【海外生活】コロナより怖い!?デング熱は侮ってはいけない!インドネシアの病院へ行くの巻

皆様こんにちは。RGFインドネシア:リクルーティングアドバイザーのEです。

 

インドネシアに限らず、海外で働くとき気を付けなければならない数々の病気。

 

「何に気を付けたらいいの?」

「現地の医療体制はどうなの?」

「どれくらいで治るの?」

「保険は効くの?」

 

そんな現地の医療事情、もう、気になりだしたらキリがないですよね。

 

それでも、一生に一度しかない自分の人生。海外で働く経験を積んでみたい。

 

不安と期待。 恐怖と大胆さ。 安心と挑戦。

 

海外で働くことを考える皆様の心の内には、いろいろな感情が渦巻いているかと思います。

その感情を生んでいるのは、根本に「だって、分からないから」というものがあると思うんですよね。

だって、分からないから、怖い。分からないから、不安じゃないですか。

それって当たり前のことで、何も恥ずかしいことではないと思うのです。

 

 

そんなことで、ひとつの「分からない」を解消するために、今回は、私がインドネシア生活中にデング熱にかかり、入院までした体験談をお伝えします。

 

 

そもそも「デング熱」って何でしょうか?

「デング熱」とは、蚊に刺されることによって感染する疾患です。

媒介する蚊は特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸島に生息しているので、インドネシアも例外ではないのですね。さらに、デング熱に効く「特効薬」は無いので、対処治療になるのです。

 

 

私も、とある日に、いきなりぶるぶると悪寒がしてきて、「風邪かな?」と思っていたのですが、夜に発熱し、一気に熱は37.5度まで上がりました。そこから、ズキズキと頭が痛くなるような症状を覚えました。

翌朝、医療通訳を行っている企業さんに手伝ってもらい、病院の予約をしました。

 

予約していただいた病院は「マヤパダ病院」というインドネシアでも大きめの私立系の病院になります。

 

 

 

病院に行ってまずは先生の診断を受けます。先生はもちろんインドネシアの方なので、医療翻訳の会社さんのスタッフの方と電話を繋げて、リモートで通訳をしてもらいます。

 

 

E 「熱が出て、きついんですけど、風邪かもしれません…」

 

先生 「そうですか、つらいですね。薬出しておきますね。コロナかデング熱の検査も一応しておきましょうか。」

 

E 「えっ、コロナ…!?」

 

 

まさか、自分がコロナにかかるなんて…そんな衝撃も受けながら、PCRの検査をしましたが、結果は、陰性。胸をほっとなで下ろし、その流れで、血液検査も受けました。

血液検査の結果には半日かかるとのことだったので、一旦帰宅。

このときの私は、まさか、自分にデング熱の可能性があるなんて、一ミリも思っていませんでした。

 

「ただの風邪だろうな…」そう思いながら、その日の夜に、病院から連絡があったという報告を受けました。

 

 

「血液検査の結果・・・デング熱と診断されました。入院が必要となります。」

 

「えええええ~~!!」

 

 

それから、あれよあれよという間に荷物をまとめて、翌朝からまたマヤパダ病院へ。

人生初めての入院を、まさかインドネシアで経験できるなんて…!!(汗)

 

 

病院に行くと、まずは、入院のための手続きを行います。

会社で入っている保険会社と、病院と、医療通訳の会社さんの三者で保険の手続きを進めてもらいます。私は言われたとおり、(ふらふらの頭で)サインをするだけです。

 

そして、諸々の手続きが終わって、ようやく入室できました。こんな感じです。

 

 

病室は一人部屋を用意してくださっていたので気を遣わなくて良かったです。

 

入院してまず、いの一番に点滴を打たれます。

この点滴は24時間ずっとつけっぱなしなので、外すことはできません。

 

デング熱は、白血球と血小板の数値が著しく下がってしまう病気なので、毎日血液検査をして、数値の変化状態を見ていきます。ほかにも、デング熱は急激な発熱や、頭痛、骨関節痛、吐き気・嘔吐などの症状がありますね。

 

入院中はずっと吐き気が止まらなくて、せっかく出していただいた病院食のほとんどは食べられなかったのが心残りでした。

 

マヤパダ病院の病院食はすごかったのです。朝、昼、晩の3食と、プラスして間食(おやつ)も2食も用意してくださるので、一日5食も(食べることができる人は)食べられます。

 

ちなみに、病院食はこのようなイメージです。すごく豪華ですよね(笑)

 

 

看護師さんたちも、通訳をしてくださったインドネシアの方も、皆様、親切にしてくださって、異国の地に一人でいる私に優しい言葉をかけてくださいました。

 

そうして、入院生活7日目の朝、血液検査を行い、血液の血が正常になったことが確認され、退院許可がようやくおりました!

 

 

こうして、1週間ほど入院をしたEの長い病院生活は幕を閉じまして、会社復帰をすることができました。(拍手)

 

 

ちなみに、気になる病院代は日本円で20万円前後でしたが、全額、会社が入っている保険でカバーすることができました。

現地採用では保険は会社ごとに異なるので、内定前に自身で、会社様がどういう保険に入っていらっしゃるかを確認することが大事ですね。

 

 

何はともあれ、このレポートを書きながら改めて、健康な生活ができるって素晴らしいな、と思っています(苦笑)

 

 

とにかく、「もう二度とデング熱にはかからないぞ!」という固い決意をした私がオススメする、インドネシアで手に入る蚊よけスプレーについて、ご紹介をします。

※あくまで個人の感想ですので、それぞれご自身の肌質に合う蚊よけをお探しください。

 

 

こちらはインドネシアのコンビニやスーパーで売っている比較的どこでも入手しやすいスプレー式の蚊よけとなります。出かけるときや、肌を出すような衣類を着ているときにはこれを「シュッシュ」とかけていきます。

結構、効果は高いです。

 

その他にも、インドネシアは蚊対策のグッズがたくさん販売されています。日本でいうベープのようなもの、蚊取り線香のようなもの、スプレー式、塗り薬など、さまざまあります。

 

 

しっかり蚊対策を行っていれば蚊に刺されることは稀ですし、最悪デング熱にかかってしまったとしても、現地の病院は思ったよりもきれいでしたし、説明もしっかりしてくれて、私は安心して身をゆだねることができました。

 

 

皆様、病気に対する正しい知識と対策を取りながら、楽しいインドネシアライフを行っていきましょう。

 

 

海外就職を行うにあたって、デング熱以外にも心配なことはたくさんあると思います。

実際、私もそうでした。もともと体はあまり強い方ではないですし、いくつかアレルギーも持っています。

渡航前には本当に、色々考えました。

 

 

それでも、今こうして現地で働けているのは、とある人が言っていた、とある言葉のおかげだと思います。

 

「情熱は疾風、理性は羅針盤。」

 

きっと、怖がっているだけでは何も変わらない。なにより大事なのは適切な知識をつけて、ほんの少しの勇気を出してみるだけじゃないかな、と思っています。

 

 

このブログの体験談が、少しでも皆様の疾風となりますように。

 

バリよりおすすめ!? 穴場の楽園ギリ島を自転車で一周してみた話

Salamat siang!(こんにちは!)インドネシアより、今回は私のギリ島旅行の体験をお届けします! ちなみに最近の日本では、お米の不足と価格高騰が大きな話題となっているようですね。「コメ不足」——日本人にとってなじ…

夜明け前から大海へ!インドネシアで挑んだ船釣り体験

Salamat siang!(こんにちは!) RGFインドネシアの近藤です。 先日、RGFインドネシアの拠点長とともに船釣りに行く機会がありました! 私にとって釣りは中学生以来のことであり、さらに船釣りは人生初。期待と不…

【白熱の尼国サッカーLiga 1】インドネシア国内サッカーリーグスタジアム観戦記

 皆さんこんにちは!RGFリクルートインドネシアでインターン中の林です。皆さんはインドネシアのサッカーリーグについてご存じでしょうか?インドネシアリーグはサポーターがとても熱狂的で有名で、スタジアムに行くと迫力のあるサッ…

【ジャカルタ観光】パサールサンタ市場でコーヒーと音楽とファッションを楽しむ

こんにちは!RGFリクルートインドネシアでインターン中の林です。今日は、私のお気に入りスポットであるパサールサンタ市場についてご紹介します。ジャカルタ観光の参考にしていただければ幸いです。 パサールサンタ(Pasar S…