インド就職が注目される5つのキーワードとは? ~インド就職・生活の基礎のキ~
海外就職の中でもハードルが高いと思われている「インド」ではありますが、近年20代~30代を中心に初めての海外就職で「インド」を選択される方が増えています!
インド旅行・留学を通してインドに魅力を感じされた方はもちろん、インド滞在経験が全くない方でも仕事が決定し初めてインドに来られる方が増えているのです。
今回は海外就職の中でインドが近年注目される理由をまずは皆様に知っていただきたいと思います!
Contents
① 魅力的な成長マーケット
インドの魅力として1番目に挙げられるのは、何といっても国土・人口が日本・他のアジア諸国と比較しても圧倒的に規模が大きく、今後の成長が期待できる点だと思います。
インド基礎情報
(データ:世界銀行より)
2024年頃までに中国を抜き、世界一位の人口になると予想されているインドでは、近年GDP成長率が5-8%で推移しています。
IMF(国際通貨基金)の予測でも、GDP成長率は2017年に7.9%、2018年には7.7%の成長を見込んでおり、
このまま7%台の成長が継続されると、国の経済規模を表すGDPは2倍になると予測されています。
これに加えて購買力を持った中間所得層は、2020年には約6.2億人になると予想されており、
ポテンシャルのある消費拠点(マーケット)として世界中から注目を浴びています。
また地理的にも、アジア諸国・中東・アフリカにもアクセスが良い為に
世界各国との貿易を行う上でも日本よりもインドが世界の中心地になりやすいという利点もあります。
日系企業の進出数
そんな経済成長著しいインドには、外資系企業はもちろん日系企業の進出も年々伸びています。
(データ:外務省、日本国大使館及びJETRO)
日系企業の進出先としては、デリー・グルガオン、その周辺の工業団地を含む「デリー/NCR」と言われる北インドが一番多く、日本人の半数もこの北インドに集中していると言われています。
※デリー/NCRの様子は、弊社オフィシャルHPの下記記事を参照ください。
「インド就業のイメージが持てない方へ -インドのエリア紹介- 【デリー/グルガオン編】」
また上記はインドの主要都市ですが、都市ごとにビジネスの特徴が異なるだけではなく、気候、宗教、食生活、言語が異なります。
その為に一概に「インドで働く」と言っても、勤務地によりビジネス・生活環境は異なるのできちんとした情報収集が必要です!
日印の経済連携
近年の日印の外交関係は非常に良好であり、日印の経済連携を通して日系企業のインドビジネスの可能性がますます高まっています。
最近では2017年9月14日に安倍首相が、インドのモディ首相の故郷であるグジャラート州を訪問し、
日本式新幹線システムを導入した高速鉄道建設の起工式に出席しました。
★新幹線プロジェクトの様子は、内閣府広報室のyoutube動画をご覧ください。
この新幹線関連のプロジェクトでは、総事業費約1兆8000億円のうち、約1兆円越の円借款を日本側は約束しています。
これに伴い日系の開発コンサル、大手メーカーも大規模な新幹線プロジェクトを国内で受注しており大規模プロジェクトが稼働中です。
② グローバル人材として成長できる
グローバル人材ニーズの高まりから、海外の中でもインドのような新興国での経験・知識は、今後の長期的なキャリア形成においても圧倒的な武器となり得ます。
特にインド就業を通して、下記のスキルが日本や他国に比べて圧倒的に鍛えられる可能性が期待できます。
・英語力の向上
・仕事・生活面で何事も交渉が必要なので、異なる文化を持つ人との交渉力
・日本とは異なる生活環境に適応するストレスマネージメント能力
また営業職などの場合にはさらに下記経験も期待できます。
・英語での商談経験
・日本に比べて広範囲の地域や大手顧客を担当できる裁量権
・拠点やローカルスタッフのマネジメント経験
インドでは特に初回のアポイントから、現地法人の部長・社長クラスの方にお会いできる可能性が高い為に
日本ではなかなか出会えないようなお客様との人脈が構築できます。
③ 転職障壁が比較的低い
グローバル人材に必要なスキルを身に付けるには最適な環境のインドで働くことは、実はあまりハードルの高いことではありません。
特に弊社がご紹介している海外現地法人での直接雇用=「現地採用」という就業形態は、
自分で就業する国を選択でき、就業開始時期、就業期間も自分のキャリアプランに沿って選択できるために
海外就業経験を必ず身に付けたいと考える方には総合的にバランスのとれた働き方かと思います。
また他国と比べてインド就職が海外就職の「穴場」とも言える理由は下記があげられます。
★日常会話レベルの英語力からでも就業可能!
インドは英語が公用語でありながら、香港やシンガポールなどの英語がビジネスで使われるエリアと比較し転職がしやすい、という魅力があります。
求人についても異なりますが、日常会話レベルの英語力(TOEIC600点~)をお持ちの方ならば、様々なお仕事をご紹介可能です。
★未経験の業界、職種にチャレンジするなど、大きなキャリアチェンジも可能!
他国と比べてインドを希望する日本人の数はまだまだ全体数が少ないのが現状です・・・。
それに比べてインドでは日本では転職が難しい日系の大手企業から、未経験でも応募可能なポテンシャル採用の求人がオープンする可能性が高いです。
そのために経験業界・職種にあまり縛られることなく、新しい業界・職種にチャレンジすることも可能です。
また営業・経理・工場長経験をお持ちの方は、非常にニーズが高い為に転職活動を有利に進められる可能性が高いです。
★就労ビザが取得しやすい!
現在アジアでは中国、シンガポール、ベトナムなど各国で就労ビザ取得の基準が厳格化しています。
その一方インドはまだ学歴・就業経験・英語力による基準は特にない為に、就労ビザの取得のしやすさもメリットとなります。
※就労ビザの取得プロセスについては、弊社オフィシャルHPの下記記事を参照ください。
「最短3日で誰でも取得可能?! 2017年最新★インド就労ビザ情報」
④ ワークライフバランス
インドでは日本と物価が大きく異なる為に額面上は給与が日本より下回る可能性が高いですが、
最低給与の水準でも十分にワークバランスの取れた生活を送ることが可能です。
まず給与面についてですが、VISA取得基準となっている最低給与が他国に比べて比較的高い為(年収300万円程度。※参照インド人給与所得者平均給与年収約40万円)、
家賃・生活費を考慮しても貯金をしながら生活をすることが可能と言えます。
もちろん募集職種や経験次第では、VISA基準以上(約350万~600万円程)の給与の交渉を進めることも可能です。
上記に加えて、会社の業績や個人のパフォーマンスに応じて毎年の昇給や、営業の場合には営業インセンティブ・ボーナスが期待できます。
またインド自体があまり残業文化ではないことと、有給消化率も高い為に日本よりのワーク・ライフバランスを重視した就業も可能です。
スポーツについては、テニス・ソフトボール・バトミントン・水泳など各種日本人のスポーツサークルの活動が活発な為に、単身でインドに渡航してもすぐに他社の人との人脈が構築できるというメリットもあります。
またヨガの本場であるインドで、インド人からヨガを習ったり、ボリウッドやインド舞踊などのインドでしか経験できない趣味を見つける人もいます。
また土日や三連休などの休暇を利用して、インド国内の観光地に出かけてインドの多様性を楽しめるのもインド勤務ならではの魅力です。
⑤ 治安・安全面について
インドに対して「危険」なイメージを持っている方も多いですが、一人で夜歩きをしない、危険と言われているエリアには行かないなど、海外で守るべき基本的な安全対策を守っていればインドは安全に生活できる国です。
実際にインドの治安の悪さがネックとなり帰国を考えられる日本人はほとんど聞いたことがありません。
住居に関しては、インド到着後に不動産エージェントを通して1~2週間程で探すことができ、
女性であっても一人暮らしをしていて怖い思いをすることはほとんどありません。
※インドの住宅事情については、弊社オフィシャルHPの下記記事を参照ください。
「就業が決まったらどこに住む?誰でも分かるインド住居のいろは」
また通勤・プライベートの移動に関しては、基本的に車での移動か都市部ではメトロも充実してきている為に
安全に移動することが可能です。
※インドの交通事情については、弊社オフィシャルHPの下記記事を参照ください。
「【歩くのが嫌いな方必見】おでかけする時の移動手段って?そもそも安全?」
タクシー手配アプリがあれば、料金交渉なしでドライバーを手配できる為に移動も心配ありません。
最後に・・・・
最後まで読んでいただき、いかがでしたでしょうか・・・?
環境やビジネス文化の違いなどから、インドでの就労はかなりハードであるとも言われておりますが、その魅力的な市場だけでなく、文化、宗教、食生活など、他の国にはない魅力で溢れた国です。
他国ではなかなか培えない、このインドの地での多様性に富んだビジネス経験は、今後貴方にとってかけがえのないものになると考えております。
是非、少しでも興味をお持ちになられた方は弊社と一緒に実際の選考をお手伝いできればと存じますので、ご連絡お待ちしております!
【参考文献】
・日本経済新聞「2100年の世界人口は112億人、インドが首位 国連が予測
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H5H_R20C17A6FF2000/ (2017年6月22日)
・海外進出・海外ビジネスプラットフォームDigima「【2018年】インド経済の成長と今後の見通し完全版」
https://www.digima-japan.com/knowhow/india/5908.php (2018年1月3日)
・在インド日本国大使館・ジェトロ「インド進出日系企業リスト2017」
http://www.in.emb-japan.go.jp/Japanese/2017_co_list_jp_pr.pdf (2017年12月)
・外務省「インド基礎データ」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/data.html (2017年9月25日)
・東洋経済オンライン「インドが仏TVGを退け「新幹線」を選んだ背景
http://toyokeizai.net/articles/-/188385 (2017年9月16日)
RGF India
RGF Indiaでは皆様のインド就業を全面的にサポートできればと思い、仕事・生活情報を発信中です!
インド在住のコンサルタントとお電話・Skype等を通してざっくばらんに情報交換も可能ですので、
お気軽にご相談お待ちしております。