観光だけじゃない!ダナンってどんな場所?
近年、観光地として一気に注目を浴びたダナン。
じつは、観光だけじゃなくビジネス面でも、世界から注目されています。
今回は、ダナン在住3年目になる友人Mのインタビューとともに、
海外で働くこと、ダナンでの生活について、生の声をお届けします!
ダナンってどんなところ?

ダナンは、ベトナム中部の中心地であり、ホーチミン、ハノイに次ぐ第三の都市です。
また、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマ ーの4ヶ国を東西に結ぶ、
陸上交通路「東西経済回廊」の東の玄関口でもあり、
インドシナ半島全体にとっても重要な経済都市となっています。
2014年には、ダナン〜日本の直行便が就航し、日本からのアクセスも容易になりました。
同年の2014 年には、
旅行情報サイトトリップアドバイザーの「10 destinations on the rise」で1 位を獲得。
各種メディアで特集され、知名度を一気にあげました。
旅行番組などで、目にした事もあるのではないでしょうか?
観光地としてのダナンの魅力は、ビーチ沿いの高級リゾートホテルだけに留まらず、
周辺の世界遺産(ホイアン、フエ)へのアクセスの良さにもあります。
最新の高級リゾートを満喫するだけでなく、
歴史的な建造物や街並みを探索することができ、世界中の人を魅了しています。
(ランタンの街としても有名なホイアン)

(カラフルな古い街並が残るホイアン)

観光都市として急速に発展してきたダナンですが、
近年では、観光の他にも『 IT 』を重点産業と位置付けて、
「ベトナムのシリコンバレー」を目指すべく都市開発を行っています。
海と山の自然に恵まれた環境を守りつつ、
環境に優しい都市開発目指す「エコ・テク(Eco-Tech)地域の実現」を宣言しており、
都市開発のモデルとして、国内外から注目を集めています。
また、ベトナムが議長国を務める、2017年のAPEC首脳会議ではダナンが開催地に選ばれ、
国際空港のターミナルの増強や高級ホテルの建設など、
インフラの整備が急ピッチで進んでいます。
Appleがダナンに進出!? IT都市として発展を続けるダナン

ダナンは、IT企業誘致にも力を入れており、
IT系企業が集まるソフトウェアパークやハイテクパークが運営され、
現在でも新たな施設の建設や計画が進んでいます。
少し前の東南アジアには、
Wi-Fiなどの通信環境が整っていないイメージが、ある方もいるのではないでしょうか?
近年のスマートフォンの普及により、通信環境はかなり整備されており、
特に「ベトナムのシリコンバレー」を目指しているダナンの通信環境は、日本を上回っていると言えます。
市内には、誰でも利用可能な数百ものアクセスポイントが設置され、
ほとんどの飲食店やホテルでは、無料のWi-Fiサービスが行われています。
こうした通信環境は、IT関係者だけでなく、ダナン市民にとっても欠かせないものとなっています。
IT都市として発展を続けているダナンは、
日本からもIT企業の進出が相次いでおり、オフショア開発先としても人気を集めています。
また、2016年8月の日経電子版では、
Appleがダナンにベトナム初の開発拠点を進出する計画について報じており、
ますますの発展が期待されています。
ダナン在住3年目 友人Mに突撃インタビュー【生活編】
学生時代の友人Mが、ダナンで働いているのでインタビューしてみました。
記:早速だけど、ダナンの生活について聞かせて〜!
ダナンでの生活はいつから?
M:2014年の5月から住み始めて、丸2年が経ったね。
記:住んでみて、驚いた事とかある?
M:いっぱいあるけど笑 慣れちゃったな〜。
あ、物流が弱い。荷物を届けてもらう時や送る時は要注意だね。
1つの会社が、最初から最後まで運んでくれたらいいんだけど、
「このエリアまでは、この会社。」「ここから先はバイクタクシーのおじさん。」
みたいな感じなんだよね。
だから、届かないのが当たり前笑
ハノイ・ホーチミンはしっかりしてきたんだけど、
それ以外の地域は届かない可能性があるから要注意。
必ず届けたい時は、EMSとか高いけど追跡出来るもので送るのが大事だね。
記:届かない時はどうするの?
M:届かない時は諦める笑 問い合わせ先がないから、どうしようもない笑
記:すごいね笑 お水はどうしてる?
M:飲み水は、全部ミネラルウォーター使ってる。1ガロン100円位で安いしね。
現地の人でも、生水は飲まないね。
水道水を沸騰させてから飲むか、ミネラルウォーター飲んでるかな。
でも、水道水に変な色や匂いはなくて、シャワーや洗濯に普通に使ってるよ。
記:普段の買い物はどうしてる?
M:スーパーマーケットとローカルな市場の両方を使ってる。
現地の人は、市場で買う人が多いね。圧倒的に安いし。
スーパーマーケットは、外国人向けの位置付け。
食の安全や自然派志向は、まだ浸透していなくて、
オーガニックの野菜は、そこまで普及していないかな。
でも、全くないわけではなくて、専門店に行けば買う事は出来るよ。
記:やっぱり市場の野菜は新鮮?
M:それは、ベトナム人でも見解が分かれるところなんだよね〜笑
スーパーだとちゃんと日付で管理してるから、新しいのと古いのが分かるけど、
市場だと、いつのものか分からないからね。自分の目を信用して買うしかない。
でも、自分の感覚だと市場の方が新鮮かな。

記:日本の食品とかって手に入る?
M:高いけど、何でも手に入るよ。納豆とかも。
最近は、日本人向けのスーパーも増えてきたし。
でも、高い。日本の3〜4倍はするね。
完全に嗜好品って感じ。
カップラーメンでも、400円くらいするんだけど、
街のラーメン屋さんに行けば、普通のラーメンが350円で食べれちゃう。
記:やっぱりベトナムは物価が安いね。家賃はどう?
M:どんな家に住むかによってかなり変わってきちゃうね。
駐在員の人は、サービスアパートメントに住む事が多いけど、
自分は、現地採用だから、外国人が居住可能な集合住宅に住んでるよ。
今住んでる家は、50平米2LDKで家賃は3万円。
記:50平米で3万円!? 安いっ!!!! 住み心地はどう?
M:外国人が住むには特別な許可が必要だから、現地の人よりは高くなるんだけどね。
住み心地は良いよ〜。部屋も広くて快適だし。
ただ、バスタブがないのが残念。ベトナムはシャワーだけの文化だから、
バスタブがある家はかなり少ないんだよね。でも、それ以外は満足♪
(ダナンの住宅地)

記:普段の移動はどうしてる?
M:市内は、バイクかバイクタクシーでの移動がメインだね。
バスやタクシーもあるけど、電車はない。
数も多いし、移動しやすいから、バイクが多いね。
記:たしかに。バイクの数凄いよね。
噂には聞いてたけど、実際に見るとやっぱり凄い迫力!
M:でも、交通事故が本当に多いから、気を付けて。
週に1度は、事故現場を見てるかな。
特に年末年始は、飲み会が多くて、ベトナム人の飲酒運転が増えるんだよね。
しかも、「一方通行でも、ゆっくりであれば走ってOK」のローカルルールもあるし。
あと、観光地なのもあって、レンタルバイクで移動してる観光客も多いね。
パスポートの提示だけで借りることが出来るから、安全とは言えないね。

記:なるほど。それは危ないね。気を付けなきゃ。
ちなみに、ダナン以外の都市に行ったりはする?
M:するよ〜。せっかくベトナム中部のダナンに住んでるしね。
記:その時は何を使って移動するの?
M:ベトナム国内の移動は、LCCを使うのが安くて便利だね。
ベトナムの南北を繋げる鉄道もあるけど、時間も掛かるし運賃も安くないんだよね。
鉄道の運賃は、LCCの6割〜7割程度なんだけど、
ハノイ〜ホーチミンまで、特急でも30時間以上かかるし。
LCCの方が断然便利。

友人Mに突撃インタビュー【海外で働くこと編】
記:ダナンの人と働くにあたって、気を付けている事はある?
M:ダナンの人は、優しくて、しっかりしてるね。あと物事は、はっきり伝える文化な気がする。
日本人が、ぼかして伝えることが多いだけかもしれないけど。
仕事でも、お願いや提案型の伝え方じゃなくて、
「〜して」っていう命令型だとしっかりやってくれる。
「〜したら?」「〜した方が良いと思うんだけど」だと、相手の行動は変化しないんだよね。
あくまでも、こちらが思っていることを認識しただけ。
行動を変えてもらうためには、はっきりと言い切って、強く伝えることが大切かな。
記:なるほどね。
M:あとは、「勤務時間=仕事をしないといけない時間」ではない、って認識かな。
勤務時間でも、やる事がないと、スマホをいじったりしてるね。
記:それは、中国でもあるね笑
最後に、ダナンの魅力、海外で働くことの魅力などあれば教えて下さい。
M:自分は、ダナンで働いてみて、気持ちが穏やかになった。
満員電車で通勤しなくて良いし、日本にいた時よりもストレスなく働いてる。
もちろん、新しい環境や、違う文化と価値観の中で生活することは、
ストレスになることもあるけど、
ダナンは住みやすくて、今では外国というよりも、日本のような感覚。
自分にとって第二のホームタウンみたいな感じになってる。
自分自身、海外に全然興味がなくて、ずっと日本が良いなと思っていた位なんだけど、
出てみると、学ぶ事もあったし、日本の良い部分も改めて見えてくる事もあった。
やっぱり、来てみないと分からないと思う。
ダナンに限らず、海外で働くか迷っていたら、一度出てみたら良いと思う。
(友人Mおすすめのベトナム料理)

まとめ
観光地として、IT都市として、成長を続けるダナン。
海外生活に興味がなかった友人Mすらも虜にしています。
今後、ダナンでの求人情報も増えていく予定なので、お見逃しなく!

出典
・JICA ダナン都市計画 概要
http://gwweb.jica.go.jp/km/ProjectView.nsf/0/5bb8ffda566c9c11492575d1003555b4?OpenDocument
・JICA ベトナム社会主義共和国 ダナン市都市交通改善プロジェクト 詳細計画策定調査報告書
http://open_jicareport.jica.go.jp/710/710/710_123_12121950.html
・日経新聞 アップル、ベトナム初の開発拠点計画 中部に1000億円投資
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX05H25_V00C16A8FFE000/
・JETRO ビジュアルで見る世界の都市と消費市場 ダナンスタイル
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2017/32acf5c646e9de17/danang1.pdf
※上記の記事は、取材時点(2017年04月末)の情報を元に作成しております。
現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。
また、インタビューについては、あくまで個人的見解です。





