インドネシアの自然遺産・コモド島に生息する伝説のトカゲ、「コモドドラゴン」に会いに行くの巻

皆様こんにちは。RGFインドネシア:リクルーティングアドバイザーのEです。

いきなりですが、皆様、「コモドドラゴン」ってご存じですか?

体長3メートル(オス)、体重140キロ以上にも成長するオオトカゲですが、その見た目はまるで「恐竜」。絶滅危惧種とも言われていますが、トカゲの中でも最大級のオオトカゲです。

※イメージだけお伝えしますね。ぺろっと出した舌が可愛いですが、怒らせると凶暴な一面もあります。

日本のテレビ番組でも某珍獣ハンターの女性が、このコモドドラゴンと追いかけっこをされていた描写を思い描かれる方も少なくはないかと思います。

 

さて、今回は皆様にそんなコモドドラゴンが生息するインドネシアの秘境の地、「コモド島」の魅力を語らせていただこうかと思います。

まずは位置関係についてご説明します。「コモド島にいきたい!」と思って飛行機を取ろうとしても、コモド島へ直接行けるわけではありません。

最初におりたつ場所は「ラブアンバジョ(Labuan Bajo)」という街です。ジャカルタからは2時間半くらいで、この街にホテルを取ることがオーソドックスなのではないかと思います。

この街に港があるので、ここからコモド島や、その周辺の島にボートや船で向かうことになります。

 

 

着いた初日はホテルでゆっくりして、街並みを探索したりしていました。

そして、ついに2日目! 事前に予約をしていたツアーガイドさんに「朝の5時に港に来てね!」と言われて、眠い目を擦りながら、ボートが並ぶ港へ向かいました。

今日は夜まで、ツアーメンバーと一緒に行動していくのですが、日本人は私たち(2名)だけで、あとの15名くらいは皆様、インドネシアの方でした。(コロナで入国規制があるので当たり前ですね…)

 

ツアーボートに乗って、いよいよ出発!まずは「パダール島(Pedar Island)」を目指します。

 

空は晴天。波もそこまで大きくなかったので、快適な船旅でした。

とはいえ、3時間~4時間くらいは片道でかかってしまうので、船酔いをする方は酔い止め必須ですね。

また、船のランクは申し込みをするツアーによってもまちまちで、私が申し込みを行ったツアーはひとり当たり大体650,000ルピア(日本円で5千円弱)でしたが、船のランクは中くらいでした。

トイレもありましたが、そこまできれいなわけではないので、アルコールペーパーやティッシュは必ず持参しましょう。(もちろんゴミは持ち帰りましょうね)

 

さて、そんなこんなで、船に揺られること数時間。

ようやく「パダール島(Pedar Island)」に着きました。

初見の方は「どこそれ?」って感じですよね。わたしもそうでした。

「着いたよ!」そう声をかけられて、眠りから目が覚めると…

 

 

まず、この透明度ですよ。度肝を抜かれました。加工なしでこれです。

なんとここは少しゆるやかな丘のような形になっている島で、観光客向けの「トレッキングスポット」のようでした。

「え、まじで…?これ登るんですか…?」率直な感想はこれです。

(普段から運動していない、年中引きこもり女にこんな丘登れるわけないよ…)そう絶望に打ちひしがれているとき、目の前を60代くらいの白髪まじりの女性が悠々自適に、丘から下ってきているではありませんか。

 

その女性の表情は、はつらつとしており、「いや、流石に私も頑張らないと…」と思い直し、一歩一歩、階段を上っていきました。(何度も言いますが、あくまで“観光客向け”ですし、道も舗装されていますので、普通の人からしたら大したことないです笑)

「はぁはぁ」と息を切らしながら、水を口に含み、しばらく歩いた後に後ろを振り返ってみました。

すると…

 

なんという絶景でしょうか!!!! まるで絵画のような世界観です。

紺碧の海と、壮大な岩山、風に揺れる草、そして何より、広すぎる青空。

 

大都会・東京の満員電車に辟易としながら、鬱蒼と働いていた私にとっては、月並みな表現にはなってしまいますが、(ああ、世界ってこんなに広いんだな…)と、心から思いました。

そして、そんな景色に見入ってしまい、「すごい…」思わずこぼれた私の感想に、何故かツアーメンバーのインドネシア人は誇らしげでした(笑)

そんな丘を下った頃には、お昼ごはんの時間になっていましたので、船にもう一度乗って、皆でランチを食べました。

ランチの種類もおそらくツアーの種類によってばらばらです。これは3日目のツアーのランチですが、手作りで、とても美味しかったです。

 

 

ランチを経て、体力も回復した後には、いよいよ!

お目当てのコモド島です。

またしばらく、船に揺られること数時間…「コモド国立公園」に着きました。

 

 

公園の入り口では「コモドドラゴン」の像に、お迎えをしていただきました。結構リアルですよね(笑)

 

公園を回るコースは3コースくらいあり、初心者向け、中級者向け、上級者向けがありました。

私たちのメンバーは皆、トラッキングで疲れていたので、初心者用のコース(30分くらい歩くような)ものを選びました。

公園の中には1チームに必ず一人、案内人の方がついているので、その人の指示に従います。(コモドドラゴンは危険な一面もあるので、安全のためだと思います)

 

「さあ、いよいよ、コモドドラゴンに会えるかな…?」そんな不安と期待を抱えながら、公園の中を進みます。すると…

 

発見しました!! コモドドラゴンです!!!!

 

「コモドドラゴンがいるよ!」「えっ・・・!?」「あれ!」「え、どこどこ…?」

なんだか暑さでぐったりしていて、元気がなさそうなコモドドラゴン。近くに3匹くらい同時に集まっていました。

動きはゆったりしていますが、元来もっている爪や皮膚は、とても強そうに見えます。時折出される「ペロッ」とした長い舌は、トカゲの姿をほうふつとさせますね。

 

思ったよりも簡単に出会うことができたコモドドラゴンに驚きを隠せないまま、案内人の方の監視のもと、少しばかり近づいてみます。

あたりの木や土の色と同化していて、分かりづらいのですが、無事、記念写真も撮ることができました。

 

はい、チーズ☆

(襲われることもなく、無事に写真撮影が出来ました!)

 

こうして名残惜しさを抱えながらも、コモドドラゴンにも無事会えたので、コモド島をあとにしました。

 

最後に。

街へ帰るときに、船から見た夕焼けもまた、とても美しかったのです。

コモド島への旅は、行き帰り確かに不便なところがございますが、人生の中で一度は見ておくべき景色や、体験しておくべき経験がたくさんあったな、と思いました。

私は、この日見た夕焼けを生涯、忘れることはないだろうなと思います。

 

是非、一度、インドネシアでお仕事を始められたら、インドネシア国内の魅力的な街をたくさん巡ってみてください!!

 

 

※注意点※

ラブアンバジョ(Labuan Bajo)ではGO-JECKやGRABなどの配車サービスアプリが使えません。住民が運営している私タクシーがメインなので、かなりぼったくられます。

それでもそれを拒否すると、他の交通手段が見つからないという危機的状況なので、交渉は大事ですが、ほどほどで抑えておきましょう。

ラブアンバジョ外から来られたインドネシアの方から聞いた話でも、街中の移動(15分~)は「片道50,000ルピア(380円)~」くらいが相場だそうです。

観光がメインビジネスだと思うので、仕方ないような気もします。

また、絶滅危惧種であるコモドドラゴンを保護していくために、コモド国立公園に入るときには別途、入場料(約350,000ルピア、日本円で約2600円)を払わなければなりません。

 

街や生物、地球をつくる様々ないきものへの配慮をもって、理解を深めながら、旅を楽しみましょう。

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