【第4回】2大配車アプリの徹底比較 ~Go-JekとGrab~
皆さんこんにちは!
ジョグジャカルタのガジャマダ大学に留学中の森本蓮です。
インドネシアでの生活には必要不可欠な「Go-Jek」や「Grab」。
果たしてどちらが使いやすく、安いのでしょうか。
これまで3回にわたりGO-JEKの紹介をしてきましたが、今日はGrabについても少し紹介していきます。
そのうえでこれらの2大配車アプリを比較していきます。
※注意
情報は、2019年9月現在のものです。
プロモーション割引や料金については変動する可能性が高いため、
GOJEKとGrabを一度見比べてみることをお勧めします。
【シリーズ概要】
④2大配車アプリの徹底比較←今回
Grabとは?
Grab(グラブ)は、マレーシアを拠点にサービスを開始した配車アプリで
現在はシンガポールに拠点を置いています。
タクシー、バイクタクシー以外にも食事のデリバリーを頼めたり、
映画のチケットを頼めたりとGOJEKと似ている便利なアプリです。
2018年3月にはUber(ウーバー)が東南アジア事業をGrabに売却し、
Grabが東南アジア最大の配車サービスとなっています。
また、2019年9月現在、東南アジアの8ヵ国・336都市で展開しています。
GrabとGOJEKの比較
【配車サービス】
料金について、あくまで私の主観ですが、2019年9月現在、安いのはGrabです。
GrabはGOJEKと比べてプロモーション割引が多くあるためとてもお得です。
インドネシア人の友人に聞いてみても現在はGrabを利用しているという人が多かったです。
しかし、プロモーションを使わないときにはGOJEKの方が安い場合が多いと感じます。
ただ、毎日Grabで使える最強のプロモーション割引があるので簡単に紹介します。
~プロモーション割引の手順~
(1)現在地と行先を入力する。
以下の画面が表示されたら「Promo」をタップ
(2)「Grabwae」と検索し、「UseNow」をタップ

(3)なんとRp9,000がRp4,000に!
こんな簡単な作業で半額以下になるんです!
このプロモーション割引が使えるため、現段階ではGrabに軍配が上がると思われます。
今はGrabの方が安いと感じますが、今後とも価格競争は続くと予測している人が多いため、
これからも目が離せません。
尚、支払いについてはGrab、GOJEKはともに現金、電子マネーで決済ができます。
Grabはそれらに加えてクレジットカード支払いができるのですが、
GOJEKでは今、現在クレジットカードを使えません。
そのため、出張による短期滞在でルピアを多く持ちたくないという方にはGrabでの配車が便利だと思います。
◎注意点
・このプロモーション割引は6:00から23:59の時間帯に利用可能
・GrabCar:1日に5回利用可能(Rp6,000の割引)
・GrabBike:1日に2回利用可能(60%最大Rp6,000割引)
・多くの人が利用していて使えない場合がある。
【電子マネー】
①OVO(Grabの支払いで使用可能な電子決済機能)
特徴
・OVO上のアプリで管理可能
・ユーザー同士送金が手軽にできるため、割り勘に便利
・頻繁にプロモーションを行っており、
稀にGrab CarやGrab Bikeが、運賃Rp1,000になることもあります。
②GOPAY (GOJEKが運営する電子決済機能)
特徴
・GOJEKアプリ内で管理
・現金支払いよりも少し安くなる
OVOとGOPAYは飲食店やモールのお店が多く、大学の食堂でも利用可能です。
さらに上限はありますが、どちらも支払い時に利用すると10~30%のポイントキャッシュバックがあり、お得な割引を展開しています。
※キャッシュバックされたポイントは次回以降の支払いで利用可能。
支払いに関して両社に差はないと思いますが、
個人的にはユーザー間の送金が手軽に行えるOVOの方が便利だと思います。
インドネシア人の学生に聞いてみると、お店によって割引が違うので、
OVOとGOPAYをうまく使い分けている人が多いようです。
【食事の宅配サービス】
インドネシア人の学生に聞いたところ、
食事の宅配はGOJEKのGoofoodという人が圧倒的に多かったです。
では、なぜGrabFoodよりもGo-foodが選ばれるのでしょうか。
不思議なことに、皆が口をそろえて言ったのが、
「アプリが見やすい」ということです。
私はGofoodでしか頼んだことがなかったのですが、
実際GrabFoodで頼んでみると確かに少しわかりにくかったです。
しかし、GrabFoodもプロモ割引が頻繁に行われているため、
Go-foodで注文するものを決めて、GrabFoodでプロモーション割引を利用して注文するという人も多くいました。
ただ、プロモーション割引がないときには、多くの人がGo-foodを利用するそうです。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
以上より、あくまで個人の主観ですが、
長期滞在者の場合はOVOとGOPAYどちらにもチャージしておいて、
臨機応変に使い分けるのがベストだと思います。
一方、旅行や出張といった短期滞在の人はクレジットカードも利用できるGrabをインストールしておけば安心だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。