【世界遺産】ジョグジャカルタ遺跡めぐり:魔法と祈りと汗の2日間
Selamat malam!(こんばんは!)
日本では朝晩の冷え込みが強くなってきて、コンビニの棚に肉まんやおでんが並ぶ季節ですね。
私はというと、常夏の国インドネシアに滞在中。
毎日「今日も暑いな」と言いながらうっすら汗をぬぐう日々です。
今回は、ジョグジャカルタで訪れた二つの世界遺産――
プランバナン遺跡とボロブドゥール遺跡を紹介します。
どちらも“教科書で見たことある”場所ですが、実際に行くと全然違いました。
■プランバナン遺跡:まるでハリーポッターの世界?
まず向かったのはプランバナン。
私が行ったのは夕方で、ちょうど空がどんより曇り気味。
そのせいもあって、遺跡全体が少し暗く、どこか“魔法学校”のような雰囲気が漂っていました。
「ここでホウキに乗って飛びそう」と本気で思ったほど。
遺跡を歩き回るうちに、じんわり汗がにじむほどの蒸し暑さ。
出口付近に行くと、ずらーーっと並ぶTシャツ屋ゾーンに突入しました。
1枚50,000ルピア(約480円)くらい。安い。
ただし、どのお店の人も全力で声をかけてくる。
「こっち!いいデザインあるよ!」
「そのTシャツ似合う!ディスカウント!」
日本の量販店ではまず味わえない勢いで勧められます。
あまりの熱量にちょっと圧倒されつつも、せっかくなので1枚購入。
汗ばんだ体に新しいTシャツを着ると、すっと風が通って気持ちが良い。
正直、ここで働く人たちの“たくましさ”を肌で感じました。
■ボロブドゥール遺跡:スケールの大きさにびっくり
翌日はボロブドゥールへ。
ここも有名なので軽い気持ちで行ったんですが、想像を超える広さ。
まず、入場すると専用のバスのような乗り物に乗って遺跡のあるエリアへ移動します。
道は整備されているけど、歩くにはちょっと遠い距離。
「こんなに広いとは…!」と最初からスケールに驚かされました。
今回は時間の関係で中までは入りませんでしたが、
中に入る際は遺跡を傷つけないよう靴を履き替えるそうです。
現地の人が「仏様の上を歩くんだからね」と教えてくれて、妙に納得。
太陽の下を歩くだけでもじっとりと汗をかきましたが、
それもまた「この土地の熱」を感じる瞬間でした。
次に行くときはぜひ、靴を履き替えて上まで登ってみたいです。
■まとめ:ジョグジャカルタの遺跡は“生きてる”
プランバナンの活気とボロブドゥールのスケール。
どちらも「世界遺産=静かな場所」みたいなイメージを覆されました。
観光客、露店、客引き、祈り、笑い声——全部ひっくるめて“現地のリアル”が詰まっています。
写真で見るよりもずっと人間味があって、少し泥くさいけど、それが良い。
「ここから見る日の出は本当に美しい」と現地の人が言っていたので、次にジョグジャに行くなら朝日が昇る時間にボロブドゥールを訪れたいと思います。
静かな朝の空気の中で、ストゥーパの間から太陽が顔を出す瞬間を、自分の目で見てみたいです。
それでは、Sampai jumpa!(またね!)