インドの日本人コミュニティで飲み会、趣味、スポーツを楽しもう!友達作りに最適なコミュニティ探しもご紹介!
【インドで仲間を見つけよう】
インドの人口は約14.5億人(2024年時点 参照 : India Population 2024 (Live) (worldpopulationreview.com)ですが、そのインドに住む日本人の数は約8200人(2023年時点 参照 : Japan: number of Japanese residents in India 2023 | Statista)です。
つまり、インドに住む日本人の人口は、インドの総人口の約0.0005%しか占めていません。
それだけインドにおいて日本人はレアで、その分インドに住む日本人の横の繋がりは強くなります。
そして、横の繋がりを作る場として、僕が住む北インドには80種類以上もの日本人コミュニティがあります。
その中には、出身の都道府県や大学など、バックボーンに共通点がある人が集まって懇親会を行うコミュニティや、スポーツや趣味を楽しむサークルのような集まりなどがあります。
今回は、実際に5つの日本人コミュニティに参加した僕の体験を皆さんに共有したいと思います!
① 大学OB会
コミュニティの人数:約12名
活動内容:飲み会
活動頻度:月に1回
内容詳細:
僕が初めて参加した日本人コミュニティが大学OB会でした。
参加したきっかけは、偶然会社のマネージャーが同じ大学で、その方にご紹介頂き、入会することになりました。
年齢層の平均は約40歳です。最年少は25歳(僕)、一番上の方で62歳で僕と37歳の差があります。
同じ大学の人同士で集まる機会はあると思いますが、基本的に同年代で集まり、わざわざ世代の違う方と集まることはあまりないのではないでしょうか。
自分が4年間属していた大学は、まるで故郷のようにも感じられます。その共通の故郷である大学の世代ごとの思い出話に花を咲かせていると、毎回あっという間に2時間が経ちます。そして2次会では大学時代のようにカラオケではしゃぎます。これが月に1度の恒例行事になっています。
(分かりづらいですが、みんなで列を作り、ザ・ブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」の曲に合わせて部屋の中をグルグル周っています笑。年齢も性別もバラバラの人々が一つのTRAINになっているのが感慨深いです。)
② 干支会(ゴルフ)
コミュニティの人数:約130名
活動内容:ゴルフ+飲み会
活動頻度:練習会が月に2~3回、懇親会等の飲み会が月に2~3回、対抗戦が月に1回
内容詳細:
次にご紹介するのは干支会と呼ばれるゴルフサークルです。
干支会は、12個ある干支の内、2つセットで1つのチームとし、全6チームに分かれています。例えば、僕が所属している干支会は、虎+卯の「ドラビ(トラ+ラヴィット)」です。
各チーム内で交流を深め、月に1回ほど対抗戦を行います。
入会したきっかけは、OB会で知り合った方による紹介でした。
ゴルフは未経験でしたが、以前から興味があったのと、新しい人との繋がりを求めて入会することにしました。
練習会では月に2回ほど日曜日にゴルフコースを周ったり、打ちっぱなしで練習したりします。
他の干支会との対抗戦が月に1回ほどあり、ここで勝つ為に一致団結して練習しており、ゆるい部活のような雰囲気があります。
懇親会は、基本的に練習会の後や大会の後に開催され、成績発表などで盛り上がり、お互い健闘を称えます。
メンバーが自己記録を更新すると皆で祝い、自己最低を記録しても皆で笑い、いじり、そして励まします。
常に笑いで溢れており、その場にいるだけで幸せな気持ちになります。
(スコアの発表会の様子)
③ 同年代会
コミュニティの人数:約15名
活動内容:飲み会
活動頻度:月に1回
内容詳細:
同年代会は、名前の通り、同年代で集まる会です。
参加したきっかけは、干支会でお会いした方に紹介していただきました。
僕は1999年生まれなので、99年会に所属しています。
初め、このコミュニティを紹介していただいたとき、インドに来てからずっと自分が最年少だったので、同年代が15人もいることにびっくりしました。
99年会以外にも、98年会、97年会、、、と、同じ生まれ年のコミュニティがあるようです。
同い年なので、敬語を使わずざっくばらんに話ができる環境があり、この瞬間はありのままの自分でいられます。
また、この場がほとんど唯一、同年代の日本人の異性と出会う機会であり、それ故この中で数組カップルができています。(許せない、、、)
④ ソフトボール会
コミュニティの人数:約40名
活動内容:ソフトボール
活動頻度:2か月に1回
内容詳細:
入会したきっかけは、99年会のメンバーが所属しており、その方に紹介していただき、入会しました。
ソフトボールの日本人コミュニティは、全部で3チームあり、
2か月に1回、対抗戦を行います。
野球は未経験だったのですが、初心者の方も多く、和気あいあいとした雰囲気の為、すぐに馴染むことができました。
先日初めて参加し、2打席に立って、1内野フライ、1三振、守備では送球ミスで相手に点を許すなど、最悪の結果でした(笑)
さらに、チームとしては僅差で負けており、僕のミスが非常に痛手だった為、非常に申し訳ない気持ちになりました。
しかし、そんな僕のミスにもかかわらず、機嫌を損ねるわけでもなく、むしろ笑ってくださり、ポジティブな言葉をかけてくださいました。
最終的に勝つことはできませんでしたが、終始楽しい雰囲気で終えることができました。
⑤ ラグビー部
コミュニティの人数:約100名
活動内容:ラグビー
活動頻度:毎週日曜日
内容詳細:
最後に紹介するのはラグビー部です。
厳密にはタッチラグビーと呼ばれ、一般的なラグビーのように体のぶつかり合いはありません。
タッチ=タックルとして扱われ、ボールを持っている人が相手チームメンバーにタッチされると、ボールロストとみなされ、相手ボールになります。
その為、怪我無く楽しくラグビーを体験できます。
このサークルは、今まで紹介したスポーツ系サークルの中で、一番部活の雰囲気が強いです。
経験者の駐在員がコーチをしており、メンバーを一流のラガーマンとして鍛え上げてくれます(笑)
日曜日の朝8時からグラウンドに集合し、1時間みっちり基礎練習を行い、最後の30分間試合形式で練習を行います。しかし、ラグビー未経験者や、駐在員のお子さんも参加されていたりと、馴染みにくい雰囲気は一切ないです。
皆さん、練習は本気ですが、ミスをした人を責めることなく、優しく、熱心に改善点を教えてくれます。
元ラガーマンが多くいらっしゃるからか、他のサークルと比べてエネルギーレベルが桁違いです(笑)
日曜日の朝に活力を得たい方はおすすめです。
【日本人コミュニティに参加する方法】
僕は知り合いからの紹介でコミュニティに入り、そこから知り合い経由で数珠つなぎにコミュニティに入会しました。
しかし、それ以外にもコミュニティに参加する方法があります。
「月刊Chalo」というインド在住の日本人向け雑誌があるのですが、その中に日本人コミュニティの一覧があり、それぞれの概要と連絡先が載っております。
そこから自分の興味のあるコミュニティに連絡をし、入会することが可能です。
今僕が気になっているコミュニティは、「TK2(男子ボリウッドダンス部)」「ヒンディー語勉強会」「ナマステ合唱隊」です。
(月刊Chalo)
【インドで日本人コミュニティーに所属してみた感想】
日本人サークルに所属してみて感じたことは、年齢、経験関係なく温かく迎い入れてくれ、疎外感が全くないことです。
個人的に、日本国内で集まるコミュニティよりも、インドで集まるコミュニティの方が参加するハードルが低いと感じました。
理由は、特定のコミュニティに入る以前に、全員「チーム日本人」の一員であり、既に絆が存在しているからだと考えております。
インド国内で日本人はマイノリティです。そして、特に厳しい環境であるインドに住む日本人は皆、共に戦う仲間なのではないでしょうか。
実際に、コミュニティの一人一人がお互いをリスペクトしており、大切(貴重)な存在だと認識していることを感じ取ることができます。
その為、コミュニティのメンバーが帰任することになった際は、その一人を全員で送り出します。
干支会では盛大な飲み会を開催し、ソフトボール会では胴上げ、そしてラグビー会では全員に見守られながら、コーチにタックルをするという儀式が行われておりました(笑)
(帰任前最終日の活動で胴上げ)
(思い出が詰まった涙のタックル)
このように、日本国外に自分を受け入れてくれる場所があることは、海外で生きていく上で非常に心強いと思いました。
これからもコミュニティに参加し、新しいメンバーが来たら温かく迎い入れ、この大切なコミュニティを守り続けたいです。