海外生活、海外勤務 現地レポート

【~My Indian Life~】大学生が過ごしたインドでの日々


नमस्ते(ナマステ)!

RGF India インターン生の佐藤です。


今回はこの場をお借りして、私が5ヶ月間のインド生活、特にインターン期間中に住んでいた
コリビング(Co-living)での実体験やそこから感じたことなどを共有させていただきます!

 

大変個人的な体験記となってはおりますが(笑)、その分自身のリアルな生活を忠実に書き留められています。幅広くインドに興味を持っている方々へ、一つの実体験をお届けできたらと思います。

 

それでは、いってみましょう!

私はインドにいる間、コリビング(Co-living)で生活していました!
 コリビング(Co-living)とはなにかについては、ぜひこちらのブログを参照してみてください!
【インド家探し】インド文化をより体感できるコリビングとは!? | 海外生活、海外勤務 現地レポート (rgf-hragent.asia)

 

部屋は1人部屋であったものの、1部屋1部屋の距離が近かったり、共用スペースで毎日カレーを食べたりと寮のような生活スタイルで日々を過ごしていました。
そんなインド寮生活(笑)だからこそ、味わえた経験もあり、その中でも特に印象的だった2点を共有できたらと思います!

明かりを求めて奔走した日々!

私がインド生活をしていた中で、最も苦戦したのは家で頻発する停電問題でした。
住み始めて間もない頃、初めて停電が起こった際は「これがインドか・・・!」と非日常を楽しもうという気持ちになりましたが、100%その気持ちに振り切ることはできませんでした。

停電が起き始めたのは4月末からでしたが、当時日中の気温は35℃を超えており、夜もエアコンや扇風機が無ければ寝ることができないほどの暑さだったからです、、!(笑)ただ、当時は「何か建物自体の問題かもしれない、しばらくしたら直るだろう」と安易に考えていました。

しかし、二日、三日とオフィスから帰ってきても真っ暗な生活が続き、段々と体力が削られていきました。この期間、家のマネージャーの方に電話を何度もかけましたが、ほぼ繋がらず、一度だけ電話に出てもらえた際、『対応するから待っててくれ』と言われたその日も部屋に灯りがつくことはありませんでした。

そこで、同じ会社で働く同僚のインド人の方々にも相談させていただく中で、『インドでは直してもらえるまでは主張し続けないといけない、それが普通』と教えていただき、どこか自己主張よりも相手を気遣う意識が強かった自身を見直し、「インドで生活していくマインドがずれていたんだな」と初めて強く実感できました。

 

意識を変える必要性を感じたその日、同じ家に住む他の住居人に「知っている限りの家関係者全員の連絡先を教えてほしい!」と1部屋ずつ回り、合計6件の連絡先を教えてもらえました。<― 何でこんなにもあるん!?と心の中で叫んでいました(笑)



そして、その6件をぐるぐる何周も架電していく中で、1人電話に出てもらえ、マネージャーに電気の復旧を依頼してることを伝えると、『そのマネージャーは辞めた。対応するから少し待ってて』と言われ、複雑な感情になりました。「今から電気がつくかもしれない!」と喜びがある一方、「これで直ったら、なんてあっけない事情だったんだ」とアクションさえ起こせば、簡単に解決できる問題であったことに悔しく、もどかしい思いもありました。

 

ただ、他人任せな態度ではなく、とにかく行動すること、その結果が出るまでやり通すことの重要さを感じました。そして、部屋に戻ってみると4日ぶりの電気が。部屋のみならず、心がワーっと明るくなったことを今でも覚えています。

同じ場所で、同じ釜の飯を食べて

先程のエピソードで、捉え方によってはネガティブな印象を与えてしまったかもしれません。(笑)ただ、コリビングでの生活は本当に充実しており、この生活スタイルだからこそ、味わえた経験もありました。

私が住んでいた家では、晩御飯は毎日提供してもらえるサービスがついていました。屋上に共用の食事スペースがあり、僕自身、見知らぬ同居人たちとご飯を食べる機会がありました。最初は1人で食べていたところ、目が合い、同じテーブルに移ると、時間を忘れてお互いのことを話し尽くしていたりしました。出身地、今働いている仕事、日本やインドについて、将来の夢などなど様々なテーマで色々な人々と話していく中で強く感じたことがありました。

それは「共感がグッと人と人との距離を縮める」ということです。一緒にご飯を食べたインド人の方々は、もちろん英語を話す人もいれば、英語はほぼ通じない人もいました。ただ、何語を話すかに関わらず、一番相手と繋がれたと感じたのは「これ美味しいね」や「今日暑いよな」などといった、なんてことない会話をしている時でした。話している中で、たとえ幅広いテーマで会話できたとしても、考えのもととなるバックグラウンドの違いや知識の差、最後にそれをアウトプットする英語力など、相手を完全に“理解”することは難しく、それよりか会話の中で自分が“共感”できる部分があったとき、より近くにいられていると感じました。

そして、そんな共感には何も高度なテーマは必要なく、簡単なことからお互いが思ったことを伝える、それに全て同意できるこはなくても、どこかで同じ思いや感情を持てる瞬間がある、その素晴らしさをこの環境だからこそ感じられたと思います。



インド生活を振り返って

以上、全てコリビングでの経験談になってしまいましたが(笑)、いかがでしたでしょうか。書き切れませんでしたが、他にもインドに来たからこそ感じられたことや自身の中での気づきが多くありました。きっと多くの人が、それぞれに感じられる何かがインドにはあると思います。困難に直面する機会もあると思いますが、その一つ一つが確かに私たちの礎となってくれます。
そういった意味で、インドは国として伸びているのはもちろん、私たち自身も一緒に成長させてくれる場所だと5か月間を振り返って言えるかもしれません!


最後に、社内、社外で関わっていただいた方々、プライベートで仲良くしていただいた方々、インド生活を送る上で出会った全ての方に感謝の言葉を送りたいです。
皆さんのおかげで、素敵なインディアンライフを送ることができました!1
本当にありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!