ラヨーンは、製造業中心の工業エリアと、海沿いのリゾート地という二つの顔を持つ地域です。高層マンションよりも一戸建てや中層アパートが多く、自然に囲まれた落ち着いた生活ができます。
バンコクのような利便性はないものの、穏やかな生活環境と治安の良さが魅力です。
治安と安全
- 軽犯罪:治安は比較的安定しており、暴力事件は少なめ。観光地ではスリや置き引きに注意。
- 夜間の移動:深夜帯は交通手段が限られるため、送迎車やタクシー利用が安全。
- デモ発生エリア:政治的なデモはほとんど発生しない。
- 交通安全:大型車の往来が多く、工業地帯ではスピード超過や歩道の未整備に注意が必要。
ラヨーンでは、住宅街や海沿いエリアが比較的安全で、駐在員にも人気の居住地となっています。
医療・教育事情
- 医療機関:ムアンラヨーン病院やバンコク病院ラヨーンなど、総合病院があり、外国人対応の診療も可能。
- 保険加入:駐在員の多くは企業の保険プランに加入し、必要に応じて個人で海外医療保険を追加。工場勤務の現地採用では、企業補助がない場合も。
- 教育機関:日本人学校はなく、国際校や現地校への通学が主流。幼少期教育ではインターナショナル幼稚園の選択肢がいくつかある。
重篤な場合には、設備の整ったバンコクの大病院に搬送されることもあり、必要に応じて首都圏の医療機関と連携しています。
日本人にとっての生活環境
- 住宅エリア:マップタプット工業団地周辺やバンチャン地区が人気。通勤アクセスが良く、落ち着いた住環境。
- 商業施設:セントラルプラザ・ラヨーンなどのモールで生活必需品は揃う。日本食材店は少なめ。
- 交通手段:送迎バスや社用車が主流。公共交通は少なく、車・バイク利用が中心。
- 日本人コミュニティ:規模は小さいが、工場勤務者同士のネットワークが形成されており、生活情報の共有が盛ん。
海に近い穏やかな環境で、仕事のオン・オフを切り替えながら暮らせるのがラヨーンの魅力です。