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香港で住むならどこに住む?【一人暮らしの実例編】

香港での家探し、どんな家に住んでいるのか、家賃はいくらか?など、
香港のリアルな住宅事情を写真とともに紹介します!


前回は、香港の住宅事情や各エリアの紹介など、
香港での家探しに必要な基礎知識をご紹介しました。

 

(前回の記事はこちらをCheck → 香港で住むならどこに住む?【エリア紹介編】 )
今回は、よりリアルな一人暮らしの実例をご紹介します。


香港での一人暮らし どんな家に住む? どうやって住む?

香港で家を探すとき、
まず思い浮かぶのが「賃貸契約」で家を借りる方法かと思います。
しかし、実際に香港に住む人に聞いてみると、3つの方法があることが分かります。

 

 ①普通にマンションを借りる。
 ②サービスアパートメントを借りる。
 ③シェアハウス、下宿で借りる。

 

<①普通にマンションを借りる>
これは、そのまま、普通のマンションを借りる方法です。
借りたい部屋を持つオーナーと、直接賃貸契約を結びます。

 

日本と違うのは、
香港では、各部屋にそれぞれオーナーがいるため、
同じ建物であっても、部屋によって
家具や内装、間取りや家賃など、条件が全く異なる点です。

 

気に入った立地や建物があれば、
同じ建物内で複数の部屋を見せてもらい、比較するのがオススメです。

 

直接賃貸契約を結ぶ方法では、
電気ガス水道、インターネットの契約や支払いなど、すべて自分でやる必要があります。
さらに、トラブル発生時には、オーナーと直接交渉し、解決する必要が出てきます。
(ちなみに、香港では水回り等、何か壊れるのは日常茶飯事です。)

 

また、一般的に賃貸契約は2年間で、
1年未満で退去する場合には、ペナルティー(1年分の賃料)が発生します。

 

住んでみて、やっぱり嫌だなーと思っても、
1年間は引っ越すのが難しいので、慎重に選ぶ必要があります。

 

<②サービスアパートメントを借りる>
サービスアパートメントとは、
管理会社が部屋をまとめて所有・管理している長期滞在型のホテルに近い物件です。
各種光熱費の契約や支払い、室内の清掃、リネン交換のサービスまで、
すべて家賃に含まれている場合がほとんどです。

 

社長が生活する高級ホテル並みの設備や環境の物件から、
現地採用の方が生活できるお手頃な物件まで、様々なタイプがあります。

 

香港に慣れるまでは、
サービスアパートメントで生活し、基盤作りをするのもオススメです。
契約期間は、ウィークリーやマンスリーなど、物件により様々です。

 

<③シェアハウス、下宿で借りる>
家賃が高い香港、シェアハウスや下宿という形も人気です。

 

広いマンションを複数人で借りることで、
高級マンションの良いところ(ジム等の設備や広いリビング)を共有しつつも、
割安な家賃で生活することが出来ます。

 

また、香港人や中国人の夫婦が生活するマンションで、
部屋が余っている場合に貸し出す、下宿方式もあります。

 

一人暮らしが不安な場合や、友人を作りたい場合などには良いですが、
どちらのパターンでも、他人との共同生活になるので、
シェアメイトとの相性や、トラブルには注意が必要です。


実際の一人暮らし どんなところに住んでるの?

香港での一人暮らしの概要が見えてきたところで、
ここでは、一人暮らしの実例を紹介します。

 

 

■立地と家賃
立地:旺角(MongKok)駅近くのサービスアパートメント
間取り:ワンルームのStudio Type
家賃:HKD7900 (約11万5千円)

 

金鐘にあるオフィスまでは、電車で10分乗り換えなしで到着。

 

■部屋の様子と暮らし方
ベッドやテレビ冷蔵庫などの家具付き。
電子レンジや電気ケトル、1口コンロ、お皿なども付いており、
着いたその日から生活が可能。

 

室内にトイレとシャワールームあり。

 

ベッドは収納式。

 

使わない時に収納すれば、部屋を広く使うことが出来る。

 

しかし、収納したことは一度もなく、出しっ放し。
ベッドがソファ代わり。

 

テーブルが必要な時は、テレビの下に設置されているものを出して使う。

 

キッチンも付いてるが、部屋で調理するよりも、外で食べることがほとんど。

もしくは、外売(※)して、部屋で食べることが多い

 

週に1度、簡単な掃除とリネン・タオルの交換付き。
(貴重品は念の為、鍵付きのスーツケースに入れて管理。)

 

追加料金を払えば、洗濯物を出してくれるので、忙しい時には便利なサービス

 

電気、ガス、水道、インターネットの料金が全て、家賃に含まれているため、
暑い夏でも、電気代を気にせずにクーラーを使えるのが嬉しい
(夏の香港では、電気代が2〜3倍になることも。)

 

※ 外売(おいまい)
レストランの食事を持ち帰ること。
レストランで食事した後、残った物を持ち帰るのではなく、
最初から持ち帰り用で用意してもらう物。
香港は、家で調理する人が日本に比べて少ないため、外売文化が発達している。

 


まとめ

 

今回紹介したお部屋は、

サービスアパートメントのため、普通の家よりも少し高めの家賃設定になっています。
しかし、ベッドで部屋が埋まってしまう程のワンルームでも、このお値段

 

香港の家賃の高さを感じたのではないでしょうか?
東京で住むよりも家賃が高いのが、現状です。

 

しかし、香港は家が狭いというデメリットはありますが、
香港人は夜遅くまで、外で友人や家族と過ごす習慣があり、
そのため、夜遅くまで開いてるお店や、24時間営業の飲食店も多くあります。

 

また、夜遅くまでにぎあう繁華街であっても、
香港人はあまりお酒を飲まないため、酔っ払いが少なく治安がいいのも特徴です。

 

深夜でも、パジャマを着た子供が、親と一緒に香港スイーツを食べてる姿は、
香港らしい夜の一場面と言えるでしょう。

 

是非、日本とは違った活気溢れる香港での生活を楽しんでください♪


※上記の記事は、取材時点(2017年04月末)の情報を元に作成しております。
現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。

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