【海外転職・体験談】インドネシア(海外)で働く意味とは?

皆様、こんにちは。RGFインドネシアでリクルーティングアドバイザーをしているEです。


私は企業様の担当として、たまに面談に同席させていただくのですが、どの企業様も面接時に候補者様に対して、たいていお尋ねされる質問があります。それは、

どうしてインドネシア(海外)で働きたいと思ったのですか?

 

インドネシア(海外)で働きたい理由なんて人それぞれですし、個人的にはこの回答に正解・不正解はないと思っています。
しかしながら、インドネシア(海外)で働くというのは、候補者様にとっても、企業様にとっても、重要な決断であることは間違いなく、「この人はうちの会社でしっかり働いてくれそうかな?」という観点での意味が込められた質問であるはずだと思います。
なので、この質問に対してうまく答えられるかどうかというのは、面接をクリアできるかどうか、ということに通ずるくらい重要な選考基準の一つであることは、今までの経験上間違いないと考えます。

そのため、インドネシア(海外)で働くということがいまいち、まだ掴めていないという方に向けて、今後の面接対策の参考になることができればいいなぁと思い、私自身がインドネシアで働いて良かったと思うことをお伝えしたいと思います。

何度も申し上げますが、あくまで人それぞれということは前提の上で、ご覧いただけますと幸いです。

そもそもまず、なぜ私が海外就職の国選びで、インドネシアを選んだのか、渡航前に思っていたことからお伝えします。

 ① 人口も国土も、東南アジアの中では一位であること
 ② 経済成長率の伸びが著しく成長段階にある国で、自分自身も成長しながら働きたいと思ったこと
 ③ 人口の多くがイスラム教徒であり、日本やほかのアジアの国とは異なる価値観に触れたいと思ったこと

大きく分けると以上の3つが、私がインドネシアを選んだ理由となります。
もともと「海外で働くのであれば、普通の人以上の経験がしたい!」という欲張りな気持ちが満載だったので、上記のような理由が挙げられたというのが背景になりますね。

では、実際どうだったのか。
インドネシアに来てから二年が経ちましたが、今の私が思っている「インドネシア(海外)で働くことの意味」を4つ、お伝えしたいと思います。


 ① 自分の頭で考え、自分の価値観で判断し、自分の力でものごとを切り拓いていく力(=主体性)が身につく

これはどういうことかというと、何も「自分勝手にいろいろやれる!」というわけではありません。
現地の企業様のほとんどは日本本社よりも研修制度や福利厚生などが充実しているわけではなく、まだまだ現地法人の会社の仕組みやルールも確立されていない会社が多いです。
そんな中で「誰かが教えてくれるだろう」「会社が何かしてくれるだろう」という受け身の状態では組織に隷属してしまうだけです。また、海外に進出している企業様はそういった方よりも、前向きにものごとを捉えて、前に進めていこうとする人を求めることが多いです。


 ② 自分一人だけではなく、まわりを巻き込み、チームで課題を解決していく力(=チームで働く力)が身につく

上記で記載した「自分で」とは対立する力に思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
強靭な「個」なくして、強固な「チーム」がつくれないように、自分自身の力も高めながらチームでものごとを進めていく、ということは深く繋がっている関係性です。
もちろん海外なので、チームには、国籍が異なり価値観や文化感の異なるメンバーもいます。その方々と一緒に仕事をしていくわけですから、自分勝手に、自分だけが得する考え方では、周りはついてきませんよね。
現場では常に、お客様の課題に対して、チームメイトと共に試行錯誤しながら働きかける力が求められますし、自然と身につくのではないかと思います。


 ③ 異なる文化に対する理解を深めることができる(=柔軟性)

インドネシアに来る前、私自身、口癖のように「ふつうこうだよね」「一般的には~」という言葉を多用していました。なぜなら、その方が相手との共通認識を持て、相手が想像しやすいと思っていたからです。
しかしながら、海外に来て、自分自身が今まで培ってきた「ふつう」が大きく覆されたのです。
日本人として、今までずっと日本で生活していた自分が築いてきた「ふつう」が音を立てて崩れ落ちた時、ショックで立ち直れないこともありました。
しかし、今となっては「ふつう」という枠にとらわれずに、「目の前の人の考えを知ろう」という価値観を持つようになったので、あまり固定概念にとらわれることなく、柔軟に対応できる力が身についたのではないかと思います。


 ④ 「学び力」を学ぶ力

現代社会は情報が飽和していて、何が自分にとって必要か、あるいはそうではないのか、見極め判断する「取捨選択」の力が必要ですよね。
特に海外ですと、日本語のニュースや新聞だけではなく、ローカルの情報も手に入れなければならないので、頑張って英語で書かれたニュースサイトを見たり、現地の友人に「これどういう意味?」とローカルの新聞を訳してもらったり、と奮闘しました。
しかも、そうやって頑張って手に入れた情報というのは、人間おかしなもので、なかなか忘れないんですよね。
なので、ふとした商談の合間に雑談ができたりとか、お客様との話が弾んだりとか、そういった場面もあるわけです。
したがって、どういう方法を使えば、どんな人の話を聞けば、どういうコミュニティに属したら、どういう学びが得られるのか、それを考えて行動する力が身につくと思います。



いかがでしたでしょうか。

ちなみに今お話しさせていただいた、身につく力については、経済産業省(2018)の「人生100年時代の社会人基礎力について」でも提唱をされている「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」の中に分類されているものとなります。

これからの時代を生きていく、働いていく中で「基礎」となる力のことです。

参考文献:
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/jinzairyoku/jinzaizou_wg/pdf/007_06_00.pdf


2020年から私たちの生活は激変しました。今までに「当たり前」だった生活がどれだけありがたいことなのか、安心して生きていけることがどれだけ尊いことなのか、本当に思い知らされました。

日本の終身雇用という概念はどうなっていくのか、年金問題はどうなるのか。女性のエンパワーメントは。

そんな、確実に不確実なこの世界で生きていくこと、働いていくことの意味と重要性について考えていくために、海外就職という手段を、人生の一つの選択肢として考えていただければ幸いです。


RGFインドネシアでは、キャリアアドバイザーが個人個人のキャリアに関してご相談に乗らせていただき、あなたの海外転職を内定までサポートします。もちろん渡航後の生活についても相談可能なので、まずはRGFのHPへ登録し、キャリアアドバイザーとの面談を行ってみてください。


あなたの転職・就職活動が成功されることを深くお祈り申し上げます。

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