一度は行きたい秘境、レーラダック！～インドでチベット仏教の世界を満喫～

みなさん、インドの「レー・ラダック」という地域をご存じでしょうか・・・？

デリーから飛行機で1時間半で行けるレー・ラダックはチベット仏教の世界が広がり、インドに来たからには必ず一度は訪れたいおすすめの秘境です！

今回はインドのビジネス街とは全く異なる雰囲気のレーラダックの魅力をお伝えします。

レー・ラダックってどんなところ・・・？

レー・ラダックはデリーから飛行機で約1時間半で到着します。

ラダックは右に中国、左にパキスタンが接している位置に立地しており、軍事的にも微妙な地域の為に

長年外国人の訪問が禁止されていた土地です。

チベット仏教の中心地として有名であり、独自の文化が今も残る土地なのです。

インドで最も標高が高い高山地帯の為に、

10月～4月頃は氷点下となる為にオフシーズンの為、5月～9月がちょうどベストシーズンなのです！

高山病と戦いながらまずはチベット仏教のお寺を堪能！

レー・ラダック旅行の鉄則は、「到着1日目はとにかく安静に過ごす！」です。

私たちも早速現地で高山病の予防薬を購入して、半日はホテルで絶対安静をしていました。

（あとから分かったのですが・・・予防薬は渡航2日前から投与を開始しないと意味ないと言われているみたいです・・。）

十分に休養をとったら・・・いざ！チベット仏教の寺院訪問に出発！

私たちは2日間で合計6つものお寺を訪れました。

外に出ると「広くて真っ青な空・白い雲・どこまでも広がる山々」の絶景に早速圧倒されます。

普段デリーの汚い空気の中で生活している私たち・・・久しぶりの青空にとにかく感動です！！

数あるお寺の中で、シャンティ・ストゥーパというお寺は実は日本のお寺が建立したものなのです。

青い空に白い仏塔が映えます。

このお寺を管理されている日本人の僧侶の中村 行明さんにも偶然お会いし、お茶をご馳走になりました。

行明さんは1976年からこのインドの地で修行をしており、現在デリーのお寺も管理されているそうです。

お寺の頂上からはレーの街並み、その向こうに広がる山々を一望できます。

チベット仏教のお寺のほとんどが断崖絶壁に建てられています。

毎日この広大な山々を眺めながら修行をしたら一体どんな境地に達するのだろう～とつい物思いにふけてしまいます。

インドにいる駐在員の方が以前、

「大学時代にインドにバックパッカーで来てインドに感銘を受け、チベット仏教の僧侶になるか、

インドで働ける会社に勤めるか悩んだ」というお話しを冗談交じりにしていましたが、なんだか今はその気持ちも分かるような気がしました。

物も情報も溢れている日本で一生働く人生がある一方、大自然に囲まれて一生修行する人生もあるんだなとしみじみ感じてしまいました。

またお寺の朝の礼拝にも参加してきました。

このお寺は外国人にも寛容であり、現地の僧侶が席を空けてくれ、簡単な朝食もいただきながら一緒に御祈りに参加できます。

とにかく美味しいチベット料理を堪能！

さて、一通りチベット仏教の寺院を訪問したので・・・次は食事です！

インドカレーはデリーでいつでも食べられ飽きている為、

今回の旅行では本場のチベット料理を食べることを何よりも楽しみにしていました！！

チベット料理・・・絶対に日本人の舌に合う味です！！

チベット料理といれば、蒸し餃子のようなモモと麺料理トゥクパをひたすら食べていました。

大人気ボリウッド映画「きっと、うまくいく」のロケ地へいざ出発！

あっという間の最終日は、今回の旅行の目玉であるパンゴン・ツォという神秘の湖に向かいます。

市内から断崖絶壁の山道を車で揺られること・・・・約4時間半！！（この道がなかなか辛いのです・・・！！）

「もうそろそろ限界！」と思った頃に・・・・ついにパンゴン・ツォの絶景に出会えるのです！

この絶景の感動は・・・「是非実際に行って見てください！！」としか言いようがありません。

大人気ボリウッド映画「きっと、うまくいく」（原題： 3 Idiots）のロケ地になったこともあり、一躍有名になった場所です。

最後に・・パンゴン・ツォで思うこと

よくインドで働いていると、「要はインド好きなの？」と聞かれることが多いですが、答えは「イエス」とも「ノー」とも言い難いです。

それは一概にインドと言ってもインドの文化が多様すぎて一言では言い難いということを日々痛感しているからかもしれません。

普段働き・生活するデリー、そこから1時間半で全く違うチベット文化の世界があり、また南インドに行けば違った文化があり・・・

今回の旅でも「ここも本当にインドの一部なの？」という文化の違いを身をもって経験した気がしました。

私の場合もともと旅好きの方ではありますが、レーラダック旅行は「インド就職をしなければ一生訪れることはなかった土地」であるかもしれないです。

だからこそインドでの辛かったことはこの絶景を前に全て吹っ飛び・・・「インドに来て本当に良かった！」と感じるのです。

「とにかく治安が怖い」「衛生面が心配」と思われがちなインドですが、それはインドの一角の現状に過ぎないと思います。

是非インドで働き、インドの多様性に触れ、インドに来たからこそ出会える絶景に感銘を受ける日本人が一人でも多く増えますようにとまた思った週末です。

ちなみに・・・今回の旅は現地で国際結婚をした日本人が経営する旅行代理店に全面的にお願いしました。

地球の歩き方にも掲載されている「Hidden Himalaya」

（参考URL：　https://zanskar.jimdo.com/）

是非、参考にしてみてください♪