香港の交通機関と注意点

香港は公共交通機関が発達しており、香港域内の移動は非常に便利です。

また、運賃の支払いには、「オクトパスカード」が便利です。(日本のSuicaのようなカード)

オクトパスカードは、MTR、バス、ミニバス、トラムなどほとんどの交通機関で利用できるプリペイドカードです。

バスやトラムなど、おつりが出ない交通機関もあるので、このカードを利用するのが便利です。

また、その他コンビニエンスストアなどでも利用及びチャージが可能です。


□MTR(地下鉄/鉄道)

MTRと呼ばれる地下鉄/鉄道が、主要なエリアを結んでいるため、移動はとても便利です。

料金は4ドル~36ドル。

中国本土(深圳)へはEAST RAIL(西鉄線)と呼ばれる路線がホンハム駅から羅湖駅まで通っています。 


□バス

香港の代名詞でもある2階建てバスは香港人にとっても便利な交通機関です。

その為、ほとんどのエリアを網羅しています。

路線は300以上になるため、バスの路線図を入手しておくといいでしょう。(香港観光協会で入手可能)

近年では、路線を示すアプリも出ています。

大通りではバス停がズラーッと並んでいるので、目当ての路線を探すのはちょっと大変です。

また、時間帯によっては使われていないバス停もあるので、注意が必要です。

料金は3ドル~。 路線よっては、深夜まで、または24時間運行している場合もあります。


□ミニバス

通常のバスでは走っていない裏道を走行する場合もあります。

2種類あり、政府管轄の緑色のミニバスと個人経営の赤色のミニバスがあります。 

地の利に詳しくなり、広東語が使いこなせるようになれば非常に便利な乗り物です。


□タクシー

香港のタクシーは、その営業エリアにより、車体が色分けされています。

香港島・九龍エリアは赤、新界エリアは緑、ランラオ島は青の車体です。

なお、香港国際空港と香港ディズニーランドへは、どの車体のタクシーでも行くことが出来ます。

それ以外は、営業エリア以外は行けないので、タクシーに乗る際には車体の色に注意してください。

初乗りも22ドルと安めなので、安心して利用できます。(※タクシー料金については後述に詳細があります。)

なお、タクシーのドアは日本と違い自動ではありません。手動で、開け閉めする必要があります。


□トラム

香港島の北側を東西にゆっくりと走行する路面電車。料金は一律2ドル。 

冷房が付いていないレトロな車体もあり、香港の街並みをのんびりと眺めながら移動が出来ます。


香港は道幅も狭く、裏路地のような道にも、大きな二階建てバスが走ります。

歩道との距離も近く、人のすぐ横を通ることもあります。

日本では、歩行者が優先され、車が止まってくれることが多いですが、

香港では、車が優先されるため、歩行者が車に気を付けて歩く必要があります。


■日本とは異なるタクシーの追加料金

香港のタクシーは、メーター制です。規制が厳しいため、違法メーターは、ほとんどありません。

しかし、日本とは異なり、以下の場合には料金が追加されます。

メーターの表示金額より高い金額を請求される場合があります。

<追加料金>

 ・大きな荷物を載せると、1個につきHK$5追加

   トランクを使用したり、スーツケースやベビーカーなど大きな荷物を載せる場合に追加されます。

   また、小鳥やペットなどの動物を載せても請求されます。 

 ・海越えタクシーには、トンネル代と復路代が追加

   香港島と九龍半島間を移動するには、トンネルが使われます。

   その際には、使用したトンネル代と復路分のトンネル代が追加されます。

   また、トンネルは何本かあり、トンネルにより値段が異なります。

   安いトンネルは渋滞していることが多く、渋滞中にメーターが上がることもしばしば。

   高いトンネルは空いており、スムーズに移動が出来ます。

   (海越えタクシーを選んで乗ると、復路代のトンネル代は請求されません。)

 ・少額のおつりは出ない場合も

   少額のおつりを持っていなかったり、チップの習慣からか、少額のおつりは返ってこない場合があります。

   最初から、チップを渡す気持ちで乗りましょう。


■ぼったくりタクシーには注意!!

空港や観光地などで客引きを行ってるタクシーは、個人で営業している白タクです。

白タクは、通常の何倍もの料金を請求してくるので、注意が必要です。

特に、シグナル8やブラックレインの警報が発令中には、

通常タクシーは営業を中止するため、街で走っているのは白タクだけとなります。

警察沙汰になるトラブルも発生しているので、ご注意下さい。


■香港国際空港から世界各地へ

アジアのハブ空港である香港国際空港は、アジアのみならず世界各地に路線を持っています。

プーケットやダナンなどのアジアのリゾート地を数時間で結んでいます。

また、LCCも数多く運航しており、安価に海外旅行が可能です。


※上記の記事は、取材時点(2017年02月末)の情報を元に作成しております。

現在の現地事情とは、記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承下さい。


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