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【海外インターン】新興国インドでインターンに参加した広島の大学生が、インターン生活を振り返ってみた。【参加後記】

नमस्ते(ナマステ)!

皆さん初めまして。RGFインド  インターン生の永山です。

 

私はここ新興国インドにて、およそ半年間インターンシップに参加し、

業務を通じて海外転職を目指す沢山の方々と関わらせて頂きました。

 

海外で暮らす・働くことは、人生において必ず大きな決断・転換点になるものだと思います。

 

今日はこの場をお借りして、僕が新興国インドでインターンシップに参加した理由、

そしてインターンシップを通して知ることの出来た、インドの現状をお伝えします。

 

この記事が海外転職(おすすめは勿論インドです!)に興味を持っている方や、

海外でのインターンシップを検討している方の背中を押せるものになれば幸いです。

 

それでは、いってみましょう!

 

#初投稿 #でも最終回 #そして緊張 #初投稿で緊張している人と繋がりたい

 

きっかけは途上国でのボランティア経験。

第2の故郷フィリピン・セブ島。

南国情緒溢れるマングローブ林を活かした自然公園

 

僕が途上国や新興国について関心を持つようになったのは、

学生団体での国際協力活動に取り組んだことがきっかけです。

 

人生で初めて訪れた海外、「フィリピン・セブ島」。

そこで僕が足を踏み入れたのは、華やかな観光都市の裏側でした。

 

観光業で発展を遂げる傍ら、セブ市内にはこうした都市型スラムが広がっている。

 

南国の強い日差しの下で、意外にも暗く、予想通りの細い路地。

ふと香ってくる、知らない洗剤とご飯と生活排水の匂い。

 

そこには確かに人々が生活していて、貧困は生活の一部として確かに存在していました。

 

こうした情景を目の当たりにした時、浮かんでくる “かわいそう”という気持ち。

でも、彼らは決して、哀れな存在ではないんです。

 

空白は、伸び代。

貧困脱却を目指す協働プロジェクトの説明会で、意欲的に質問を投げかけてくる住民たち

 

貧困からの脱却を目指し、支援地域の住民と協働でプロジェクトに取り組む中で、

彼らから仕事や家族、そして将来の話を聞く機会が多くありました。

 

苦しい生活の中でも誇りを持って自分のビジネスに取り組んでいる彼らを見ていると、

当たり前のことだけれど、彼らにとってはこの場所こそが故郷であり、

沢山のものが不揃いではあるけれど、それはマイナスではなく、

ただ空白があって、それこそが伸び代だと考えるようになりました。

 

きっと途上国や新興国にはこうした場所が沢山あって、

そこにいる人たちは、未来に向かって飛躍する力を秘めている。

 

今後衰退の一途を辿る日本で育った自分にとって、

こうした今のアジアに流れる空気はとても新鮮で、今まで感じたことのないものでした。

 

「アジアに生きる一人として、何か自分に出来ることはないだろうか。」

 

支援活動を通して、途上国や新興国について理解を深める機会はあったけれど、

「将来社会人として何ができるのか・したいのか」を考えたことが無かった僕は、

支援活動を通して知った現地に飛び出して学ぶ面白さが後押しとなり、

海外インターンシップに参加して、実際に現地に行って考えてみよう!と思い立ちました。

 

盛り上がるアジア諸国

 

今のアジアには、魅力的な途上国や新興国が沢山あります。

 

経済成長の波に乗っている、お隣さんの中国や韓国。

観光地、そして急成長中のマーケットとして注目されているタイやベトナム。

 

色々な国がある中でも、自分が最も気になったのがインドでした。

 

広大な国土を有し、多種多様な文化圏が重なり合い成立している国。

インダス文明に始まり、仏教や数字の0の概念を生み出し、今ではIT分野を牽引している国。

そして何より「行けば人生が変わる」と名高い、スピリチュアルな国。

 

凡その国が一言二言で説明できてしまう中で、

インドにはそうさせない、密度の高い何かを感じ取った僕は、

RGFの拠点の中でも、最も西に位置するインド拠点(云わば最前線!)でのインターンシップに申し込みました。

 

全く知らなかった、現代インドでの暮らし。

アップデートに次ぐアップデートの日々。

メトロも開通し、砂漠から都市へと急速に発展した振興都市グルガオン

 

弊社のオフィスが位置するのは、インドの中でもここ数年で著しい発展を遂げたグルガオンという地域です。

インドの経済成長率は毎年7~8%を安定して推移しており、まさに「新興国」と呼ぶのにふさわしい成長を遂げています。

 

そんな新興国インドを目の当たりにして、沢山の驚きに出会いました。

僕がインターン生活中で出くわした是非お伝えしたいトピックを共有するので、

皆さんの中にあるインドのイメージを、この機会にアップデートしてみて下さい!

 

インドのご飯は、カレーだけじゃない!

店名通り、”映える”ピザが食べられるピザ屋さん

「インドと言えば、カレー。」

そう刷り込まれて生きてきた日本人は、僕だけではないと思います。

現地に来てみると、確かにカレーを取り扱うお店が殆どですが、

中華料理やイタリア料理なども人気になってきていて、フードコートで手軽に楽しめます。

少しお値段は高くなりますが、寿司などの日本食も食べることができました!

 

また、IT技術と豊富な人的リソースを活かしたフードデリバリーサービスが人気で、

休日に家から出ることなく、贅沢にも様々な料理を楽しむことができます。

オフィスへのデリバリーも勿論可能なので、ランチでは大変お世話になりました。

 

ちなみに僕のおすすめは、「Asian Bowl」というコスパ最強のアジア料理屋さんの

「Pork Thenthuk(豚肉の入ったチベタンスープ)」です!

(ベジタリアン料理が多いインドで貴重な豚肉が食べたくなった時の救世主!)

 

押し寄せる、IT革命の波!

インド国内で高いシェア率を誇る携帯メーカーvivoの駅広告

 

「インドって、古くから続く伝統的な生活が今も続いてそう…」

ボリウッドの世界観で毎日みんなでダンスを踊っていそうなインドですが(*結婚式ではそうなります)

IT化の波は、この国にも勿論押し寄せています!

 

駅にはスマートフォンの広告が大々的に展開され、街の至るところに販売店が見られます。

気になる通信料も日本の数十分の一で豊富なデータ量を使うこともでき、

巧みにスマホを操る電車で隣に座った子どものスーパー現代っ子ぶりに驚かされました…。

(僕のプランでは約500ルピーで3ヶ月間通話かけ放題で毎日1.4GBまでデータ容量使い放題でした!)

 

新しいアプリやサービスの開発も非常に盛んで、先程ご紹介したフードデリバリーだけでなく、

レストランからスーパーまであらゆるところで電子マネーが導入されていたり、

Netflixでも国民的スポーツであるクリケットが題材のオリジナルドラマが配信されたり、

現政権トップのモディ首相は世界の政治家の中で最多のフォロワー数を抱えていたりと、

インドではまさに、大規模でスピード感のある「IT革命」が起きています!

 

13億人が暮らしながらも、インターネットを利用している人口の割合が低いインドでは、

今後まだまだ利用者が増えるということで、ますますの発展が見込まれています!

どんな技術やサービスが台頭してくるのか、ワクワクしますね!

 

新興国での仕事は、製造業だけじゃない。

インドの六本木と称されるCyber City

 

「新興国での仕事」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、やはり製造業でのお仕事。

インドでは自動車メーカーのスズキが早期から参入し成功を収めていることが有名ですが、

自動車や機械といった、規模の大きな工場は、海外進出が顕著なイメージがありますよね。

 

インドでは現在約1400社の日系企業が進出しており、毎年約100社が新たにインドマーケットに参入しています。

日本を含め、様々な国の様々な企業がインド市場へと参入している中で、

業界や業種にも幅が生まれ、エンジニアなどの専門的な職種と並行して、

日本での経験を活かすことのできる、営業や総務といったポジションの募集も急増しています!

ITを始め、様々な分野の業界が急速な成長を遂げているインド。

ここでのインターンを通して、新興国に携わることのできる沢山の可能性に触れることができました。

急速な発展の中でも、失われることのない自文化への誇り。

光が闇に打ち勝ったとされるディワリ(インド歴の新年)に向けて飾り付けられたオフィス

日本よりも進んでITの進化に驚かされ、美味しいインド料理に出会い、

インドにも少し慣れてきたな~と感じ始めた頃、

現地スタッフと一緒に仕事をする中で、

ふと、彼らが自分たちの文化を尊び、大切にしていることに気付きました。

 

インド歴の新年を祝うために、オフィスがお祭り仕様に飾り付けられたり、

仕事着としてスーツだけでなく伝統衣装も着用していたりと、

近代化・西洋化が一気に進んだ日本とは違って、

彼らは上手く外からの要素を取り入れながら、前に進んでいるように思えました。

 

「インドという国は、経済が急成長を遂げる中で、

 新しいものを取り入れながらも、自分たちらしさを大切にしている国。」

一言で言い表すことが出来ないと感じていたインドのことを、

半年間の経験を経た今の僕が敢えて表現するならば、この言葉になると思います。

 

新興国に来て考えた、海外で働くということ。

「働く」ことについて考え続けた半年間

インド/パキスタン間の国境で行われている応援合戦の様子

 

僕のインターン生活は、とにかく「働く」ことについて考える半年間でした。

 

インターンに参加する前は、沢山の仕事が世の中にはあると知識では知っていても、

感覚的にそのことを理解することが出来ずにいましたが、

実際に求人情報を紹介し興味を持って貰う業務にあたる中で、

今の世の中で求められている仕事についての理解を深めることが出来ました。

 

また、「海外や新興国での仕事」と言っても、一概に説明できるものではなく、

様々な経験や個性を活かせる機会があることを知りました。

 

海外にいると、「日本人としての自分」「外国人としての自分」など、

様々な角度から客観的に自分自身を捉え、見つめ直す機会も増えます。

 

文化の違いに戸惑ったり、欲しいものが容易に手に入らなかったりと、

暮らしていく上で様々な障壁にぶつかるのも事実ですが、

海外で暮らす・働くということは、人生において大きな決断・転換点になるだけでなく、

身の回りの様々な物事について、より大きなスケールでよりシビアに考え、

もう一歩前に進もう、と決意できる良いきっかけになるのかなとも思いました。

 

これからまだまだ成長を遂げていくインドに倣って、

自分の中に新興国精神を宿しながら、これからも頑張ろうと思います!!(謎の宣誓)

 

次期インターン絶賛募集中!

そして!RGFインドでは現在インターンを募集しています! (唐突に始まる宣伝パートその②)

他国ではなかなか培えない、このインドでの多様性に富んだ経験は、

かけがえのないものになるのではないかと思います!

 

興味を持った方は、是非是非ご応募してみてください!

 

2019年のインドがどこまで飛躍するのが、

それを肌身で感じられるインターン生活になると思います!!

応募前のご質問についてもお気軽にお問合せ下さい!!

(インターン担当:enquiries-india@rgf-hragent.asia)

 

 

以上、インドからお送り致しました!धन्यवाद(ダンニャワード)!

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