【南インドの玄関口】港町チェンナイの魅力を紹介!
नमस्ते(ナマステ)、RGFインターンの田村です。
「インドで働く」といってもインドは広く、各都市の特徴が違うため住むところによって
環境は様々でいる人も全く違います。
現在日本人が最も多く在住し、求人件数が多いのは北インドのデリーやグルガオンです。
しかし近年南インドにおける日系企業の進出とそれに伴う求人数の増加は目を離すことができません。
そんな南インド2都市に先日出張同行で行く機会がありました。
前回のバンガロールに引き続き、今回は南インドの港町「チェンナイ」について紹介したいと思います!
北インドとは違い海に面した港街ということでまた違った魅力がある都市でした。
今回もチェンナイで滞在した2日間で計20人の日本人の方に「生活面」についてのリアルを聞いてきました!!
Contents
チェンナイ基本情報
日本からの直行便はなく、デリー、ムンバイ、シンガポールを経由する必要があります。
デリーからは約2時間半で行くことができます。
ベンガル湾に面するタミル・ナードゥ州の州都で人口はバンガロールに続くインド4位の大都市です。
「南インドの玄関口」として注目されています。
タミル・ナードゥ州には日系は570社を超える企業が現在進出しています。
デリーやグルガオン・バンガロールは内陸ですが、チェンナイは港町なので物流会社も多く拠点を構えています、
撤退もあるので大きく増加というわけではありませんが、
確実に毎年日系企業数が増えている注目の土地です。
チェンナイの魅力
①南インドの雰囲気を存分に味わえる
「インドが好き」「インドに住んでみたい」と理由でインド転職を考える方も多いのではないでしょうか。
チェンナイは港町でのんびりしておりまさに「インド」を感じることができる街です。
世界遺産のマハーバリプラムや「南インドのフランス」と言われるポンディシェリがあります。
海を始めとする自然が豊かなことも特徴の一つです。
南インドは美容・医学で古くから知られている
アーユルベーダ発祥の地でありまさに「インドらしさ」を求めるにふさわしい地であるでしょう。
働く上での使用言語はもちろん英語ですが、タミル語をメインに使う人も数多くおり独特の文化があるところです。
インドでの第一公用語であるヒンディー語、デリーやグルガオンでは英語と同じくらい聞きますが、
チェンナイではあまり通じないのも特徴です。
実際行ってみてデリーグルガオンより大気汚染がひどくなく空気がきれいという印象を受けました。
湿気はありますが気候も暖かいため、1年中ゴルフができ休日の過ごし方としても一番よくあがっていました。
②工業団地の開発が進み「成長」を実感できる
もともと2000年から2016年で自動車関連の外国直接投資(FDI)で全体の約3割を占めていたタミルナド州は
「インドのデトロイト」とも言われているという。(NNAより)
そのような中近年ますます日系企業の工業団地が増えエリアとして開発が進み注目されているチェンナイ。
主な企業としては、日産自動車やヤマハ発動機、いすゞ自動車等の自動車関連会社に加えて、
ユニ・チャーム、コベルコ建機等の日系大手製造業の会社も工場を構えています。
また日系以外でも、インドの自動車マーケットシェア2位のヒュンダイ(韓国)と3位のマヒンドラ=マヒンドラ(インド)
の拠点もチェンナイにあります!
チェンナイはまさにインドの成長を肌で実感できる場所といえるでしょう。
③物価が安い!
生活していく上で大切な物価。
インド内でもすでにデリー、グルガオンやムンバイでは物価や家賃が高くなっています。
しかしチェンナイは比較的インド内でも物価が安く
住みやすい都市と言われています。
最近グルガオンで出会った現地採用の方の家訪問を何回かさせていただいたのですが、
一番安くて18000₨、シェアハウスを含めてもだいたい30000~50000₨以上の家賃はかかります。
チェンナイに住む方に聞いてみるとローカル価格はPG(ルームシェア)で7000₨で少し高いくらい
日本人だと もう少しかかるそうです。
④東南アジアや中東、アフリカなど旅行がしやすい!!
インド全般に言えることですが、日本からよりも東南アジアはもちろんスリランカやモルディブなど
日本でも大人気な国との距離が近く、値段も安いため海外旅行がしやすい環境にあります!
(http://www.alearningfamily.com/main/india-sri-lanka-political-map/)
特にチェンナイは南インドの海沿いであり、直行便で行ける範囲も多くとても旅行がしやすいです。
シンガポールやタイなどは直行便もありバカンスはもちろん、日本食の買い出しなどで特にしょっちゅう行くことができるそうです。
足を伸ばせば中東やアフリカなど日本からはなかなか行きづらいところにも直行便が出ており
圧倒的に行きやすい環境があります。
⑤日本人のつながりが強い!
そうはいっても「インド」「転職」となると何かと不安はつきものですよね。
チェンナイの魅力は何と言っても「日本人のつながりの強さ」
日本人会や商工会の集まりはアットホームな雰囲気で
インドで働く上での強い味方となります。
実際商工会の集まりに参加させて頂きましたが、
みなさんチェンナイの魅力から休日の過ごし方まで
様々お話をしてくださいました!
⑥日本食レストラン・ラーメン店などはもちろん、韓国料理も有名!
詳細は店舗名からzomatoに飛ぶことが出来ます!
また、実際に働き長期で滞在する上で日本食が恋しくなることもあるでしょう。
日本食レストランやラーメン、韓国料理など外食もできます。
出来た当初日本でも大きな話題となったチェンナイのラーメン店。
豊富なラーメンメニューとあわせて、から揚げや餃子などの一品メニューも美味しいと評判です!
■くふ楽
グルガオンでもお馴染みの日本食レストラン「くふ楽」
チェンナイにも進出し日本人から絶大な支持を得ています!
メニューのバラエティーはもちろん、弁当の宅配サービスも展開し日本人の胃袋を支えています。
また、日本食レストランとして有名なくふ楽ですが、チェンナイには唯一の
くふ楽のイタリアンレストランがありこちらもおいしいと大評判です!
■北海道
最近新たにできて話題の日本食レストラン「北海道」
今回お話を聞いていてもみなさんこちらの名前を出していらっしゃって評判が良かったです!
■その他チェンナイ食情報
ヒュンダイをはじめとする韓国系企業も多く進出しているため韓国料理屋が充実しています。
また、港町なので新鮮な魚介を食べることができるのも特徴です。
一方でお酒の販売規制は強く、ホテルに入っている店舗のみで飲酒可能ですが、
路面店などでの違法販売は後を絶ちません。
レストランに行ってもお酒が出ないところもあるため
いわゆる「飲み会」がそこまで頻繁に行われることはないそうです。
⑦仕事はもちろん趣味にも打ち込める環境がある!!
日本にいる時のせかせかした雰囲気に慣れていると
本当にやりたいことができないということもあるのではないでしょうか。
チェンナイで沢山の日本人の方とお話して意外に多かったのがこちらの答えでした。
南インドの街で雑音に流されずに自分がやりたいことをやる、そのような環境がチェンナイにはあります。
チェンナイに限った話でもないですが、インドでは満員電車に乗らず車で通勤をして
残業も日本よりは多くない環境で仕事をすることができます。
また飲み会や娯楽が多すぎない為に仕事に集中できたり、家族との時間増えたといった声も聴きました。
そして余暇の時間には、日本ではできなかったことをやってみようとなり
楽器を始めた人、スポーツを始めた人、家族とより話すようになった人など様々な方がいました。
チェンナイの海辺の様子
これからの注目ポイント!
①メトロの発達
現在チェンナイ市内をぐるっと囲うようにメトロが走っていますが、まだまだ完全とはいえません。
そのため朝夜の渋滞は避けることができずそれに伴う大気汚染も問題視されています。
今後まだまだメトロが発達予定なので、期待です!
メトロ自体はとても綺麗で居心地が良く乗りやすかったです。
②多国籍料理屋の進出
日本食レストランやラーメン屋さんがあることは上で紹介しましたが、
まだまだベジタリアンメインの南インド料理屋が圧倒的多数であり
洋食を始めとする外国人向けレストランは数も少なく、クオリティもまちまちだそうです。
しかし現在日系企業をはじめ外資系の進出も進んでいる中、
外国人向けのレストラン進出の話も数多くでており注目されています!
参考サイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4
チェンナイ日本人会HP
https://www.chennai-nihonjinkai.com/
チェンナイ日本商工会HP
https://www.jica.go.jp/india/office/information/event/2016/160921.html
チェンナイの求人情報
【チェンナイの現地採用求人の特徴】
日系の工場が数多く進出しているため
駐在員のサポートをはじめ総務や通訳の求人が多くなっています。
最近だとチェンナイ拠点の営業マネージャーなども増えてきています。
給料はビザ基準からスタートが多く、
200万₨(340万円)くらいまでが初期の目安とされています。
【チェンナイ求人情報】
会計・税務コンサルタント会社における管理会計・管理財務
https://www.rgf-hragent.asia/india_JO-180319-149798
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編集後記
いかがでしたか?今回は南インドの港町チェンナイに行ってきた様子をまとめました。
場所が違えば気候だけでなく生活、文化など様々な違いがあることを実感しました。
「インド転職」といっても色々な選択肢があることがお伝えできれば幸いです。

Tamura Misaki/田村 水咲
早稲田大学文学部在学中。東京都出身。
現在RGF select Indiaでインターンシップ生として参画中。
「インドで働く」をもっと身近にするために、就業面や生活面を発信していきます。