

郊外向けに路線が走っており、最近居住者が増えている郊外在住のインドネシア人の通勤手段となっています。


4. バジャイ    

 オートバイを車にしたような乗り物で、2~3人乗りの三輪自動車。

タクシーよりも料金は安いが、料金は交渉制で、外国人の場合は高い値段を言われるケースが多いので注意が必要です。


5. オジェック 

軽オートバイによるタクシーでいわゆるバイクタクシーです。こちらも交渉制です。

渋滞回避に便利な乗り物ですが、事故が多く注意して乗車する必要があります。


安全な移動手段を見極めて、悪質なトラブルや事故に遭わないよう注意してください。


※上記の記事は、取材時点(2017年02月末)の情報を元に作成しております。

現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。


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