【首都デリーよりも都会?】インド最大都市『ムンバイ』の魅力!

こんにちは、RGFインドの原田です!
今回は、インドの経済・エンターテイメントの中心地とも言われている『ムンバイの魅力』についてお伝えします!

インドは昨年2023年に世界No.1の人口を誇る大国となり、最近は日本からの注目も高まってきていると感じます。インドでは約8000人の日本人が住んでおり、そのうちの約半数はデリー・グルガオンなどのインド北部エリアに住んでいます。弊社も含め、多くの日系企業のオフィスもこのデリー近郊にあります。そのため、ネットなどに載っているインドに関する情報も、インド北部エリアのものが多いです。

今回は、インド最大の経済都市にも関わらず、まだ日本へ情報があまり発信されていない『ムンバイの魅力』についてお伝えしていきます!

私は2023年夏からRGFインドで働いており、最初の約1年間はグルガオンで勤務していました。その後ムンバイに転勤し、現在はムンバイで生活を始めて約3か月が経ちました。デリー・グルガオンとムンバイをどちらも経験をしているからこそ分かるそれぞれの魅力、そしてインドの魅力を当記事ではお伝えできればと思います!

このように、RGFインドではインドに関する情報を毎週発信しておりますので、ご興味がある方は他のブログもぜひチェックしてみてください!!
https://www.rgf-hragent.asia/blog/india/

ムンバイの基本情報

1. ムンバイ(Mumbai)の概要

ムンバイは一言でいうと、インドで1番都会で富裕層が多い都市です!経営者や芸能人も多く生活しており、インドを代表する大企業(タタ・グループ、リライアンス・インダストリーズなど)の多くもムンバイに本社を構えています。

ムンバイは、インド西海岸に位置し、マハーラーシュトラ州の州都です。面積は603 km²、人口は約2000万人です。ちなみに、東京23区の面積は622km²、人口は約1000万人なので、簡単に言うと、ムンバイは東京23区と同じくらいの面積で、約2倍の人が住んでいると言えます。人口世界一位のインドの中でも1番人口が多く、人口密度も高い都市です。ムンバイに住んでいる日本人は500~800人程と言われており、ムンバイの人口からすると日本人の割合はかなり低いです。

ムンバイは旧名でボンベイ(Bombay)と呼ばれることもあります。



2. 経済・金融・エンターテイメントの中心地
ボンベイ証券取引所やインド準備銀行(中央銀行)をはじめとする多くの金融機関が集中しています。また、国際貿易港として物流の要にもなっています。さらに、ムンバイは「ボリウッド」と呼ばれる、日本でも人気が高まってきたインド映画産業の本拠地としても世界的に有名です。その他、舞台芸術や音楽イベントも盛んで、国際色豊かな文化的魅力に満ちています。

余談ですが、インドの都市はよくアメリカの都市に例えられます。例えば、バンガロールは「インドのシリコンバレー」チェンナイは「インドのデトロイト」などと呼ばれています。それではムンバイは、どのように例えられるのかを調べてみたところ、関連する情報は見つかりませんでした(笑)
少し悔しかったので、生成AIに聞いてみると、経済・金融の中心地でありながら多文化共存でエネルギッシュな点から「ニューヨーク」、映画産業と西海岸沿いの魅力的な景観から「ロサンゼルス」を彷彿させると教えてくれました(笑)
まさにそう通りだと腑に落ちたので、今後ムンバイが「インドのニューヨーク」、または「インドのロサンゼルス」と呼ばれる日が来ることを願っています。。笑

ムンバイの街を東京で例えると?

次に、ムンバイのことを知らない方でもイメージしやすくできるように、ムンバイの主要エリアを東京の街に当てはめて紹介してみます!
私が実際にムンバイに引っ越しをする前に、土地勘を把握するために調べてまとめたものです。ムンバイと東京のどちらにも詳しい方からすれば、違うと思う部分もあるかもしれませんが、あくまでイメージしやすいように作成したものですのでご了承ください。

ムンバイの主要なエリアの位置を一目で見えるようにまとめました

1. サウス・ムンバイ(Colaba, Churchgate, Malabar Hill) 
東京で例えると:丸の内・銀座
特徴:ムンバイのビジネス・観光の中心地で、歴史的建築や高級ホテルが並ぶエリア。丸の内や銀座のように、金融機関や商社の拠点が集まり、物価や賃貸料が高い。インド門(Gateway of India)やタージホテル(Taj Mahal Palace & Tower)、マリンドライブ(Marine Drive)など、ムンバイを代表する観光スポットも多い。
日本人・日系企業の関わり:日系銀行や商社、コンサルティング会社が集まるエリア。日本領事館もあり、公式手続きやネットワーク形成に便利。 

 

2. ローワー・パレル(Lower Parel) 
東京で例えると:六本木
特徴
:再開発が進むエリアで、高層ビルやショッピングモールが集まり、エンターテインメントも充実。ビジネス街としても注目度が高い。
日本人・日系企業との関わり
:商社、金融機関、IT企業、自動車関連や電機メーカーなどの幅広い業種の日系企業がオフィスを構えるエリア。また、高級住宅も多く日系企業に勤務している駐在員の住居も多い。生活の利便性が高く、ショッピングや飲食も充実しているため、日本人が快適に過ごせるエリアの一つ。



3. バンドラ(Bandra)
 
東京で例えると:渋谷・代官山
特徴若者文化や流行の中心地でありながら、富裕層や芸能人も多く住むおしゃれな住宅街。カフェやバー、高級ショップが立ち並び、洗練された都会的な雰囲気。
日本人・日系企業との関わり:生活の利便性が高く、日本人が最も多く住んでいるエリア。他のエリアに比べて一人暮らし向けの物件も多い。便利な立地でプライベートと仕事のバランスを取りやすいエリア。

    
※ローワーパレルとバンドラを結ぶ橋はムンバイの象徴にもなっており、私のお気に入りの景色です(写真はバンドラ側からローワーパレル側を撮影)


4. BKC(Bandra Kurla Complex) 
東京で例えると:大手町・赤坂

特徴金融機関や外資系企業が集まる新興ビジネス街で、オフィスビルや高級ホテルが多い。ビジネスに特化したエリアで、ムンバイの経済活動の中核を担っている。
日本人・日系企業との関わり:商社、金融機関、IT関連企業、自動車部品メーカー、物流会社など、幅広い日系企業のオフィスがある。長期滞在者が宿泊しているホテルも多く、出張で訪れる日本人にとっても便利。

   

5. アンデリ(Andheri) 
東京で例えると:新宿・池袋
特徴
:西部と東部をつなぐ交通のハブで、商業施設や住宅地が広がる活気のあるエリア。池袋のように賑やかで利便性が高い一方、新宿のようにエンターテインメント業界の中心地でもあるのが特徴。
日本人・日系企業との関わり:製造業関連の営業拠点や商社、物流企業など、多くの日系企業のオフィスが集まるエリア。

 

6. ポワイ(Powai) 
東京で例えると:豊洲
特徴
:湖を中心とした高級住宅地エリアで、美しく落ち着いた街並みが特徴。レストラン、スーパー、モールなど徒歩圏内で全てが賄えるコンパクトで便利なエリア。
日本人・日系企業との関わり:ムンバイの日本人学校があり、家族連れも住みやすいエリア。日本人が多く住んでいる人気のエリア。

 

7. Thane(タネ) 
東京で例えると:立川・町田
特徴:ムンバイの郊外にあり、近年は商業施設増えて開発が進むエリア。都心からやや離れているが、その分家賃や土地代は抑えられる。
日本人・日系企業の関わり:自動車部品や電機メーカーの工場、物流関連企業の拠点がある。

 

8. ナビ・ムンバイ(Navi Mumbai) 
東京で例えると:多摩・八王子
特徴
:都心から少し離れた郊外の計画都市で、緑豊かで住みやすいエリア。ナビ・ムンバイとは、「新しいムンバイ」という意味が込められているそう。
日本人・日系企業の関わり:自動車部品や電子部品の製造工場、物流拠点がある。

9. ゴーレガオン(Goregaon)
東京で例えると:大田区・蒲田
特徴
映画スタジオやIT企業が集まる新興エリアで、高層住宅も増えている。バンドラやローワー・パレルよりもリーズナブルで落ち着いた雰囲気が特徴。
日本人・日系企業との関わりアンデリなど日系企業のオフィスにもアクセスが良い。コストを抑えつつ落ち着いた生活をしたい人が住むにはおすすめのエリア。

10. ジュフ(Juhu)
東京で例えると:世田谷・目黒(+お台場)
特徴高級住宅街で、ボリウッドスターや富裕層が多く住むエリア。緑豊かで静かな環境に加え、ビーチもありリゾート感がある点からお台場要素も含まれる。
日本人・日系企業との関わり:ビジネス関連施設は少ないが、有名なジュフビーチもあり観光地としても有名なエリア。
         


以上、10エリアを東京に例えてみましたが、少しはムンバイの街のイメージが深まりましたでしょうか?
実際に各エリアに行った感想としては、東京の方が栄えていて街並みも都会と感じます。
しかし、ムンバイは既に人口も多く物価も高いにも関わらず、まだ建設中の建物も多く、これから益々土地開発が進み、成長していくエネルギーを感じます!
私が出会った日本人の方々から聞いた情報だと、日本人が多く住んでいるエリアは、ローワーパレル、バンドラ、ポワイです!
後で紹介しますが、日本人コミュニティの活動があるのもこの3つであることが多いです!

ムンバイを観光した内容を書いた過去のブログもあるので、ぜひご覧ください!
https://www.rgf-hragent.asia/blog/india/8536/

 

ムンバイとデリー・グルガオンの比較

次に、ムンバイとグルガオンとムンバイを比較してお伝えします!
同じインドでも、ムンバイとデリーは約1400kmも離れているので、気候を始め、歴史的な背景からも文化も違うと感じます。ちなみに、日本で同じくらい離れている距離は、東京と沖縄の約1500kmなのでかなりの距離がムンバイとデリーにもあることが分かります。
それぞれの都市の特徴を表にして比較をしました!

項目 ムンバイ デリー・グルガオン

特徴

商業・金融の中心、ボリウッド映画の拠点。 首都、政治の中心。歴史的遺産が多い。グルガオンは新興ビジネスハブとして外資系企業の拠点が多い。

気候

一年を通じて温暖で湿度が高い。6~9月の雨季には大雨が続く。 夏(4~6月)は非常に暑く、冬(12-2月)は寒く、気温の差が大きい。乾燥した気候が特徴。

文化

多文化が共存し、移民も多いため国際的な雰囲気。ボリウッドなどエンターテインメントが充実。 歴史的建造物や伝統文化が多く残る首都圏。北インド文化が色濃い。

物価

生活コストがインド内で最も高い都市。特に家賃や土地代は高額。 生活コストはムンバイよりは低いが、グルガオンの高級住宅街では家賃が高額。

一人暮らし家賃相場(現地採用者向け)

40,000~80,000Rs.
(72,000~144,000円)

※1Rs.=1.8円で計算
25,000~40,000Rs.
(45,000~72,000円)


日本人の生活環境

日本人は少ないが、日本人向けのレストランや店舗も増えてきている。日本人コミュニティも数個ある。 日本食レストランや医療施設など整備されている。日本人が最も多いエリアで日本人コミュニティも充実している。


 

気候に関しては、こちらの表にもあるように、ムンバイは一年を通して温暖で気温の差は少ないです。このブログを書いている現在は12月上旬ですが、私は毎日半袖で過ごしています。10, 11月は家でエアコンをつけていましたが、11月末頃からは朝晩は少し気温は下がってきたので、今はエアコンを使用しなくても快適な気温になりました。日中は変わらず30℃代前半なので、長時間外にいると暑いと感じますが、基本的には過ごしやすい気温です。

ムンバイの雨季はデリーよりも長いようですが、私がムンバイに来た時には雨季の終盤だったため、今年はほとんど経験できませんでした。
また、インドといえば大気汚染も気になる方がいるかもしれませんが、ムンバイは大気汚染を感じることはなく、12月でもほとんど毎日晴天なのでとても過ごしやすいです!



物価に関しては、ムンバイは家賃が高いのが特徴的です。ムンバイでグルガオンと同じクオリティの物件に住もうとすると、1.5倍から2倍くらい家賃は高くなると思います。私はグルガオンでもムンバイでも物件探しをしましたが、ムンバイの方が遥かに難しかったです。ムンバイの物件探しだけで1本のブログが書けるくらい様々なトラブルがあり非常に苦労したので、別の機会にこちらは詳しくお伝えできればと思います!笑

私が内見やWebサイト大量に物件を見た経験を踏まえて簡単にお伝えすると、綺麗な物件は家族向け(※2BHK以上)が多く、そもそも一人暮らし用の物件(1ルームや1BHK)が少ないことです。そのため、駐在員として、ムンバイに勤務されている日本人の方々は、一人暮らしでも2BHK以上の物件に住まれている方が多い印象です。しかし、現地採用の場合は予算的に難しい場合が多いと思います。私も現地採用として働いているため、1ルームの物件に現在は住んでいます!
※BHKとは、Bedroom(寝室)、Hall(リビングスペース)、Kitchen(キッチン)からなる間取りです。日本の「LDK」に相当します。

また、サイトに載っている写真と内見しに行った物件が全然違うことは当たり前のようにあります(笑) 学んだ教訓としては、内見に行く前に担当者に写真だけではなく、物件全体の動画を送ってもらう、またはビデオ電話でオンライン内見をするということです。無駄な移動と内見と、全く違う物件を見たときの絶望をしなくて済むのでこれは必須です(笑) 

家賃以外の、その他の物価(食費、交通費、日用品など)はデリー・グルガオンと比べても大きな差はないと感じます。インドの物価に関してはこちらのブログにも記載しているのでぜひご覧ください!
https://www.rgf-hragent.asia/blog/india/8497/


最後のおまけ編でもムンバイとデリー・グルガオンの違いについて少し触れているのでぜひご覧ください!

 

ムンバイの日系企業の特徴と求人情報

ムンバイの日系企業の特徴

ムンバイには約200社の日系企業が進出しており、主に以下の分野で活躍しています!
 ・金融業:日系銀行、保険会社、証券会社などが進出。法人向け金融サービスや投資関連業務が中心。
 ・物流・貿易業:総合商社、専門商社、物流会社などが進出。日本とインド間の商品や原材料の輸出入を支える。
 ・製造業:自動車関連メーカーや化学品メーカーが多い。地元市場向けの製造・販売を行う。
 ・不動産・建設業:都市再開発やインフラ整備に関与。商業不動産の開発や建設プロジェクト。
 ・消費財・小売業:アパレルや日用品、高級菓子、生活雑貨などを取り扱う企業が店舗を展開。中間層から富裕層向けの商品を提供。

     
※特に消費財・小売業では、デリー・グルガオンにはない日系企業の店舗がムンバイには多くあります!

ムンバイの日本人現地採用の求人情報

ムンバイの日本人向けの現地採用求人は、以下の業種と職種で募集されることが多いです。

主な業種
 ・製造業: 自動車部品や化学品メーカーなど。
 ・金融業: 法人向け保険や銀行業務。
 ・物流業: 物流サービスの提供。
 ・ヘルスケア業界: 医療サポートや関連サービス。

主な職種
 ・営業・マーケティング: 新規顧客開拓や市場調査、製品・サービスの提案。
 ・事業開発: 新規事業の立ち上げや市場分析。
 ・バックオフィス: 経理・財務、人事・総務などのバックオフィス業務。
 ・マネジメント: インド人スタッフの管理やエリアマネージャーなど。


こちらが現在ムンバイで募集している最新の求人ですのでぜひご覧ください!
https://www.rgf-hragent.asia/india/jobs-in-india-mumbai

 

日本人コミュニティ

ムンバイにも日本人コミュニティがいくつかあります!公式ホームページがあるボンベイジャパン(サッカー)を中心に、テニス、バスケット、ゴルフ、麻雀などがあるようです。
・ボンベイジャパンのホームページ:https://bombayjapan.wixsite.com/footballclub/aboutbj

私もいくつかのコミュニティの活動に参加させていただきました!平日の夜や休日に集まってスポーツをして、終わった後には食事に行くこともあります。デリー・グルガオンよりもムンバイにいる日本人は少ないので、コミュニティの活動もよりアットホームな感じがします!

 

ムンバイ日本人会のホームページもあり、生活の手引きやムンバイのお店、病院の情報など便利な情報が多いのでぜひご覧ください!
http://mumbai-japan.in/index.html

 

おまけ(ムンバイでの小さな発見)

最後に、わざわざ発信するほどではありませんが、ムンバイに来てから気付いたプチ情報をお伝えします!ムンバイ生活のリアルを感じていただければと思います!

1.オートリキシャの色が違う?
他の国ではトゥクトゥクとも呼ばれる車は、インドではオート(オートリキシャ)と呼ばれています。デリー・グルガオンでは黄色と緑色でしたが、ムンバイでは黒と黄色です。デリー・グルガオンでは10人くらい乗っている大型のオートも多かったですが、ムンバイでは通常の3人乗りタイプしかまだ見ていないです。


デリー・グルガオンでは、ウーバーなどの配車アプリで予約するか、ドライバーと交渉して値段を決めるのが主流でしたが、ムンバイのオートは、2枚目の写真のようにメーターがついているため、値段の交渉をする必要はありません。初乗りは23ルピー(約40円)で1kmくらいは乗れるので、配車アプリよりも安く乗れることが多いです。しかし、近すぎるとドライバーから断られることもあったり道を説明しないといけなかったりと大変なこともあるので、やはりアプリは便利だと感じます。

2.牛が道にいない?
インドとは言えば牛が道路を歩いているイメージがあるかと思いますが、実は私はムンバイに来てまだ牛を1回しか見たことがありません。デリー・グルガオンでは歩道でも、車道でも牛が堂々と道を渡る光景を毎日のように見ていましたが、ムンバイではなかなか見ることが出来ないので少し寂しいです(笑)

3.猫が多い?
牛はほとんどいないですが、デリー・グルガオンではほとんど見かけない野良猫をムンバイではよく見かけます。野良犬は同じくムンバイにも大量にいます(笑)

 
     

4.意外にもパンが多い?
ムンバイではPavというパンをよく見かけます。「Pav」とは、ポルトガル語の「pão(パン)」が由来で、ポルトガル人が16世紀にインドに持ち込んだパン文化が起源と言われています。ポルトガルは、ゴアを植民地の中心にしていましたが、同じ西海岸のムンバイ(当時のボンベイ)もポルトガルの影響を受けた地域の一つで、Pavなどポルトガル文化が広まったそうです。Vada Pav(ワダ・パウ)という、じゃがいもをスパイスで味付けして揚げたコロッケのようなものをPavに挟んだ料理(下の写真3番目)は、ムンバイのソウルフードとして大人気です!
デリー・グルガオンでは、ナンやチャパティが主流でPavのようなパンはあまり食べる機会がなかったので、食文化の違いを感じました。ムンバイでも、ナンやチャパティなどを食べることはできます。

      

5. ストリートフード(屋台)で肉が食べられる?
食文化の違いと言えば、ムンバイのストリートフード(屋台)では、チキンやマトン(羊肉)が入った料理を食べることができます。私はストリートフードが好きでほぼ毎日食べていますが、デリー・グルガオンでは、お肉が食べられる屋台はあまり見かけませんでした。ストリートフードの定番ビリヤニもデリー・グルガオンではベジ(肉を使わない)ばかりでしたが、ムンバイでは逆にベジのビリヤニは屋台でまだ見たことがないです。

写真のように、このような大きな鍋にビリヤニが大量に入っていて、注文するとお皿に入れてくれます。こんなに大量に入っているのに、昼過ぎになると鍋が空っぽになるので、それだけ多くの方が食べていることが分かります。このチキンビリヤニは60Rs.(約100円)なので、とてもお手頃です。
また、ムンバイは海が近いので、エビや魚の料理がある屋台もたまに見かけます。

また、ムンバイは海沿いの都市のため、屋台やレストランで魚も食べられる機会が多いです!



6. 牛肉が食べられる?

ムンバイでは牛肉が食べられる場所があります。牛肉と言っても日本人に馴染みのある牛肉(カウビーフ)ではなく、バッファローと呼ばれる水牛の肉です。ムンバイもデリー・グルガオンと同じように、ヒンドゥー教徒の割合は多いですが、ムスリム、キリスト、ゾロアスター、仏教など、多くの宗教・文化が共存しており、宗教的タブーがやや緩和されています。
ムンバイでもデリー・グルガオンと同じように、カウビーフ(通常の牛肉)は、国際的な高級ホテル以外は食べることができないそうです。私も先日、初めて水牛のステーキを食べてみましたが、久しぶりに牛肉を食べられる喜びに感動しました。
一般的にはバッファロービーフはカウビーフと比べて、肉の繊維がしっかりしているため少し固く感じるようですが、脂肪は少なくたんぱく質は高いため、ダイエットや筋トレをしている人にもおすすめです!



7.
 お酒の規制が厳しい?
ムンバイでは、お酒への規制がデリー・グルガオンよりも厳しいと感じます。私はお酒が好きなので、家の近くの酒屋さんによく買いに行くのですが、その酒屋の敷地内(写真のブルーシートの内側)で、大人数がぎゅうぎゅうになってお酒を飲んでいる光景を目にしました。理由を聞いたところ、ムンバイでは路上でお酒を飲んではいけないそうで、隠れて敷地内で飲んでいるようでした。
デリーやグルガオンでは酒屋の前に座って飲んでいる人をよく見かけていましたが、ムンバイでは一切見かけないのも違いを感じました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、インド最大都市『ムンバイの魅力』についてお伝えしました!
同じ国でもムンバイとデリー・グルガオンで違いがあるように、同じムンバイでもエリアによって違いますし、なんなら同じエリアでも1本隣の道に行くと街の雰囲気が変わることもインドではよくあります!本当にいろんな人が住んでいて、いろんな文化を感じることができます!

特にムンバイには日本人は少なく、そして現地採用として働いている人はもっと少ないです。正直グルガオンで生活している時よりも大変なことはありますが、だからこそムンバイでしか経験出来ないことも多くあり、ムンバイで働き、生活するようになり本当に希少で貴重な経験ができていると感じています!

このブログを読んでくださっている方の中には、インドで働くことや生活することに興味を持っている方もいると思います。日本から現地採用としてインドで働く場合は、どんな仕事をするかも重要ですが、それと同じくらいどんな環境で生活するかも重要だと思います。インドは本当に広くて大きな国なので、こうした都市の特性などで自分が生活してみたいエリアを考えてみるのも一つの選択肢だと思います。

『ザ・インド』というような多くの日本人がイメージしているインド文化を体験したい方は、デリー・グルガオンがおすすめです!また、日本人向けのサービスも手厚いので、初めて海外就業される方も安心して生活ができると思います!

日本人が少ない環境でよりグローバルに働きたい方や、インドのさらに多種多様な人や文化に触れたい方には、ムンバイがおすすめです!インド映画などエンターテインメント文化が盛んで、都会的な街並みやビーチなど、プライベートの楽しみ方も豊富に揃っています。また、中東やアフリカ、ヨーロッパに行くのにも近くてアクセスは良いので、海外旅行が好きな方にも良い立地だと思います!

それ以外の日本人や日系企業が多いエリアについても他のブログで紹介しているので気になる方はぜひご覧ください!

私もまだムンバイで住み始めて数か月のため、これからもっといろんな人や文化に触れていき、現地にいるからこそ発見できることをどんどん発信していきます!

このようにRGFインドでは、インド転職やインド生活に関する情報を毎週発信しております!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
いつかインドでお会いできることを楽しみにしています!!

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