【インドのシリコンバレー】日本人に一番人気!!バンガロールの魅力を紹介!
नमस्ते(ナマステ)、RGFインターンの田村です。
先日出張同行で初めて南インドのバンガロールとチェンナイに行きました。
普段生活している北インドのグルガオン、デリーとはまた雰囲気が違いました。
インドに来て初めて感じたのですが、「インドで働く」といってもインドには沢山の都市があり、
仕事・生活・文化・人など都市によって本当に様々な違いがあります!
今回は「IT都市」「世界で最もダイナミックな都市(2017年)」「インドの軽井沢」
とも言われている「バンガロール」について紹介します。
今回は4日間の滞在でおよそ30人の日本人の方とお話させていただき、
バンガロールのことや生活のリアルを伺いました。
Contents
バンガロールの基本情報
デリーから飛行機で3時間弱インドの南、カルナータカ州南西部のマイソール高原の上に位置します。
市域人口は1234万人(2017年)でインド第3の人口である大都市です。
日本からの直行便はありませんので、デリーやシンガポール、タイ、香港といった地域を経由します。
空港にUber専用の乗り場があり驚きました!
IT都市??日系企業の業種は?
バンガロールはIT都市として聞いたことあるのではないでしょうか?
Googleやマイクロソフトを始め世界各国のIT企業が開発拠点をバンガロールに置いています。
またインド自体IT人材が豊富にいることから、さらなる盛り上がりをみせていくと言われています。
実際市内にはコワーキングスペースが沢山あったり、ミートアップイベントも盛んに行われていました。
デリーやグルガオンにも最近できて話題のwe work
現在バンガロールに在住している日本人は1134人(2018年3月)です。
日系の企業はトヨタをはじめとする自動車、自動車部品メーカーがメインの産業です。
他にもヨネックス、デンソー、ソニー、東芝などが進出しており、
ホンダの世界最大規模の二輪工場もバンガロールにあります!
市内を取り囲むように工業団地がいくつも形成されています。
JETROの担当者曰く、進出企業も右肩上がりではありますが、
クライアントや協力企業がすでにバンガロールにいる企業が圧倒的に多く、
工場進出の問い合わせが一番多いそうです。
日本人が住みやすい!バンガロールの魅力
①とにかく気候が良いので過ごしやすい!!
「インド=とにかく暑い」というイメージが強いですよね。
実際インドは暑すぎる、湿度が高い、モンスーンや洪水があるなど地域によって様々な気候があります。
そのような中、バンガロールは標高900メートル台ということもあり一年を通して
気温差がなくかなり過ごしやすい気候が特徴です!!
1年を通して20℃台を保っており他の地域に比べて差がなく、日本人にとって過ごしやすいでしょう。
また、雨季といっても午後に一瞬雨が降るのが一般的なので、
日常生活で困ることはありません。
雨温図を見ても分かるように気温差があまりないです!これはインドではかなり珍しいことです!!
ちなみに。。他の地域は??
★ニューデリー
北インドの代表地ニューデリー。夏は「インド=暑い!」というイメージそのもので45℃くらいに連日なる一方で、
冬は10℃台前半まで下がり毛布が手放せません。
★ムンバイ
インドの南に位置する金融都市ムンバイ。雨季には激しい雨が降ります。
★ジョードプル
こちらは「砂漠地域」らしく高温と雨季乾季がはっきりうかがえます。
このようにインドは気温、湿度、雨量など地域によってまちまちであり、
場所によって過ごしやすいところ、すごしにくいところが存在します。
そのような中バンガロールの過ごしやすさはまさに「軽井沢」!!!
日本人に大人気なのも分かります。
②緑が多い
「Green city」と言われるほど市内には緑が沢山あります。
日本人の方に話を来ても休日は公園でランニングをしたり、街を歩くといった回答が多かったです。
グルガオン、デリーはとても便利で車を使えばどこにでも行くことができます。
一方で車通勤や配車サービスでついつい運動不足になりがち。。という声もあります。
もちろんバンガロールの日本人も車通勤や配車サービスがメインではありますが、
綺麗な歩道と緑に囲まれた環境が魅力であるのは間違いありません!!!
また、インドは大気汚染の話題もよく取り上げられますが、実際行ってみてデリーを始めとする北インドよりも空気が綺麗でした。
③牛肉が食べれてお酒が飲める!
日本から来るからはぴんとこないかもしれませんが、
インドで「牛」は聖なるものとされているため牛肉を食べる習慣がありません。
実際デリーやグルガオンを始めとする北インドでも牛肉を食べることはなく
「ノンベジ」を選んでもいつもチキンがでてきます。
そのような中、バンガロールはインドの中では珍しく牛肉を食べることができ、お酒を飲むことができます。
インドは地域によって食べられるものやお酒の規定が違います。
バンガロールはお肉もお酒も日頃から食べる日本人にとってかなりありがたい場所といえるでしょう。
こちらのお店はバンガロール在住の日本人の中で一番の人気です!
⑤インドの表参道!?おしゃれなレストランやバーが沢山ある
バンガロール市内には「インドの表参道」と言われ
飲食店やアパレルショップが立ち並ぶ「インディアナガール」や
オシャレな飲食店が並ぶ「チャーチストリート」など洗練された町並みがあります。
バンガロールには地ビールを作っているBrewery(バー)などおしゃれなお店が沢山あります。
店舗でビールを作っているのでリーズナブルな価格で飲むことができるのも嬉しいところです。
他の地域に比べてモールではなくアパレルの路面店なども数多くあり買い物もしやすいです。
今回行ったところを紹介します!
詳しくはzomatoに飛べます。
バンガロールでも大人気のこちらお店。
地ビールはもちろんごはんも美味しく雰囲気がよいと評判です!
フォーが絶品なオシャレなベトナム料理屋さんです!
日本食、タイやベトナム料理などレストランの選択肢も沢山あります!
チャーチストリート内にあるSocialはおしゃれなレストラン&バー
Socialはデリーグルガオンを始めインドで展開するおしゃれなお店です。
おしゃれな店内とおいしいお酒とごはんが人気でいつも店内は人でいっぱいです。
一日中食べれるBreakfastもコスパが良くおすすめです!
③日本人向けサービスが充実している!
デリーやグルガオンに日本食レストランを始めとするサービスがあることはこれまでも紹介してきました。
しかしインドも地域によってはまだまだ日本人向けサービスが行き届いているとはいえないところもあります。
しかしバンガロールはデリー、グルガオンと同じくかなりの日本人向けサービスが充実しているので紹介します!
■日本食レストラン
まずは気になる日本食レストラン。
詳しくは店舗名からzomatoに飛べます!
日本のホテルコンサルティングが入っているThe Chancery Hotel内にある「祭」
日本人シェフが腕を振るった日本料理は絶品です。
ちなみに上記ホテルには「銭湯」「マンガ喫茶(みたいに日本の漫画がおいてあるスペース)」があります!!
■日本語の医療通訳がある病院
バンガロールの生活でも必須となる医療。
グルガオンやデリーと同じく医療機関も充実しています。
今回日本語の医療通訳がある「Sakra world hospotal」に訪問しましたが、
とても綺麗で規模も大きく驚きました!
https://www.sakraworldhospital.com/
■インドで和菓子!?
色々物が揃っているグルガオンでもさすがに和菓子は食べたことがなかったので感動しました!!
④日本人とインド人交流が積極的にはかられている!
3月に行われたこちらのコスプレイベントの参加者はなんと450人超え!!!日本に対する関心の高さがうかがえます!
バンガロールにある総領事館主催のイベントが多数行われています。
日本人と日本語を話すことができるインド人との交流会や日本のコスプレイベントなど様々な取り組みを通して
インド人とバンガロール在住日本人をつなぐ試みがされています!
日系企業で働く上で日本人同士の強いつながりはもちろん、インド人とのコミュニケーションもかなり重要になりますよね。
実際滞在中私も前回のイベント参加者であったインド人の日本語スピーカーの方とご飯を食べる機会がありました!
「働く」だけにとどまらない様々な取り組みが魅力的だと思いました!!
⑥住環境も良い!
滞在中、会う日本人の方に住居情報を聞いてまわりましたが、
水道や電気面での不自由は全く聞きませんでした!
また、実際滞在してみてwi-fiなどのネット環境も良く困ることはありませんでした。
インドのスタバはインドの大手企業TATAと提携しています!
これからの注目ポイント!
①日本食スーパーができるか!
日本食レストランは増えてきましたが、日本食を売っているスーパーはまだありません。
滞在者は日本から日本食を持ってくるか、日本人シェフがついている家に住んでおり
「バンガロールは便利で住みやすいけど唯一の難点は日本食かもしれない」
という言葉を何回も聞きました。
日本人の在住者が増え日本人向けサービスはとても充実しているバンガロールですので、
今後日本食スーパーができるか大きな期待が持てます!!
②メトロを始めとする交通手段の発達
現在バンガロール市内は東西、南北にそれぞれ1本ずつメトロがあるメトロで移動することが出来ます。
一方で市内に建物が密集しているため通勤時間には車の渋滞が問題視されています。
今後さらにメトロが拡大しさらに便利になることは間違いなしです!
一方で配車サービスのUberやOlaはもちろん、リキシャにもメーターがきちんとついていました。
③開発拠点になるか??
インド=ITのイメージが強く、実際に外資系IT会社の開発拠点がバンガロールには数多く置いてあります。
しかし日系企業の進出はまだまだ進んでおらず、これから余地があるような印象を受けました。
弊社求人も現在は日系の自動車関連会社が多数を占めていますが、
企業の進出問い合わせ件数は着実に増えているとのこと。
今後の流れから目を離せません!!!
バンガロールをもっと知るには
バンガロールwikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB
バンガロール日本商工会HP
在ベンガロール総領事館HP
http://www.bengaluru.in.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
『激変するインドIT業界 バンガロールにいれば世界の動きがよく見える』 (カドカワ・ミニッツブック、武鑓行雄著)
『インドシフト 世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか?』(PHP研究所、武鑓行雄著)
バンガロールの求人情報
【バンガロールの現地採用求人特徴】
日系の向上での総務や通訳、マネージメントサポートが中心となっているため
ビジネスレベルの英語力が求められることが多いです。
給料はビザ基準から始まり200万₨(340万円)までが目安となっています。
工業団地への勤務だと社用車がつくところもあります。
近年は既にデリーやグルガオンにブランチのある企業の進出も増えており
ブランチマネジャーなどの求人も増えてきています。
【バンガロール直近の求人】
IT業界のヘルプデスクサポート
https://www.rgf-hragent.asia/india_JO-180130-145967
インド就職に関するご質問やご相談はこちらまで(些細な事でも構いません★)
連絡先: enquiries-jp@rgf-select.co.in
RGFインド 現地レポートにて発信してほしい内容があればこちらまで
回答フォーム:https://goo.gl/forms/48e52m6FZW79kA5z1
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編集後記
普段グルガオンに住んでいるので、南インドのバンガロールはまた全然雰囲気が違い新鮮でした。
「インドで働く」といっても地域によって環境は大きく違います。
バンガロールの環境は日本人にとってとても過ごしやすいと感じました。
今後も進出企業は増えていくので大注目の都市です。

Tamura Misaki/田村 水咲
早稲田大学文学部在学中。東京都出身。
現在RGF select Indiaでインターンシップ生として参画中。
「インドで働く」をもっと身近にするために、就業面や生活面を発信していきます。