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「やらないで後悔をするよりは、やって後悔をした方がいい」 インドの大手ゼネコンで働く女性、宮西さんにインタビュー

 

RGF Select India インターンシップ生の田中です。

 

現在、インドで現地採用として働いている日本人の約6割は女性です。

 

インドの生活環境は、女性にとって厳しい環境なのではないか?という疑問をお持ちの方にとっては、意外なデータかもしれません。

そこで、今回は女性にとってハードルが高いと思われがちなインドのイメージを払拭すべく、今年の1月からインドの日系大手ゼネコンで現地採用として活躍されている宮西様にインタビューのご協力を頂きました。

 

インド就職を考えているけど、インドで生活ができるか不安でなかなか踏み切れない、そんな女性に是非読んでいただきたい内容となっております。

 

昔からの憧れだった海外就職

 

 

今回、インタビューにご協力してくださった宮西茉理絵さん

 

 

-本日は宜しくお願い致します。まず初めに、現職に至るまでの経歴を教えてください。

 

大学は都内の経済学部出身で、特に目立った活動はしていない平凡な大学生でした。私は現在に至るまで2回転職をしています。1社目で製造業で生産管理の仕事をした後に、経理をやりたいと思い、ITベンチャー企業に転職をしました。そこで経理と総務を務めました。その後、昔から海外に憧れがあったこともあり、インドで現地採用として働くことにしました。

 

-海外に転職をしようと考えた経緯を教えてください。

 

今振り返るといい経験だったのですが、前職では総務が担当する業務量が多く、目の前の仕事で常に頭が一杯な状況でした。

当時は自分が本当に実現したいことが分からなかったし、そこにいて見つかるか不安でした。だからといって無責任に仕事を投げ出すわけにもいかず、様々な葛藤がある状況でした。

 

そしてある日、何も考えずにポロっと、「辞めます」と部長に言いました。やっと言えたという解放感と同時に、次の仕事をどうしようかという不安が・・・

そこで急いで転職サイトに登録をして、東京で働くことも考えましたが自分の年齢を考えて、前から興味のあった“海外”で働いてみようと思い、希望勤務地を「海外」と登録をしたところ、RGFから連絡があり、縁があって現在の会社に入社をすることになりました。

 

 

-前職を退職されたのをきっかけに、兼ねてからの憧れもあり、海外就職をお考えになられたということですね。続いて、現職での業務内容を教えてください。

 

主に日本人の方の出張手配や、それに伴うVisaの取得、本社に提出する労務資料の作成などの総務の仕事をしています。

 

-社内ではどれくらい英語を使用していますか。また、インド人と仕事をするうえで意識をしていることはありますか。

 

同じポジションにいるインド人、他拠点のアドミン担当者と連絡を取る際や業務における細かい部分の調整をするときは英語を使用しています。基本メールがほとんどです。

日本語しか話していない日もあり、全体的にみると日には寄りますが日本語の方が割合では多いかも知れません。もちろん英語で業務の確認をしたりメールで依頼したりすることもあります。

 

初めは自分の英語が仕事で通じるか不安でしたが、インド人の英語は発音も独特ですし言い方もわかりにくい人も多いので、自分の言いたい事をシンプルに伝えるという事を意識しました。またインド人を混乱させない事つまり自分がその仕事をしっかりと理解することを意識しています。

仕事のミスに繋がることもあるので、重要なことは口頭ではなくメールで送ったり、メールを送った後に直接声をかけておいたり、慎重すぎるくらい気をつけて仕事をするようにしています。

 

またインド人は大雑把で詰めが甘い事も多いので、どうやったら効率的でかつミスなく業務が進むかを意識しています。もちろんインド人に任せたら信じます。自分が振った仕事は自分から進捗状況を確認します。ギリギリになってばたばたしたくないので。

あとは当たり前ですが、ちゃんとありがとうとお礼を言う事です。

 

 

(現場のアドミン担当者との一枚)

 

-語学に関して、英語は以前から学ばれていましたか?

 

昔から海外に興味があり、大学を卒業してから6年ほど英会話教室に通っていました。

パッケージを購入して好きな時にレッスンを受けに行くタイプの英会話スクールだったので、毎日行くこともあれば、1ヶ月空けてしまうこともありましたが…。日常会話くらいはできるようになりましたね。どちらかと言うと先生に喋りに行くような感じでした(笑)

 

-随分と長い間、英会話教室に通っていらっしゃったんですね。ちなみに海外に興味を持ったきっかけは何でしょう?

 

中学生の時に親に勧められて、日本にいる米軍向けのラジオを聴き始めたことですね。元々言語を聞くのと洋楽が好きだったので、ラジオで海外のニュースや洋楽が流れているのをよく聞いていました。当時から、私もいつか英語を喋ることができたらいいなぁと思っていました。でも学校の英語の授業は嫌いでした。

 

それでも、海外にはいつか行くだろうくらいにしか思っていませんでした。両親も海外に関心があるわけではなかったので、ずっと遠い存在だと思っていました。海外旅行に初めて行ったのも、大学生4年生になってからですね。それも韓国、台湾、中国、香港の東アジアや、グアムなどの近場しか行ったことがありませんでした。

 

 

-米軍駐在員向けのラジオの存在は初めて知りました。インドは今までの経験からすると縁のない国のように感じられますが、今回転職をする際に選んだ理由はなんでしょうか?

 

単純に自分の日常会話レベルの英語力でもインド転職に挑戦が可能であったことと、給与水準(VISA基準)が他国に比べて高かったことですね。

 

初めはオーストラリアでワーホリをしようかとも考えていたのですが、語学学校に通う必要があったり、仕事はカフェやレストランの飲食店が多くて、魅力的ではあるけど、何か物足りないなと思い踏みだせずにいました。

 

英語力が日常会話レベルでも仕事がもらえる国を探しているなかで、インドや東南アジアであれば英語を使う機会もあるし日系企業も多く、日本語を使いつつ英語も使って仕事ができるのではと考えました。

最終的にタイ、ベトナム、インドの3か国で悩んだ時に、インドが一番英語を使う機会が多かったこと、待遇がよかったことが決め手となりました。

 

 

-英語は準公用語であるインドだからこそ、語学のハードルは低く感じたということですね。また、インドは給与水準が他のアジア諸国に比べて高いことも確かに魅力的ですね。

 

もちろんインドに対する不安はありましたが、当時大学生だった友達に相談した時に、「決めたら、そこに向かって突っ走ってみなよ。振り返っちゃダメだよ」と力強い言葉を貰って、挑戦しようと思えました。迷っているなら、いいと思う方をとことんやった方がいいと。

ずっと前から海外に憧れがあったのにもかかわらず、たっぷり時間があった大学時代に、留学や海外旅行などをしなかったことを後悔しています。このまま実現しないままでいたら、今後心にひっかかり続けるだろうし自由に動けるのは今しかないと思い決断しました。

 

また、ネットに「インドで生活ができたら世界中のどこの国でも通用する」と書いてあるのを見て、「なんか面白そう」と思えました。どの国に行っても通用する自分って人生楽しくなりそうだし、そういう人間になりたいなって(笑)

 

-以前からの海外に対する憧れと、お友達の言葉が背中を押してくれて、インド就職に至ったわけですね。

 

 

来る前はイメージの湧かなかったインドも「住めば都」

 

(プライベートで住居のオーナー家族と旅行に行った際の一枚)

 

-続いて、インドでの日常生活についてお聞かせください。インドに来る前のイメージはいかがでしたか?

 

実際に来る前のインドのイメージは、「カレー」「ヨガ」「よく踊っている」くらいしかありませんでした。日本に入ってくるインドのニュースって、面白ニュースか犯罪のニュースの両極端で、不安もありました。でも、「住めば都」だと思いあまり気にしませんでした。

 

 

-実際に生活してからの印象をお聞きしたいのですが、まずインドの治安についてはどう感じていらっしゃいますか。

 

思っていたより安全ですね。なるべく夜は出歩かないようにしたり、夜に移動が必要な時はUberに乗ることはあっても、オートリキシャには乗らないようにしたり、最低限の注意はしています。日焼けしたくないってのもありますが、露出もなるべくしないように、だいたい半袖か、カーディガンを羽織っていますね。

 

-お住まいの環境はいかがですか。

 

日本では実家暮らしだったので、インドが初の一人暮らしです。私の家は3階建ての一軒家タイプで一つのフロアを借りています。下にオーナーの家族が住んでいるので色々と安心です。家は交通の便が良くて、周りもこまごましてなくて落ち着いたところ、日当たりと風通しがいいところを選びました。

 

-女性なので、身なりにも気を使っていらっしゃると思いますが、インドで不便さを感じることはありますか?

 

髪に関しては、インドでは基本的に切っていないです。もともと日本ではショートカットだったのですが、ショートカットだと寝癖がつきやすく朝髪を一旦濡らしてドライヤーでブローする必要があります。電気の供給が不安定な関係でたまに朝停電になってしまうことがあると、ドライヤーが使えないので結べる長さにしています(笑)

また、インド人は髪が長い人が多いので、髪を切る方もショートカットには慣れてないと思います。前髪だけ切ってもらったことはあるのですが、あまり満足できませんでした。

でも、インドで美容院に行っている日本人の女性も結構います。もうしばらくしたら私もインドの美容院に行ってみようかと・・・

 

化粧品に関しては、基本的に日本から持ってきていますね。ファンデーションは、日本人の肌に合うものがなかなかないです。MACやボビーブラウン等の外資系ブランドは売っていたりしますが、安くはないです。それにお気に入りのものがあるので、日本に帰った際買ってきます。基礎化粧品は、KAMAいうアーユルヴェーダの高級ブランドと呼ばれているものを使用しています。匂いに好き嫌いがあるかと思いますが、日本人にも人気で使用感も心地よいです。

 

-休日は普段何をしてお過ごしになっていますか?

 

普段は家にいることが多いですが、友達とランチをしたり、近所のマーケットに野菜を買いに行ったり、モールに行ったりしています。あとはオーナーの子供と遊んだりしています。8歳の男の子で、初めは人見知りであまり喋らなかったのですが、段々と懐いてくれて、今では急に部屋に遊びに来てソファで私よりくつろいでTVを見ています。(笑)

 

 

オーナーの奥さんとは年齢も近いので、夜ご飯を一緒に食べたり、ヘッドマッサージや顔パックをしたり女子っぽいことをやったりします。インド人の家族と仲良くしている日本人はなかなかレアだと思いますが、せっかくなので仕事以外の時間も楽しんでいます。

急に家族旅行に誘われて、一緒に行ったこともありますね。

 

また最近は一人で寝台列車に乗ってジョードプルという観光地にいきました。深夜帯に目的地に到着するようなプランを立てなければ意外と女性の一人旅も問題ありません。

ただ、列車や宿泊するホテルには、安全面を考慮してお金は惜しまない方がいいですね。東洋人はどうしても目立ってしまうので、一等の列車でも夜中や皆が寝静まった時間帯にはトイレに行かないなど、最低限の注意は払うべきだと思います。

 

 

-女性の一人旅はなかなか危険な印象がありますが、意識次第では安全な旅ができるようですね。

 

まずは、「一歩を踏み出す」ということ

 

 

 

-そろそろ働き始めてもうすぐ1年が経ちますが、今後のキャリアプランは考えていらっしゃいますか。

 

まずはトータルで3年は働こうと思っています。前職では、自分のキャリアに自信が持てませんでした。総務は会社によってやることが違いますし、下に見られがちです。しかし、海外に出てみると意外と需要があり、自分のキャリアに自信が持てるようになりました。上司も私の仕事ぶりを見てくれていて、今までの経験も含めて認めてくれています。

 

今後は他の国に行って今までの経験を生かすのもいいし、日本は海外の事情が分かっている人が多いようで少ない国だと思うので、日本に帰るのも一つの選択肢ですしインドに残るものありかなと思っています。年齢的に結婚もしたいのでどうなるかわかりませんが・・・

 

どちらにせよ、仕事は続けていきたいので、働きつつ今後の新しい目標を見つけていきたいと思っています。

 

 

-宮西さんが、キャリア選択において大切にしている価値観を教えてください。

 

「やらないで後悔をするよりは、やってから後悔をした方がいい」ということですね。一歩踏み出すことで初めて見えてくるものが必ずあると思っています。

 

日本を絶対に離れたくないといったような、環境を変えることを嫌がるタイプの方が時々います。それはその方の価値観だから良いとは思いますが、私は違う環境に踏み出した方が、たくさんの気づきを得ることができて、柔軟な人間になれると思っています。

実際にインドに来て、インド人と日本人の違いを目で見て肌で感じることができ、今まで気づかなかった日本の良さ、変な部分にも気づくことができました。環境を変えたことによって、一つの見方だけではなく、色々な角度から物事を見ることができるようになるので、結果的に人を受け入れる器が大きくなると思います。どこにいても通用する人間になりたいですね。

 

 

-最後に、海外就職を考えている女性に向けてメッセージをお願いします。

 

海外就職を考えている方で、自分の語学力や特別なスキルがないことに自信が持てない人は多いと思いますが、それを理由に躊躇する必要はなく思い切って踏み出してみてほしいです。

やるべき仕事はしっかりやるべきだけど、若いうちならいくらでもやり直しは利きます。

 

結局は日本国内での転職とほとんど変わらなくて、ただ場所が海外っていうだけのシンプルな話だと思っています。

 

特に若い人は今までの経験も少ないし、見えている世界も狭いので、数年後の明確なビジョンが語れないのは当たり前です。ただ、そこに捉われて何もできないでいるのはもったいないことだと思います。

今まで見えてこなかった自分が見えてきて自信に繋がることもあります。目の前にある仕事に全力で取り組めば、絶対に無駄な経験にはならないので、まずは、一歩を踏み出してみてください。

 

 

 

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Takuya Tanaka / 田中 拓也

Takuya Tanaka / 田中 拓也


早稲田大学教育学部に在学中。神奈川県藤沢市出身。
現在リクルートのインド現地法人にインターンシップ生として参画中。
学生目線から見たインド就業の事態、生活情報をブログにてお届けします。

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