海外生活、海外勤務 現地レポート

【在インド日本人向け】一時帰国時に買うと便利なショッピングリスト


こんにちは!

突然ですが私は、インドに赴任してから間もなく2年が経過しようとしております。在インド日系企業では会社からの福利厚生条件として、日本への一時帰国往復航空券が支給される場合が多いのですが、私もこれまで2回程日本に帰国し、実際に「日本から買ってきてよかった!」「インドで使えて便利!」と感じたものを紹介させていただきます。

これからインドに赴任される予定のある方、一時帰国予定がある方に、参考となりましたら幸いです!

1.食料品編

やはりインドで働く中で、恋しくなるものとしては「日本食」が大きいのではないでしょうか?もちろん、インド現地でも調達可能なものも増えてきているのですが、割高なものも多いので私はいつもスーツケースに入るギリギリまで詰めてインドに戻ることが多いです(笑)


※以前、日本からインドに帰ってきたときの荷物の量をご参考までに(笑)
(スーツケース×2、段ボール、登山用のバックパック)

とは言っても、持って帰ってくることができる量に制限はある中、厳選するのも難しいですよね。実際の私の感想やインドでの生活情報を含め、いくつかピックアップしてみようと思います!

【調味料系】
・基本調味料(醤油、みりん、酒、粉末だし、味噌等)
→インド現地で手に入るお野菜や果物・豆類は安いので、こういった基本調味料で自炊をすれば、インドでも日本食には困りません。日本食レストランはありますが割高なので、「ないなら自分で作るしかない」という環境だからこそ、インドに来てから自炊力が上がったと感じています。

・サラダドレッシング
→スパイスが基本のインドで、日本から持ってきたポン酢や青じそ、ゴマダレ味のドレッシングがあるだけでインドで野菜を摂るのが楽しくなりますよ!

・混ぜるだけの即席味付け系
→ご飯や肉野菜炒めに使える調味料( https://x.gd/Qj5vG )など。疲れたときでもさっと作れますし、いざという時に助かります。

【魚系】
港が近くにないエリアもありますので、インドでの生活は魚不足になりがちです。冷凍の魚も売っていますが、味噌や醤油ベースの味付けがされた缶詰があれば、お手軽に日本の味を感じられるのでお勧めです!
インドでもお寿司やお刺身が手に入りますが、2倍以上のお値段がします。

・缶詰系(ツナ缶、鯖缶など)
・明太子チューブ
・すりみパウダー(https://item.rakuten.co.jp/kamaboko/5512/
→これがあれば、インドでも、ちくわ等自分で作れてしまいます!粉末なので持ってくるときも重さへの影響が少ないのもメリットです。

【乾燥食材系】
航空会社に預けられるスーツケースの重さに制限がありますので、軽い乾燥食材は狙い目です!私は、インド生活で疲れたときはお味噌汁とおにぎりを食べると元気が出るタイプなので、即席でお味噌汁が作れる材料であるワカメは大量に持ってきています(笑)

・海藻系(ワカメ、ひじき、とろろ昆布、海苔)
・魚系(干しエビ、鰹節、あおさ)→お好み焼きが恋しくなった時の必需品です!
・野菜系(乾燥シイタケ、切り干し大根、高野豆腐)
・ふりかけ、五穀米の素

<余談>
インドで手に入るPearl Barley(https://x.gd/imvtF)を混ぜれば、日本でも馴染みのあるもち麦のようなご飯が炊けますよ!私はもち麦や五穀米で炊いたご飯を、日本から持ってきたご飯のお供たちと味わって食べています。

また、インドでの一般的なお米は日本より細長い形で水分量が少ないのでパサパサした感じがするのですが、インドのAmazonでも買えるGRM Natural Organic Sticky Riceというお米(https://x.gd/vmHn6)は炊くと日本のお米のように粘り気のある触感になると聞いたことがあります。
インドで日本米を買うと、1KGで540円程しますが、このお米なら約半額の300円程で買うことができるので試してみる価値ありですね!

【デイリー系食材】
・納豆
→インドでもアジア系スーパーで手には入りますが、1パックで100円程してしまうので、納豆好きの方は持ってくることをお勧めします!在印日本人界隈で納豆をいかに多くインドに持ってくるかのコツが話題になったこともあるのですが、スーパーで売られている形の発泡スチロールだとかさばってしまうので、納豆の豆をすべて出して、豆だけをジップロックに入れ、それを空港に行く直前まで冷凍し、クーラーバッグに入れて持ってくる方が多いです!準備が少し大変ですが、納豆好きな方は是非やってみてください!

・納豆菌
→インドで大豆は安く手に入るので、納豆菌を買って帰って納豆を手づくりするという強者もいると聞いたことがあります。いつか試してみたいなと思っています。

・常温保存が可能な豆腐(https://x.gd/ShVdc9
→インドにもお豆腐は売っていますが、日本のような豆腐は高いです。こちらのものも日本のスーパーに並んでいる豆腐よりは割高ですし、重量もありますが、時々冷奴が食べたくなった時は重宝しています。

※「食材がすぐ手に入らないが日本食が恋しくて仕方ない」という、いざという時は、インドでも手に入る日本食材はありますので以下サイトをチェックしてみてくださいね!
MAIN DISH.in – Japanese Grocery Online Store in India – MAINDISH.in

Iroha – Iroha india

2.日用品編

次に日用品編です!メイド文化も根付いているインドなので、家事は自分でやらずメイドさんを雇っていると聞くこともありますが、ちょっとしたお掃除や料理の時に役立つものをピックアップしてみました!

【100円均―グッズ】
何と言っても、日本の100円均―グッズが便利です!
インドに住んでいると尚更、日本の100円グッズのコスパが本当にすごいと感じています。日本で100円で買えるクオリティの製品はインドだと500~1000円程してしまうので、日々の生活で使えるアイテムは日本から持ってくることをお勧めします!

細々したものを記載すると数が多くなってしまうので、特に良かったものをリストアップしてみます。

<余談>
2022年にインドに初出店したダイソー、今後200店舗を目指していくとのニュースがありました。100円ではなく、99ルピー(=170円程)の値段となるようですが、インドでもこういった商品がどんどん手に入りやすくなっているのは便利ですね!

※参照:ダイソー、インド200店体制へ 現地生産で輸入規制対応 【イブニングスクープ】 – 日本経済新聞 (nikkei.com)

・便座シート(https://x.gd/TECHx
→インドの冬はエリアによっては実は寒いんです。暖房がほしいくらい冷え込むのですが、家は暑さ対策仕様の構造になっていますし、日本のようにいつでも便座が温かいトイレではないため、私は冬場には日本から持ってきた繰り返し使用ができる便座シートを使って「ヒヤッ」としてしまうちょっとしたストレス対策をしています。

・床掃除アイテム(クイックルワイパー、フローリングシート)
→インドの物件は隙間があいていることがあり埃が溜まりやすく、また日本のような段差のついた玄関スペースはないため、外からの砂も部屋に入りやすくなってしまいます。また、暑さ対策として冷えやすい大理石仕様の床の場合が多く磨きやすいため、さっと掃除ができるアイテムがあれば快適に過ごすことができます!

・コロコロ
→インド人の友人に「なんて良いアイテムなんだ!使わせてほしい!」と、目を輝かせて言われたことがあります(笑)インドでも似たようなものは見つけられるようですが、その友人曰く、日本の方が小回りが利いて使いやすいそうです。プレゼントしたら喜んでくれました。

・歯ブラシ
→インドに売っている歯ブラシは、磨く部分の面積がかなり大きいです。人によりますが、日本に売っているこのような小さめサイズの歯ブラシ(https://x.gd/Xh5rT)に慣れている方は磨きにくいと感じると思いますので、私はコンパクトサイズの歯ブラシをまとめ買いして持ってきています。

【害虫対策】
・ブラックキャップ、ワンプッシュの虫よけ、アースノーマット等
→デング熱などのリスクが日本より高い国のため、特に雨季のシーズンは蚊よけグッズが手放せません。私は毎日ワンプッシュで対策ができる蚊よけ(https://x.gd/gHzCC)を寝る前にプッシュしています。刺されることも滅多にないため、効果を実感しています!

→また最近見かけるようになった、ゴキブリに対するワンプッシュ駆除製品(https://x.gd/fE6vY)も、使用してからはまだ一度も出くわしたことがないので、少しでも快適なインド生活にするために重宝しています(笑)

<余談>
インドのAmazonで購入できるドアの隙間を閉じることのできるクッション材(https://x.gd/CH7WJ)は外からの害虫の侵入を防げるのでお勧めです。

3.娯楽編

【リラックス、体調管理グッズ】
何かとストレスに感じることが多い海外での生活だからこそ、疲れた体を癒す時間も日々のお仕事・生活を頑張る上でとても大切ですね。またインドの環境ならではの体調管理グッズもご紹介します。

・蒸気でホットアイマスク(https://x.gd/bvLCw
→こちらもインド人の友人が気に入っておりまして、これを使ったら仕事で疲れた後もすごくよく眠れたと絶賛していました(笑)!また同じような仕組みで温まるカイロも「日本に行ったらカイロ買ってインドの友達に配りたい!」と言っていました。

・キャンドル
→なくても困らないものだとは思いますが、香りや灯火でリラックスできるキャンドル、(香りはとてもいいのですが)インドではあまりお手頃価格では売っていません。普段よく使っている方は日本で買った方が断然安いです。
香りを楽しむのであれば、インドならお香はどこにでも売っており安く手に入ります。

・大気汚染対策用マスク
→特に北インドでは、12月~2月頃にかけて大気汚染が悪化してしまいます。空気清浄機を使うことも大切ですが、外にいるときはPM2.5など汚染物質の対策となる専用のマスクを使うことも体調管理の上で大切です。
インドにも売っていますが、パッケージごとの枚数が少なく値段も高い印象なので、私はいつも日本でまとめ買いをしてきています。

【冷え・防寒対策グッズ】
前述しましたが、インドの冬は冷え込む一方、家の中を温めることは難しく、また湯舟は基本なく、ギザ(※1)から温かいお湯が出る時間も限られています。そのため、いかに他の方法で体を温めるかが体調管理の上でも大切です。



(※1)ギザ:水を貯めるタンクのようなもの。スイッチを入れて、水を温めてからシャワーなどに使います。

・靴下サプリ まるでこたつソックス(https://x.gd/KgnxA
・湯たんぽ(インドでも購入はできます)
・ヒートテック
→UNIQLOはインドへの進出も増え、都市部で見かけることも多いですが、値段は日本の倍ほどです。そのため、できるだけ日本から持ってきた方がいいかもしれませんね。

4.女性向け編

【筆者(女)の観点での女性向けリスト】
女性ならではの観点で「これ持ってきてよかった!」というものがいくつかありますので、ご紹介させていただきます。

・大容量のフェイスパック
→日本の薬局に行くと50枚ほど入った大容量のフェイスパックが売っているかと思います。インドではトイレットペーパー等も含め紙製品は高いため、フェイスパックも高く、枚数も数枚しか入っていないものがほとんどのため、日本から大容量のものをまとめ買いしてくるのがお勧めです。

・コットン
→インドのコットンは日本のものよりも粗くざらつきが気になるため、私は無印良品のフワフワなコットン(https://x.gd/M2wY9)をまとめ買いしてきています。

・ヘアオイル、クリーム
→インドでメジャー、手ごろな価格で買えるヘアオイルは個人的にかなりベタつく感じがあります。またクリームタイプのヘアケア製品は品揃えがあまりよくないため、お気に入りのものがあれば日本から持ってきた方がいいかと思います。好みもありますが、インドのものは香りも少々独特です。

・メイク落とし
→理由は分かりませんが、メジャー&手ごろな価格という観点ではメイク落としも品揃えがよくなく感じています。日本の製品を持ってくるのも一つですが、インドではアーユルヴェーダの考え方に基づいて、コールドプレスされたオイル(オリーブオイルやセサミオイル等)を使うこともあるそうです。メイク落とし探しに困っていた時、こちらのCold Pressed Olive Oil(https://x.gd/6C7CK)を教えてもらい使ってみましたが、肌馴染みもよく気に入っています。

・生理用ナプキン
→ただでさえ不快な生理期間、できるだけストレスなく過ごしたいものですよね。日本のように肌への負担やムレ対策をしているものは見つかりづらいため、ある程度持ってきていただくのをお勧めします。

・ストッキング
→フォーマルな格好をする際に女性なら必要になるストッキング。インドにもありますが破れやすかったりするので、コスパを考えると日本からある程度持ってきた方が無難です。

5.インド人へのお土産編

一緒に働くインド人メンバーに是非日本のお菓子などプレゼントしてみるのはいかがでしょう?ベジタリアンの方も多いため、成分表示を気にする必要もありますが、弊社内で喜ばれたものを一例に挙げてみます。


・柿の種
→弊社内でも圧倒的に人気!スパイスをよく使う食文化のインド人だからこそ、ピリッとしたものが好きなのでしょうか。


<余談>
亀田製菓社が現地企業と合弁会社を設立し、2020年からインド版柿の種として「KARIKARI」という製品がインドでも売っています。
※参照:インドで売れる柿の種、その名も「カリカリ」 亀田製菓・インド人副社長の世界戦略:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

・ミニ大福
→お餅のモチッとした触感が面白いと言っていました。小豆やきな粉には抵抗がある反応をしていましたが、抹茶やみたらし味は「美味しい」と言っているメンバーが多かったです。ちなみに、インドのスターバックス等のカフェにも、抹茶ラテがメニューにありますよ!

・即席の担々麺
→辛いものが好きな人が多いインド人。インド人の友人は、担々麵の“スープ”を気に入っていました。日本人はあまりスープまで一滴残らず飲み干す人は多くないかと思いますが、「麺よりも、このスープが美味しい!」とピリッとした濃厚な味付けを気に入っていました!

以上、5つの項目に分けて、インド生活だからこその様々な観点で一時帰国でのショッピングリストのお勧めをさせていただきました!

インド現地のものでやりくりして生活していくことも楽しいですが、日本食や日本製品はインド生活を行う上で心の安定剤になるなと感じています。持ってくることのできる量に制限があるからこそ、ぜひ今回のリストが皆さんの参考になりましたら幸いです!