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ガイドブックには載っていない ジョグジャの隠れた楽しみ方

中部ジャワにあるジョグジャカルタ(Yogyakarta、通称Jogja)は、インドネシアで唯一王政が続く、文化豊かな街です。私自身も学生としてジョグジャに5か月ほど滞在していたことがあります。今回は、ガイドブックには載っていない、地元で暮らしたからこそ感じたジョグジャの魅力を紹介します!


1 若者のクリエイティブな文化を体験する

バリに次ぐインドネシア第二の観光都市として知られるジョグジャですが、実は学生都市としての顔も強く、街全体に「クリエイティブを大切にする雰囲気」が漂っています。滞在中、とにかくどこを歩いてもアートや表現活動へのエネルギーを感じました。

おすすめスポット:JNM Bloc
カルチャー発信地として、アートイベントや音楽イベントが定期的に開催される若者に人気の場所です。広場の真ん中には大きなガジュマルの木があり、これはジョグジャで一番高い木だとか。周囲には飲食店や雑貨屋さんが並び、隣には現代美術館「Jogja National Museum」もあります。

ここで体験できるイベントの例:

JNM Bloc (@jnmbloc) • Instagram photos and videos


2 おしゃれなカフェ文化

ジョグジャのもう一つの魅力は「カフェ文化」。カフェが街中にあふれており、雰囲気が良くてリーズナブル。個人的にはジャカルタよりカフェ文化が成熟していると感じました。


おすすめスポット:The Brewing Room

内装はレコードに囲まれたスタイリッシュな空間。レアなビンテージレコードを見られるだけでなく、お願いすれば実際にかけてもらえます。昼はカフェとして落ち着いた時間を過ごせ、夜はDJイベントが開かれることも。

ジョグジャはアルコールを飲める場所が限られているのですが、ここではおしゃれなカクテルを楽しめます。しかもオーナーは大の日本好き!アニメ由来のカクテルメニューもあるので、日本から来たと伝えると喜んで話してくれるはずです。

The Brewing Room (@thebrewingroom) • Instagram …


3 激安・激うまローカル飯

ジョグジャの料理は「甘い」とよく言われます。これはサトウキビ農園が多かった植民地時代の名残だとも言われますが、諸説あります。ただ確かに名物の Gudeg はココナッツとジャックフルーツを甘く煮込んだ料理で、日本人の口には合わないこともあります。

でも安心してください!甘くない絶品ローカル飯も山ほどあります。

おすすめスポット:Sate Klathak Pak Pong

羊の串焼き(Sate Kambing)の有名店で、ジョグジャの郊外にあります。鉄の串に刺して豪快に焼き上げる肉はジューシーで、シンプルな味付けなのに忘れられないおいしさ。友人曰く「インドネシアでは、ちょっと汚い店のほうがおいしい」そうで(笑)、まさにその通りの名店でした。

ちなみにGoogleマップのレビューはジョグジャではほとんどが★4.8くらいで参考にならないので、口コミより「ローカルのおすすめ」を頼るのが正解です!

https://maps.app.goo.gl/nCXTq3zXGRvdsnkTA


まとめ

ジョグジャは観光都市でありながら、学生や若者によって日々新しい文化が生まれる街。おしゃれなカフェに集う若者、イベントにあふれるアートスポット、そして庶民的でおいしいご飯。そしてなによりも人が温かいどれもジョグジャならではの魅力です。

ガイドブックだけでは知ることができない「リアルなJogja」の雰囲気を、ぜひ自分の足で確かめてみてください!