【インドの食】インド初うどん屋MAKOTO UDONを紹介!【オーナーの森川誠さんインタビュー】
नमस्ते(ナマステ)、RGFインターンの田村です。
昨年12月にグルガオンに新しくオープンした「MAKOTO UDON」
日本式のうどんがリーズナブルな価格で楽しめると評判です。
今回はオーナーの森川誠さんに事業を始めたきっかけや想い、
インドの魅力を伺いました!
MAKOTO UDON店舗情報
グルガオンのMGロード駅から歩いてすぐのMGF Metropolis Mallの
フードコート内にあります。
誠さんのキャラクターと木張りの店舗が目印です!
MAKOTO UDONのポイントはなんといっても豊富なバラエティーのうどんを
リーズナブルな価格で食べれることです!!
ベーシックなかけうどんは150ルピー(約255円)、てんぷらうどんやかきあげうどんも360ルピー(約600円)で
食べることができます。
日本のルーを使ったカレーうどんや、から揚げ丼も本格的でとてもおいしいと評判です。
カレー、鶏そぼろ丼、唐揚げ丼とかけうどんをセットにするメニューもありますが、
とてもボリューミーで美味しいので弊社の食いしん坊社員もリピーターです(笑)
また麦茶が出るのも日本人としては嬉しいポイントです!!
」
住所
MGF Metropolis Mall,2nd Floor, Food Pavilion, MG Road
公式Facebook
https://www.facebook.com/MAKOTO-UDON-1533434870070705/
※zomatoへは2018年4月から公式掲載予定だそうです!!
オーナーの森川誠さんにインタビュー
普段は出張ベースでインドにいらっしゃる森川さん。
今回は店舗でインタビューさせて頂きました!!
―建築業や不動産業などご自身の事業を日本で広げて6つ目の事業として、
インド×飲食業に目を向けた経緯を教えてください。
インドに初めて来たのは約10年前、ニムラナが日本の工業地帯として形成され始め1社目が来るタイミングでした。
もともと不動産業界にいたことやインドへの興味から視察に行きました。
そこで日本人が住むところや食べ物はとても日本人が暮らしていけるようなクオリティではない状況を目の当たりにしました。
当時レジデンスなどは法律の関係などで中々始めるのが難しかったので、
5年10年計画でインドに根を張りビジネスをやりたいと考え、まずは飲食店を出すことを決めました。
飲食経験がない中、インドでも作れるものを考えてうどんにすることにしました。
製麺機は日本の物を、小麦はインドから仕入れています。
まただしや海苔も日本の物を使っています。
ターゲットはインド人です。日本のカレーのルーを使ったカレーうどんもありますが、ベジ用のメニューもあります。
値段もインドのローカルフードに合わせています。
今まで冷たいものを食べる文化がないインドでしたが、若者を中心に受け入れられている実感があります。
まだお客様の65%は日本人の方ですが、40パーセント近くはインド人の方ですね。
まずは3年で30店舗を目指しています。現在の製麺機でも10~20店舗分、1600~2000食は作れますが
店舗が増えたらセントラルキッチンを置きたいと思っています。
またお弁当やコンビニのように様々なものを気軽に買うことが出来る場所になれば良いなとも思っています。
10年後のニーズはその時にならないと分かりませんので、今はインドに根付いていきたいと思います。
―森川さんの行動の源は何ですか??
何か問題があったら見て身の振りをせず誰かがやらなくてはいけない、困っている人がいたら助けたい
という想いをいつも持っています。
私は広島出身なのですが、過疎化が進んでいます。
そのため特産品や安定的に供給出来る作物を育て流通させる仕組み作りにも注力しています。
他にもTPPの基準を満たすオーガニック野菜や環境破壊をしないエビの養殖などにも今後さらに注力する予定です。
1つの事業が「点」だとすると、複数やれば線になります。
それだけに留まらず、事業の「点」と「点」で「円」を作ってそれぞれの事業が相互に作用しながら、
ぐるぐる回るという環境が作れれば良いなと思います。
私は物事の「入口」と「出口」を作る、すなわち何もないところに何かを生み出すことに面白さを感じます。
私が作ったものを拡大したり、整える、つまり1を10にする工程は他の人がやった方がよいかもしれません。
物事の先陣を切って0を1にすることを今後もやっていきたいと思います。
また、失敗を恐れることもあると思いますが、「決断ができる」ことこそリーダーに求められる資質だといつも考えて行動しています。
―インドの魅力は何だと思いますか?
私は「訳が分からないもの」に魅力を感じます。
インドはまだまだ未発展なところが多くまさに「訳が分からない」という状況なのでかなり面白いです。
まずは30店舗まで増やして、あとはその時に足りていない物を事業にしていきたいと思います。
―ありがとうございました!
おべんとう箱やコンビニのおにぎりの包装紙など日本から様々なグッズを持ってきては
インド人スタッフと試していらっしゃるという森川さん。
今回素麺をインド人スタッフに振舞ったら大うけしたので今後メニュー化も考えているという。
またキャラ弁の構想、店舗が拡大したら店舗にフォトスポットを設けてスタンプラリーを設置しようなどとにかくアイディアマン!
店舗増設はもちろん、メニューやサービスの拡大にも目が離せません!!
編集後記
ひと月前インドに来たときは日本人が意外とカレーを食べないことに衝撃を受けていました。
しばらくすると日本食レストランの充実はもちろん、洋食やエスニック料理もあり、
デリバリーサービスも拡大しているなど「食」の充実がよく分かりました。
そのような中で日本人をターゲットにせず、しかし日本のうどんを出しているという面白さ、
そしてうどんの美味しくてまた嬉しい驚きがありました。
グルガオンの食が明らかに多様化していることが分かりました!
また、森川さんの「だれかがやらないといけない」という強い想いに
感銘を受けました。
お忙しい中本当にありがとうございました。

Tamura Misaki/田村 水咲
早稲田大学文学部在学中。東京都出身。
現在RGF select Indiaでインターンシップ生として参画中。
「インドで働く」をもっと身近にするために、就業面や生活面を発信していきます。