【インド観光の実態】野生のトラを見にサファリに!

インターン生の横山真由です。今週の土日はサファリをしに、ラジャスタン州へ行ってきたのでその様子を報告したいと思います。まずはラジャスタン州の場所からご説明したいと思います。

ロケーション

もっともよく知られているデリーは独自の国家ステータスをもっている連合準州であり(イメージはしっかりと伝統継承を重んじていて建物制限などが厳しい地域)、

RGFオフィスのあるグルガオン(グルガオンのガオンは村、という意味で、最近急成長をとげている地域・正式名称はグルグラム)はハリヤナ州ですが、

その南のラジャスタン州に位置するRanthanbore National Parkに行ってきました。

 

滞在した場所

宿泊場所は国立公園から車で3分ほどの場所にありました。この近くは、非常にローカルな雰囲気が漂い、牛と犬はいつものこと多く、豚やイノシシも多かったです。

そんな中でも、パッと見る限りではシンプルなゲートに見える建物に車が止まりました。どうやらここが滞在ホテルらしい。そこに立っていたセキュリティの方3名の審査を受け、君は今日の宿泊者だ。というパーミッションをもらい、車のトランクをチェックされたのちにホテルに入りました。

ゲートが開くと、二匹のラクダと二人の演奏者が構えている、荘厳な空間が広がっていました。

ホテルの名前は、Tajホテル。(「ホテルムンバイ」という映画にもとりあげられた痛ましいテロ事件があったのもこのホテル系列のようです。)

Taj Sawai Ranthambore: Luxury Resort In Ranthambore | Taj Hotels

見慣れないものがたくさんの道中

このRanthanboreの地域には、グルガオンを午前4時に出発し、高速道路に6時間ほど乗って到着しました。

高速道路は直近5年間で整備されたもののようで、羽田空港の滑走路のように広く大きくきれいでした。(現在インドの経済発展に伴って一日当たり合計60KMの道がつくられていっているようです。)

行く途中の休憩では、チャイをいただきました。一杯10ルピーでちいさな紙コップに沸騰させた牛乳とチャイ、スパイスをいれてくれます。エスプレッソを飲むのと同じようにくぴっと飲みました。

高速道路を降りると、そこにはラクダが移動手段として使用されていたり、普通の乗用車に(直径5mくらいの)草やメタンガスが入った袋を積んで運んでいたり、と普段見慣れない乗り物が多くありました。

 

ホテルへチェックイン

ホテルではチェックインのウェルカムドリンクに謎の草とマサラとパイナップルの味のするノンアルカクテルがでましたが、とんでもない苦みと渋みと甘み、辛みでした。

周囲を見渡してみても、飲み切ることができているお客さんはいらっしゃいませんでした。

チェックインを済ませ、今回最大のイベントであるサファリツアー14時からとのことでプールで遊んだり、お昼ご飯を食べたりと時間を過ごしました。

 

サファリ第1回戦

乗ったジープは非常に開放的なつくりでしたので、風を浴びるのがとても気持ちよかったです。

ツアーのお値段は、ドライバーさんとガイドさんがついてジープ一台当たり24000ルピーでした。6名まで乗ることができるため、家族や友達、お知り合いと乗り合いしながら楽しむことができるようでした。

いざ、出発。心地の良い風に吹かれて、トラを見学しに出発。どんな模様の、どんな姿のトラと出会うことができるのか、心躍る気持ちでナショナルパークへ入場しました。

入場ゲートにはトラの壁画で覆われている上に、トラのぬいぐるみやサファリハットが売られていて盛り上げられていました。

2時30分出発、18時30分着。時間にはとても余裕のある4時間のツアーでした。

しかし、いくら車で走り回ってもシカしか見えない。一向にトラは見当たりませんでした。

トラツアーのために行ったのに、トラを見ずにホテルに帰ることになりました。

シカたちが、トラの気配を感じて吠えることもなく、しずかに草を食べている姿のみ楽しむことができました。

初日のサファリは見ることに失敗をしてしまいましたが、私たちには2度のチャンスがある。という期待から、翌日朝に期待をして帰りました。

 

ホテルへ帰宅

帰宅後、レセプションの方にも案内していただいた、ホテル内に1つあるレストランにディナーに行こうとしたところ、まだ一つの電気もついていない状態だったので、開店を待つために別のバーに行きました。

1時間くらい待ち、再び訪れるとやはり真っ暗でした。開店するのか、しないのか、なぜしないのか。レセプションの方はなぜ案内したのか。原因を明確にすることの難しい、カオスの国、「インド」を実感しながら、別のレストランで食事をいただきました。

そんな中、ある一人のハンガリーのマダムがトラを見た興奮を教えてくれました。とても感動したとの話を聞いて、ますます翌日の朝のツアーが楽しみになりました。

サファリ第2回戦

 

朝はまだ夜更け前、6時に出発しました。ドライバーさんとガイド役の方が迎えに来てくれました。これからはじまるのか、昨日の未練も期待にのせて、ジープに乗っていると、ゲートを少しこえた場所で、(薄気味悪い木の下)で突然車が停車しました。

ガイド役の方が、こう言いました。

      1. 「現在この車が行こうとしているルートは、見られる確率が低い。」
      2. 「確率の高い道に変更することは、ツアーを組んでいる会社の都合上許されていない。」
      3. 「しかし、あなたたちは昨日も見れていない。それはかわいそうだ。」
      4. 4000ルピー(7500円)を払えばこっそりとルート変更してあげる。」

そういう交渉はインドに限らず、どこでもある話です。私たちは非常にトラに対する期待も高かったので、言われた金額に頷きルートを変更してもらいました。

朝日と共にシカを眺め、広大な湖と木々の自然を楽しみドライブがはじまりました。途中には、今通ったであろうトラの足跡も発見しました。

気分は再骨頂。ついにトラが見られるのか、そう期待をして一時間、二時間、三時間、オチの想像もできていたかもしれませんが、

結局見ることはかないませんでした。トラは夜行性らしいので、ガイドさんは

「昨日はサタデーナイトのパーティーナイトだったのだろう。きっとお酒を飲みすぎて今日はゆっくり寝ているのかもしれない。」そんなことを面白おかしく仰っていました。

どうやらこちらの国立公園には各ルートに10頭ほどが生息しているらしいのですが、本当はどうなのか、現在2024年段階で何頭いるのか、それはわかりません。

しかしそれもサファリ。

インドのサファリ。トラの見れないトラツアーも悪くない。少しはまってしまいそうです。

いつか野生のトラを見てみたいです。

帰り際によったFortのマーケット

 

 

 

 

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