Q. 海外転職のきっかけは?なぜインドネシアに?
私が海外で働こうと思った理由は、海外に住んだ経験から、これからの高度なグローバル社会を生きていくうえで、国際的な感覚や価値観を身につけることが非常に重要だと考えたからです。
日本は島国という地理的な特徴もあり、ヨーロッパや他の地域と比べると、歴史的にも人的な国際交流がそれほど活発ではありませんでした。これまでは日本国内の内需市場が大きく、国内だけでも経済を成長させることができましたが、現在は世界との関わりがますます重要になっています。
これからの時代は、異なる文化や価値観を理解し、相手のバックグラウンドを知ったうえでコミュニケーションを取ることが、個人にとっても日本にとっても重要になると考えています。
一方で、私は日本の文化や歴史が好きで、海外に出たからといって日本を離れたいと思ったわけではありません。
むしろ、日本には海外の文化を取り入れ、日本独自の形に発展させてきた歴史があります。いわゆる「和洋折衷」の考え方は、日本が海外から学び、それを日本なりに嚙み砕き、発展させてきた一つの象徴だと思っています。
その代表例の一つが、明治時代の岩倉使節団です。日本は当時、欧米に使節団を派遣し、海外の政治・経済・文化を学ぶことで、その後の発展につなげました。
私は、今の日本にも同じような姿勢が必要なのではないかと考えています。
「自分のキャリアを活かして、海外から学んだものを日本に還元するとしたら、どこで何ができるだろう」と考えたとき、これまで日本で経験してきた人材業界という分野が、自分にできることだと思いました。
そして、東南アジアの中でも大きな経済成長を続けているインドネシアには、日本とは異なる価値観や市場環境があり、学べることが非常に多いと感じました。
永住、国籍取得はまた文化的、政治背景となり別問題ですが、今後キャリアを考えるうえでは「国境」というものをそれほど意識する必要はないと思っています。重要なのは、どの国にいるかではなく、国際的な環境に身を置き、その環境から何を学び、何を得るかだと考えています。