RGFでは、これまでたくさんのアジアでの転職の支援をさせていただいていますが、
喜びもつかぬ間、内定した企業様への入社・アジアでの新生活に向け、
渡航も含めた準備で忙しくなられる方や手続きの煩雑さに戸惑う方が多くいらっしゃいます。

そこで、各国海外転職手続きの流れと必要書類についての概要をまとめました。
ぜひご参考にしてください。
各国の状況や方針によって変わりますので、企業様の指示に従って準備を進めてください。

また、新型コロナ感染状況に伴い、渡航制限・入国手続きの概況も変化しています。
大使館サイトをこまめに見ながら企業様と密に連絡を取り乗り越えましょう!

中国本土

以下の情報は、
政府機関のウェブサイトを中心に掲載情報を引用し、当社で内容をまとめた記事になります。
最新の情報については記事中のリンクを参照いただき、
また、実際の渡航・入国に際しては、ご転職先の企業様とご確認をお願いいたします

こちらは参考となり、変更が生じる可能性があります。
必ず企業様や関係各所に随時確認し、情報収集しながら渡航準備をしましょう。

外国人が中国で就労する際には、

 ・Zビザ
 ・工作許可証
 ・居留許可証

の3つの取得が必要となります。

内定受諾後~入社手続きの流れ

(申請者様)
書類準備し、企業様へ送付(約2週間)
<申請者様が準備する書類>
 ・就労履歴証明/書資格証明書(企業社判付き)
 ・最高学位の学歴証明書(英文・和文)或いは関連証明書、職業資格証明書
 ・証明写真(縦4.5cm×横3.5cm)
 ・パスポートのコピー(写真付きページ)
 ・健康診断書/外国人体格検査記録
 ・無犯罪証経歴証明書
 ・外国人就業申請書
 ・労働契約書若しくは任職証明書(申請者サイン済み)
(企業様)
書類到着後「中華人民共和国外国人就業許可証書/工作許可」を
管轄地の人力資源・社会保障行政部門に申請(発給まで約15日)
(企業様)
外国人就労許可通知/査証発行許可通知」を外国専家局に申請
参考:中国ビザセンター「ビザの受理範囲と条件の部分的な調整に於けるお知らせ (20201102)」
https://bio.visaforchina.org/TYO2_JP/generalinformation/news/283431.shtml
(企業様)
「中華人民共和国外国人就業許可証書/工作許可」
「外国人就労許可通知/査証発行許可通知」

申請者様へ送付
(申請者様)
航空券の予約
※入国日、予約をとるタイミングは企業様の指示に従ってください。
(申請者様)
「中華人民共和国外国人就業許可証書/工作許可」
「外国人就労許可通知/査証発行許可通知」到着後、
直接または旅行代理店を通じ、「Zビザ」を中国大使館・領事館に申請
※事前にビザ申請センターにオンラインで予約が必要です。

<申請者様が準備する書類>
 ・企業様から送られてきた書類一式
  (オンライン査証申請用紙、有効な外国人工作許可通知)
 ・ビザ申請書
 ・パスポート原本(有効期限残存6カ月)
 ・証明写真(縦4.8cm×横3.3cm×カラー)
入社
入社前に会社付近まで足運び、場所と通勤にかかる時間の確認をお勧めします。
持ち物等確認の上、当日は余裕をもって出勤しましょう!
(企業様)
入国後15日以内に「工作許可書」

外国専家局に申請・取得(発給まで約15日)
<企業様に提出する書類>
 ・パスポート
 ・証明写真
 ・健康診断書/外国人体格検査記録(先に提出している場合は不要)等
(企業様)
入国後30日以内に「居留許可証」を、
公安出入国部門に申請・取得(発給まで約15営業日)
<企業様に提出する書類>
 ・パスポート
 ・証明写真
 ・健康診断書/外国人体格検査記録(先に提出している場合は不要)等
のち1年更新

準備書類詳細

就労履歴証明/書資格証明書(企業社判付き)

今回就任されるポジションに関する職歴や資格があるかという証明です。

一般的には、企業名、在籍期間、職位、業務内容、証明人連絡先およびサインを記載してもらい、
企業の社判を押したものを、勤めていた企業に発行していただきます。

最高学位の学歴証明書(英文・和文)

在籍していた学校のHPか「学校名 学歴証明書」で検索すると、
申請方法を所要期間がわかります。
英文ですと時間のかかる学校もあるので、早めの申請をお勧めします。

また、取得後、外務省にて公印→中国大使館にて領事認証が必要です。
詳細は公印・認証についてからご確認ください。

パスポート(原本/コピー)

6か月以上残存期間が残っているもので、コピーする際はフルカラーでご準備ください。

証明写真

・縦4.5cm×横3.5cm原紙
・jpeg形式データ
・提出日から6か月以内のもの
・フチなし
・白背景
・正面を向いて撮影されたもの
・鮮明であること

※5枚ほど余裕をもって保持し、渡航することをお勧めします。

無犯罪経歴証明書(英文)

無犯罪証明書は、
ご自身が現在住民票をおかれている都道府県の警察へ出向いて申請頂きます。
申請する際に「なぜ必要なのか?」を問われるため、
申請を行う証明として海外での労働契約書や採用通知書が必要な場合があります。
各都道府県の県警によって求める文書が異なりますですので、
事前にご自身の管轄の県警HP等で確認/問い合わせをお願いいたします。

取得後、外務省にて公印→中国大使館にて領事認証が必要です。
詳細は公印・認証についてからご確認ください。

参考:警視庁「渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請について」
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetsuzuki/toko/toko.html

健康診断書/外国人体格検査記録

【中国】外国人体格検査記録

【中国】外国人体格検査記録サンプル

健康診断書は、政府指定の医療機関での結果が必要となります。
内定先の企業様によって中国入国後に受診するケースもございますので、
企業担当者に確認の上、手配をお願いいたします。

日本で受診する場合、民間病院での検査結果では無効な為、
各都道府県の国公立病院へ問い合わせ頂くかまたは日中友好病院での受診となります。

日中友好病院は、中国への就労前の健康診断をメインで行っており手続きもスムーズです。
書類はビザ申請の為に必要な受診項目を網羅していることが必須です。

検査結果表も中国政府指定のフォーム「外国人体格検査票」という検査記録が必要となります。

国公立の大学病院で受診する際は下記サイトからダウンロードしご自身で持参する必要がありますが、
日中友好病院の場合は、病院で体格検査票を準備頂けます。

参考:日中友好病院サイト「中国出張・赴任留学が決まった方は外国人体格検査指定病院の当院へ」
http://jcf-clinic.com/lp/index.html

ビザ申請書

下記中国ビザ申請サービスセンターサイトから申請書をダウンロードし、記載します。

参考:中国ビザ申請サービスセンターサイト「中国ビザ申請表」
https://bio.visaforchina.org/OSA2_JP/generalinformation/downloads/282415.shtml

中国ビザ申請サービスセンターの各拠点ホームページから申請する日を予約します。

「中国ビザ申請サービスセンター」のTOPページの右上が該当の拠点になっているか確認をしてから、
「申請の流れ、高速リンク、査証」に進むとオンライン予約へ繋がります。

補足・注意点

公証・認証について

学歴証明書と無犯罪記録証明書については、
取得後、外務省にて公印→中国ビザセンターにて認証が必要です。

外務省での公印申請

申請の受付時間は9:15~12:15、13:30~16:00で、
窓口申請翌日の9時以降受け取れます。

参考:外務省 「届出・証明 受付時間・問い合わせ先・住所」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000551.html

外務省 公印のページ
外務省 「届出・証明 申請手続きガイド 3 申請方法・必要書類」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000608.html

中国ビザセンター

参考:https://bio.visaforchina.org/TYO2_EN/

月曜日から金曜日まで(祝日除外)
申請受付時間:午前9時から午後3時まで
お支払いと受取時間:午前9時から午後4時まで


住所:東京都港区虎ノ門4-1-17神谷町プライムプレイス8階
TEL:81-3-6432-0500     FAX:81-3-6432-0550
Email:tokyocenter@visaforchina.org

その他

・航空便が減少しているため、予約がとりにくくなっています。
 常に航空便の空席情報は確認しましょう。
 また、到着から入国手続きまでの時間がかかるという事象が起きています。
 出口に近い前方の席をとるようにすると軽減される可能性があります。

・書類は提出してしまうと手元に残りません。
 記載内容やどのような書類だったかを後ほど確認できるようにするため、
 複数取り寄せたり、コピーしたりして手元に残すことをお勧めします。

・ビザ申請時に個人生体識別情報(指10本の指紋)が採取されます。
 詳しい内容は以下をご覧ください。
 参考:中国ビザ申請サービスセンターサイト「ビザ申請の指紋登録に関するお知らせ」
 https://bio.visaforchina.org/TYO2_JP/generalinformation/news/283434.shtml

参考サイト:
中華人民共和国駐日本国大使館
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/

中国ビザセンター
https://bio.visaforchina.org/TYO2_JP/

Jetro
https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-010934.html

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